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大工とDIYerは、全然違う別人種なのだよなぁ、と思う話。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第785号●2023年9月23日(土)
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%name_sei%さん、こんにちは。
先日から、ノート運用に関して、最近感じている、ちょっとした困りごとを連続してご紹介しました。
で、そういう記事を書いていて、ふと、「DIY=日曜大工をする人」の事で、感じていることと、似てるよなぁと思ったので、ちょっとその話を書いてみようと思います。
3年前に、田舎の山の上に引越しまして、夏は涼しいけれど冬はとんでもなく寒い土地で暮らしてるんですね。
で、そうなると、自衛のために、寒さ対策で内窓を付けたり、床に断熱材を入れたり、とにかくDIYをするしかなくなってくるんですね。
いや、もちろんある程度お金に余裕があればリフォーム屋さんにお願いするんですけど、リフォームをプロに頼むととんでもなくお金がかかってしまったりしますからね。
で、そんなこんなで、Youtubeの、いろいろなDIYをやっている方の動画とかを良く見るんです。すごく参考になるので。
で、本当にいろいろなDIYerの活動と、プロの大工さんのやってることとを見比べていくと、かなり大きな発想の違いがあるよなぁと深く深く、感じるんですね。
端的な話、プロの方たちは、「専門家集団」なんですね。特に家を作る、というような非常に一般的なニーズに対する「プロの技術」の提供の仕方は、本当に「分業」が大前提なわけです。
たとえば、部屋ひとつ作るにしても、窓はサッシ屋さんがいたり、建具(たてぐ)屋さんがいてるわけです。
建具屋さんなんて、大工とは全然別の職業ですもんね。そもそも使っている道具が違うし、大工が建具屋さんに発注するというのが普通ですからね。
建具屋さんが持っている加工道具なんて、本当に引き戸や間仕切りを作るためだけの、正確かつデカい機械があるわけです。溝を掘ったり、穴を開けたりする専用機械です。そんなものは大工さんは持っていないですしね。
その他にも水回りはまた別のプロが必要だし、当然電気工事は免許の必要な世界です。
でもDIYerというのは、なんでも自分でやるわけですよ。一から十まで。
当然、知識不足ということが、大前提としてあるわけです。建具の穴掘り機のことなんか知る由もないわけです。
ただ、生活する上において、「ここにこういう扉が必要だ」とか、そういうニーズの把握だけは超しっかりしている「自分で作る人」なわけです。
だから、そういうDIYerの方の動画を見ていると、本当に素人がありとあらゆるジャンルに無謀にも手を出して、すべてが全部「素人判断」で進んでいくわけです。
で、それはプロから見ると「ありえねぇー」というような奇想天外な発想であったり、手法であったりもするんですが、実現したいと思う理由とか、なぜそうするのかの理由とかを考えていくと、ものすごく目的合理性があったりするわけです。
たとえば、僕がブログでも紹介した「中空ポリカ」を使った簡易的な内窓なんて、決して大工さんにはできない(儲からないからやらない、という意味が一番大きいと思います)解決策なんですね。でも、効果自体は抜群に良いわけで、こういうのはDIYでないと成立しない手法なわけです。
記事を載せときますね。これです。
●電気代・光熱費削減には「内窓・二重窓」が超効果的! なのに取り付けは超カンタン! 中空ポリカで、まずはトイレの窓から「内窓」をつけてみよう!(作り方を詳しく解説)
https://kidscomp.exblog.jp/29950088/
で、僕がメインのノートでやっている「バインダーノート+ツイストノートメモサイズ(TNメモ)」という組み合わせ活用とか、無地のTNメモを作るとかは、これもう、ほとんどDIYerと同じなわけです。
自分の中で「ここをこうしたらもっと便利じゃん!」というのがあって、「どうにかできないもんですかねぇ」と考えて、いろいろ工夫を重ねているわけです。
でも、普通、無地の「ツイストノートメモサイズ」が売ってないなら、そこで「選択肢なし」で動くのが一般的な「文具好き」だろうと思うんですよ。
「もう、ここから先は、メーカーにまかせよう。」
というのがハッキリしていると思うんです。
でも、どっちかというと僕は「文具のDIYer」なのかも知れません。
目的意識と目的合理性ははっきりしてるんですけど、「買い物」だけで済ませるんじゃなくて、ちょっと工夫して工作して、なんとか環境をむりくり整える、ということをやってるんだと思うのですよね。
だから、この数日書いたような想定外の困りごと、というのも、まぁ当然と言えば当然なわけです。
「困った」と書いてはいますが、実はさほど困ってはいないのかもしれない。
ただ、どうやれば解決できるのか? そればかりを考えているんだよなぁと思いました。
ということで、今日のメルマガはここまで。
また明日は、別の話でお会いしましょう。
--------------[KID'S SIGNAL No.785 -了-]---------------
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