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「血液型と性格」は、どう考えたって絶対関係あるに決まっていると中学・高校レベルの知識で推測しています。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第800号●2023年10月8日(日)
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%name_sei%さん、こんにちは。
ということで、昨日は、「血液型と性格の間に関係性を示す科学的な根拠はない」という考え方はとてもおかしい、血液型と性格、双方の基本特性を考えれば必ず関係があるに違いない、という話の前段階、それぞれの特性整理を行いました。
つまり、
●性格には「先天的なもの」と「後天的なもの」がある
●血液型は遺伝要素で、親の血液型によって、子供の血液型は確定される
という二つの特性に関する話をしたわけです。
で、ここはよーく耳の穴をかっぽじいて聞いておいて欲しいのですが、血液型に関しては、
●O型とAB型の間に実子関係は存在しない
という「事実」があるわけです。
これ、科学とかなんとかとかの小難しい話ではありません。遺伝の仕組みから存在しえない、ありえない組み合わせがある、というだけのこと。単なる「事実」レベルなんですね。
つまり、
●O型の親はAB型の実子を持つことはない
し、
●AB型の親はO型の実子を持つことはない
のです。
この事実が表していることはいったい何でしょうか? ひとつだけはっきりしているのは、血液型と親子関係の間には具体的事実として外すことができないくらいの深い「関係性」がある、ということです。
単純に言ってしまえば、人類の親子関係の中には
●O型系親子関係
●AB型系親子関係
の二種類があって、この二種類が交わることはものすごく少ない、ということなんです。
仮にO型とAB型の人間が結婚したとしても、生まれてくる子供はA型かB型だけでO型もAB型も生まれません。
だからO型とAB型のご夫婦には自分と同じ血液型を持つ子供は持つこと自体ができないのです。
Oの系統も、ABの系統も、そこで途切れます。
O型同士が結婚すれば子供はO型ばかりですから、O型文化が成立しやすくなるでしょう。
先日紹介した、竹内久美子さんの病気のなりやすさの話をからめれば、この「傾向」はより一層強化されます。
梅毒に強いO型人間は家族・親戚が集まって、無意識のうちに性病を怖がらない文化圏をつくるでしょう。
AB型同士が結婚すると、A型B型AB型が生まれる可能性が高く、子供の比率はA:25%、B:25%、AB:50%になるはずです。
となれば、梅毒に弱いこの家族・親戚の一族は無意識のうちに性的つながりにタブー感を持つ集合になっても当然ではないでしょうか。
つまり、血液型の特性を良く見れば、人類には「O型系一族」とか「A型系一族」とか「B型系一族」、「AB型系一族」というような、連綿とした血の系譜が成立しやすい、ということなんです。
これは差別とか偏見とかではなくて、具体的事実として、親の血液型が決定すれば、自動的に子供や孫の血液型も決定する、ということを示すわけです。
たとえば、うちの夫婦はAB型同士なのですが、うちの娘はA型で、このA型は二本の腕ともA因子を持っている「AA型」であることは自明の理なわけです。
そうなると、うちの娘はどんな血液型の男性と結婚しようとも生涯O型の子供を持つことはありません。つまり僕の子孫にO型が登場することは、少なくとも孫の代までは無理、ということになりますし、それはもう今、決定していることなのです。
こういう事実があると、「血液型で先天的に性格が決定されても性格は後天的に身につけるものだから関係ない」と考えることにも無理があると思いませんか?
たとえば、O型は梅毒には強いのですが、コレラなどの内臓系の感染症には弱いんですね。なので、あまりいろいろなモノを食べるよりは、昔から良く見知っているメニューばかりを好むようになる可能性があります。で、こういう料理は、必然的に「おふくろの味」として文化継承されたりするんじゃないでしょうか?
先天的にどうであろうと、血液型的に苦手な食べ物が家庭の味として継承される、ということはありえます。つまり後天的な学習です。
また、O型の子供や兄弟にはO型の人間が多い傾向になりがちですから、おじさんなどの少し離れた血縁者にも同系列の近親者が多いということになります。
ということは、たとえばO型はコレラに弱いわけですが、それが「生まれながらの生得的体質」として悪食を避ける、ということではなく、「おじさんはコレラであっさりとなくなっちゃったんだよなぁ。気を付けよう」というような後天的学習として身につける可能性も高くなるわけです。
つまり、血液型と性格の関連は、
●先天的特質であるか後天的特質であるかに関係なく存在する可能性は高い
ということなんです。
というか、むしろ、先天的特質の要素より、遺伝学的な家族の血液型の近さによる、文化の継承があって、性格が決まってくる部分の方が大きいかもしれません。
ここまで考えると、「血液型と性格の間に関連性があるという科学的根拠はない」という文言がいかにバカバカしい、現実の状況を無視した意見であるかが見て取れると思います。
特に、性格の形成において「親子関係」が重要であることは、心理学なら発達心理学のように、直接な学問が存在するくらいはっきりしていることです。
また、うちの娘にO型の子供ができないというのはとても長期にわたる基本的要件です。
これらの要件と性格との間に、関係がないと断定することの方が、かなりあやうい発想だとは思わないでしょうか?
僕が指摘したように、
●性格には「先天的なもの」と「後天的なもの」がある
●血液型は遺伝要素で、親の血液型によって、子供の血液型は確定される
というのは、科学以前の単なる事実です。
この単なる事実から類推するだけでも、血液型と性格の間には、かなりの深い関連性があってしかるべきなのに、なぜか、ネット記事などでは、
「血液型と性格の間に関係性を示す科学的な根拠はない」
というエクスキューズが花盛りなんです。
これおかしいと思いませんか? かなりおかしいと思います。
じゃあなんで、こんなエクスキューズが生まれてきたのでしょうか?
それには実はビックリするような歴史的経緯があるんですね。
次回は、そういう話をしていければな、と思います。(そこまでたどりつかない可能性もあります。無理かな?ま、書いてみましょう)
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.800 -了-]---------------
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