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「血液型と性格」の「先天的特性」についても、少し考えてみましょう。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第802号●2023年10月10日(火)
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%name_sei%さん、こんにちは。
前回、前々回で、「血液型と性格の間に関連性はあるに違いない」という話をしました。
先にそのまとめを書いておきます。
一般的には「性格は後天的な要素が重要だから血液型という先天的な要素とは関係ない」と考えている人が多いと思うのですが、遺伝的な要素を見れば、
●親子・親戚と血液型は直接の関連があるので、後天的影響も大きいはず
と僕は指摘しました。
特に「親子関係」は、心理的な面で見ても、人格形成に非常に強く、影響力が及ぶ項目ですから、この面から見ても「血液型と性格」に直接的な関係性が「ない」と否定する方が非常識なのではないかと、僕は、思うわけです。
特に、
●O型とAB型の間に実子関係は存在しない
という強烈な「分断ライン」が存在するわけですから、この物理的な隔壁効果によって、まったく異なる文化圏・思想性・哲学などが形成されていても、まったく不思議はない、という事を指摘しました。
で、昨日までは血液型と性格との関係における「後天的影響」に語っていたわけです。繰り返しになりますが、この親子関係による「血液型と性格の関連性」を指摘している人は、僕以外では見たことがないんです。でも、絶対、必ずと言って良いほど関係があるに違いないと僕は確信しているわけです。
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で、今日は、「後天的影響」ではなくて、もっと直接的な、「先天的影響」について、考察してみたいと思います。
まず、O型は、コレラ菌 O1株に極めて弱いということが分かっています。
バングラデシュのガンジス河口に近い場所にマラトブ病院というとても大きな病院があり、1979年~82年にかけてコレラと血液型との関連性を調査したんですね。この地は何百年、何千年もの間、コララが「風土病」として定着していたのです。その後交通の発展によって、この感染症が世界に広がり何度もパンデミックを引き起こし、日本にも伝来して、虎狼痢(コロリ)と呼ばれるほどに知られることになりました。つまり、この地がコレラの発生の地だったわけです。
このマラトブ病院での調査では、下痢症状で入院した人の血液型の比率、コレラにかかった人の比率、コレラにかかった人の家庭での感染の状態などで、血液型との関係性を見たわけです。
すると、下痢症状で入院した人の中にはO型以外の血液型はそれなりに多かったのに、コレラにかかった人の比率ではO型がかなり多かったのです。
(下痢症状を伴う病気で、血液型との関係性を示す病気はコレラ菌O1株に限られるようです。)
また、家庭での感染状況と血液型との関係性は見られなかったので、
●感染力と血液型に関係性は見られないが、感染後の「抵抗力」に大きな差があった。
ということで、O型が特別にコレラ菌に弱い、ということが分かっているのです。
そして実際、このガンジス川河口流域では、血液型の分布状態を見ると、O型の存在率がとても低いわけです。おそらくは、コレラという風土病によって、多くのO型の方が亡くなられたのでしょう。
この調査では、特に、AB型がコレラには強い、ということが統計学的に有意な結果としても発見されています。
つまりコレラには「O型が弱く、AB型が強い」ということです。
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血液型の先天的特性の二番目は、「梅毒」です。
梅毒に関してはコロンブスの新大陸(アメリカ)発見(1492年)が大きく影響していて、カリブ海のイスパニオラ島からヨーロッパに持ち込まれた、と言われているのですが、この島特有の病気だったのか、アメリカ大陸全域に広がっていた病気だったのか? などの調査も行われていて、どうやら、アメリカ全域に広がっていた病気であったらしいと分かっています。
実は、アメリカ大陸ではO型の比率が高く、特にアメリカ原住民(インディオ)は100%O型だったと言われています。梅毒の特効薬であるペニシリンは発見が1914年であり、それまではサルバルサンという治療薬が使われていたそうです。サルバルサンでの治療でめざましい効果があったのはO型だったというデータも残っており、ペニシリンが登場するまでは、アメリカではO型以外の血液型の方は梅毒での死亡はとにかく多かったはずなのです。
しかし、O型はとにかく梅毒に強く、昭和初期の日本でも血液型と梅毒の関係が九州大学の王丸勇氏によって行われています。当時の結果を統計学的に計算しても明らかにO型が梅毒に強かったようですし、のちに金沢医科大学の長沢政隆氏や、慶応大学の藤井綏彦(やすひこ)氏も同様の調査をし、ほぼ同様の結果を得ています。
梅毒に関しては他の血液型を圧倒してO型が強いのです。
これらの事柄をまとめると、
●O型は性の病気に強く、食の病気に弱い
ということになります。
また、このO型とはまったく逆に、
●AB型は性の病気に弱く、食の病気に強い
ということも言えそうです。
つまり「性」と「食」という人間の二大欲求に対する耐性が、O型とAB型とでは、まるで正反対の特性を示しているんですね。
ここまで違うと、「後天的特性」がなくても、「先天的」に、食や性に対して直観的に危険を感じたり、違和感を感じず親近感を感じたり、という生体反応が出ても全然おかしくないように、僕は感じます。
つまり、血液型と性格というものは、
●後天的にも先天的にも直接関係する可能性は極めて高い
と考えて良いと思うんですね。
どうでしょう? ここまでくると、「血液型と性格の間に関係性を示す科学的な根拠はない」というお決まりの文句が、とても取ってつけたようなむなしい「言い訳」に聞こえてきませんか?
少なくとも僕には「血液型と性格の間に関係性を示す科学的な根拠はない」とする考え方自体にかなり無理があるように感じ取られてしまうのです。
ということで、今日はここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.802 -了-]---------------
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