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「血液型と性格」を否定する「定番の文言」は、現代日本のテレビ騒動で生まれたわけではないのです。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第812号●2023年10月20日(金)
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%name_sei%さん、こんにちは。
今日はメルマガを始める前に、ちょっと面白い情報があったのでお知らせしたいと思います。
前々から色々とご紹介しているバインダーノートの活用法ですが、例の「ルーズリーフノートミニ」を出されているマルマンさんがプレゼント企画をされています。
期間が昨日の10/19(木)から10/25(水)のたった1週間なので、応募されたい方はいますぐ応募しないとダメなのですが、
・来年の手帳はこれできまり!『ルーズリーフ手帳セット プレゼントキャンペーン』
https://www.e-maruman.co.jp/news/detail/20231013103811.html
と言う内容で、A5のバインダーで各種リーフをセットにしてもらえるようです。
僕はA5は使ってないので応募するつもりはないのですが、A5バインダーでノート・手帳を使い始めるのは、いろいろと使い勝手は良いと思います。
これからバインダーノートでノート活用をされたい方には手頃な企画だと思います。
応募もSNSをフォローすると言う程度のようですので
僕は別にマルマンの回し者でも何でもないので、ルーズリーフで手帳システムを組みたいなと思われている方は、お気軽に参加してみてはいかがでしょうか?
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さて、昨日の続きです。
「血液型と性格」の関係性を否定する
●「血液型と性格の間に関係性を示す科学的な根拠はない」
という「定番の決まり文句」は、パッと聞くと「科学的にすでに決着がついている」かのように聞こえます。
しかしこれは、先にも書いたように心理学がまだ「性格とは何か」を定義づけすらできていないから、根拠が示せないのだ、という事が一番重要な理由です。
で、この「心理学における定番の決まり文句」が、保育園児の血液型実験によって、賛否の大渦にまきこまれてしまったテレビ局の「もめごとは避けたい」「BPO案件にはなりたくない」という、「単なる事なかれ主義」の隠蔽に、実にピッタリな文言だったわけです。
では、この、
●「血液型と性格の間に関係性を示す科学的な根拠はない」
という言い方は、賛否両論の大渦に巻き込まれたテレビ局からの要望を受けて、心理学会が「テレビ局にとって都合の良い見解」を表明してくれたものだったのでしょうか?
いくらなんでも、そんなことはありえませんね。
ここで、また側面的な証言として、先に「血液型と病気の間には関係性が見て取れるのだから性格との間に関係性があってもおかしくないのではないか」と言う意見を出された竹内久美子さんの著作から少し引用してみたいと思います。
(引用開始)------------------------------
(引用者補足:血液型と性格に関係がないと強く否定するような)
エキセントリックな見解を示しているのは、日本の大多数の心理学者である。彼らによれば、血液型と性格とは一切関係がない。血液型と病気の間には多少相関はあるかもしれないが、血液型と性格との間には断じて相関がない、ということである。ある心理学者などは、血液型と性格との相関を認めている心理学者は学界にはタダの一人も存在しない、といいきっているほどである。
(中略)
その批判の仕方があまりに感情的で大人げないのが気にかかるのである。彼らにとって血液型と性格について論ずることは、タブーのようなものではあるまいか、もし血液型と性格との間に何か関係があると思っているような素振りを見せたなら、即刻学会から永久追放されかねないのではないのかと(中略)私にはかんじられるのである。
医学の分野であれほどまでに病気と血液型の相関が議論されているというのに、この意固地さはどうしたわけだろう。何か十代な事情でも隠されているのだろうか?
(引用終了)------------------------------
どうでしょう?
●「血液型と性格の間に関係性を示す科学的な根拠はない」
という「定番の文言」の成立は、TV業界の都合というより、「心理学界の必要」「業界の習慣」「アンタッチャブルな業界タブー」の匂いがしませんか?
そしてそれは、「BPO問題まで登りつめたマスコミ業界の事情」と何やら匂いが似ているとは感じないでしょうか?
実はこれ、歴史的経緯をていねいに見ていくと、この平成のテレビ局で巻き起こった騒動なみに、大変な騒動が、すでに「心理学界」の分野で巻き起こっていたんですね。
ということで、このあたりの話を次回に回します。
ではでは、また明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.812 -了-]---------------
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