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「血液型と性格」は科学的に関係しない、と言われる理由はなんでしょう?
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第801号●2023年10月9日(月)
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%name_sei%さん、こんにちは。
さて、昨日は、僕の「血液型と性格の関係性はあるに決まってるやろがボケ!」論の話をしました。
で、今日は「血液型と性格の間に関係性を示す科学的な根拠はない」という論説がどうしてこうも世間を席捲しているのか? その理由と、その歴史的経緯について書こうと思ったのですが、どうも、昨日のメルマガでは、言い足りてなかったところが多々あるように感じたので、ちょっと補足しておきます。(なので歴史的経緯の話は、またそのうち、です。)
そもそも「血液と性格は関係ない」としたい人というのは、単に「血液という生まれ持ったもので、性格のような後天的にいくらでも変更可能なものを決めつけられたらたまったものではない」という感情論だけで「関係あるわけないやろ」論を押し付けてきているからです。
これ、全然科学的ではなく、あるのはただ「恐怖心」と「そんなの嫌だ!」という現実拒否の態度だけなわけです。
冷徹に自分たちの「生」の仕組みを直視する、という態度がまったくないのですよね。
ましてや、「関係があるかないか、しっかり検証してみよう」という前向きな態度もない。
ただ、「血液型と性格には関係なんかないんやー!そやから言うたらアカンのやー」という現実否定しかないわけです。おかしいでしょ? これ。
それが端的に現れているのが「関係はあるという科学的根拠はない」という言い方です。
「関係があるという証拠がない」という持って回った言い方ですよね。
しかも、証拠の部分に「科学的な」という縛りまで設けている。
たとえば泥棒だったら、現行犯逮捕だったら証拠なんかいらんですよね? しかも別に科学的である必要もないですよね? 泥棒における「科学的証拠」って言ったら指紋とかですけど、現行犯逮捕に指紋は関係ないですから。
で、実は血液型の性格との関係性って、この現行犯逮捕レベルなんですよ。本当は。マジで。
で、実は、あまりに現行犯逮捕すぎたから、「これで性格を決めつけられたらいやだ。」「これは差別だ」ってなって、大もめにもめた結果、「血液型と性格の間に関係性を示す科学的な根拠はない」という文言が生まれたんですね。
実はこれが歴史的経緯なんです。(これはまた詳しく書きます。今回はちょっと無理)
この「血液型と性格に関係はない」論を言う人の「感情論」を頭に入れた上で冷静に考えていただきたいのですが、
●O型とAB型の間に実子関係はない
という「事実」は、とどのつまり「各血液型一族」が存在している、という事を端的に理解させる分かりやすい証拠だと思うわけです。別のグループがはっきりと存在してるよ! ということですね。これ、血液型と性格の関係性を示す「現行犯逮捕」的事例のひとつだと思ってます。
●O型とAB型の間に実子関係はない
というのは、人類が誕生してから、もうずーーーーっとそうだった、大きな大きな文化的溝なわけですよ。そもそも。
何百年、何千年、はっきりと「血液型的別集団が存在し続けた」ということなのだから、別文化であたりまえ、ということなんですよ。そこを同じ人間だから同じだ、決めつけたらダメだ、とする方がどうかしている。
「血液型と性格の関連性」というのは、別に偏見とか差別とかそういう事ではなくて、「一族」があるんだから「文化」も違うし、その結果の「行動」としての「性格」も変わってくるから、そりゃ、どうしても関係しちゃうよねぇ、という話なわけです。
おおざっぱに言えば、A型一族の集まり、O型一族の集まり、B型一族の集まり、AB型一族の血族集団が生まれやすい、ということなんですから。
で遺伝学的に、一族にO型とAB型が交互に生まれてくるような状況なんて、この世に存在しないわけです。ありえない。「みんなが混ざって、みんな平等!」みたいな事は、絶対に起きません。絶対に別集団になるわけです。
絶対です。
子は親の血液型を引き継ぐしかないわけですから。
しかし、「血液型と性格の間に関係性を認める科学的根拠はない」を強く主張してる人の言ってることを聞いてると、まるで「O型にだってAB型の息子が生まれることはあるやろ!」とムチャを言ってるようにしか聞こえないわけです。
だから、ないって、そんなこと。
現実問題として、各血液型のそれぞれの一族には、主軸を成す血液型があって、そこを中心に「文化」が形成されるわけです。現実問題そうなんです。そうにしかならないし、事実としてそうなってます。あたりまえでしょ? こんなこと。
人間一人の生涯年数は80年とかなのですから、この一族の文化の共有度合だって、それはそれは長く高く深いに決まってるわけです。
しかも家族、親族集団って言うのは職業集団とかよりも、もっともっとベーシックな生きるための基礎ルールを日常的に組み込んでるわけです。そらそれぞれ全然違うルールがあってあたりまえですやん。違います? でもって、親子関係という関係こそ、「性格」を作る基礎ですがな。このあたりまえの事実を無視して、「性格」のいったい何を語るのか? という話です。
そしてそれぞれ個々の「文化」の違いは、O型とAB型が交わりにくい事が示すように、それぞれの血液型一族の文化的距離も相当に遠く、おそらく「基本文化」自体がかなり異なることが想定できるわけです。もともと「血のつながり」が生まれにくいのだから、つまりは「別の国の人」というのと同レベルなわけです。
国が違えば文化が違うのだから、国ごとに国文化があるのはあたりまえ。それと同じで、はっきりと血族の主たるメンバーの血液型が異なれば、各一族で文化が違うのもあたりまえということです。これを「科学的根拠がない」と否定する方がどうかしてると僕は思う。
「いやいや、遺伝学という学問ではっきりと『関係』の可能性は示唆できますよ。否定する方が無理ありますよ」
という話なんです。
この文化の違いを見た時に、人は「性格の違い」と認識するかもしれませんが、それはまさに「一族文化が存在しているのだ」という大きな見方・視点が欠如しているだけのことであって、単に視野が狭いだけなのです。
だから、「血液型と性格の間に関係性を示す科学的な根拠はない」という論説を聞くたびに、「バカなんじゃね?」と思ってしまう。「何をこわがっとるねん。『性格を決めつけられそうで怖い』って、子供か。ビビってるヒマがあったら、高校レベルの遺伝学を復習して、もっと現実をちゃんと直視しろや」って思う。マジで。
結局、血液型と性格の関係性を否定する人というのは、この『性格を決めつけられそうで怖い』という事だけなんですね。で、すぐに「差別を助長する」とか言ってしまう。ちょっと問題やなぁって思います。
ということで、今日書く予定で結局書かなかった「歴史的経緯」の話は、次々回あたりにしましょう。
次回はもうちょっと「現行犯逮捕」の話をしたいと思います。
--------------[KID'S SIGNAL No.801 -了-]---------------
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