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決められた場所でしか、歩数の分からない歩数計って使いますか?

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      [KID'S SIGNAL]  キッズシグナル●第89号●
                         2016年7月27日(水) 
                            (旧暦:水無月24日)
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昨日に引き続いて、今日もメルマガを書かせてもらいます。
ちょっと最近サボり気味だったので、取り戻そうとか思ってます。

%name_sei%さんにはちょっと迷惑だったでしょうか?

さて、今日はタイトルにも書いた「歩数計」の話です。
歩数計の話なのですが、テーマは「健康」ではなく、「ブランド」という、かなりひねくれた内容ですので、少々遠回りをお付き合いくださいませ。

私、名実ともにデスクワーカーでして、運動不足を痛感しておりますので、できるだけ歩くようにしてはいてるのですが、そのために役立つのは「歩数計」です。
たくさん歩く日は1万8000歩とかも普通に歩くのですが、歩かない日は本当に歩かなくて2000歩前後ということもあります。

数字というのは、モチベーションアップにはなかなか良いもので、時折「何歩歩いたっけ?」と思って数字を確かめると、「あと500歩で1万歩だ」とか分かってやる気が出たりします。

でも、この歩数が分からなくて、たとえば家の近くの公園まで歩いて初めて、やっとそこで何歩歩いたか分かるような、中途半端な歩数計があったとして、あなたは使いたいですか? 僕はちょっと嫌ですねぇ。

歩くにしても、好きなところに行きたいじゃないですか。
近くの公園に出かけるより、近所の裏道を抜けたあたりで、珍しい花を見つけたところで数字を確認してみたりしたい。
最初から「歩いた結果を確認できる場所が限定されている歩数計」なんてものがあったら、僕はあんまり楽しいとは思わないのですよ。

ところが!

こういう「行き場所限定歩数計」が、いま、世界中で大ヒットしているのであります。

わかりましたでしょうか?

そうですね。「ポケモンGO」なのです。
え?「あれはゲームであって歩数計じゃないだろう」って? 思いましたか?

いやいや、実は。あのゲーム、カメラの画像にポケモンが映りこむ、AR(格調現実)が話題になってますから、「ポケモン探しレーダー」のように思われてますが、実はゲーム構造としては「歩数」こそがモンスター出現の鍵になってるんですね。

だから、実はカメラであたりを見回す、ということに意味はほとんどないわけです。それよりも着実に歩く。テクテクテクテク。そうすると、歩数をカウントして、モンスターが現れる、というわけです。それもある程度歩いて、特定の場所に来れば、だいたい画面にポケモンが表示されるようにできているそうですから、別にどっちの方角にカメラを向けていても、基本、

まったく関係ない

のだそうです。

だからあれは、正しく「歩数計ゲーム」なのですよ。

で。

実はここで言いたいのは、「じゃぁなんで歩くの?」という話。
実は私、「ポケモンGO」はダウンロードしたものの、もともとポケモンで育った世代でもないので、ヒトカゲだとかニャースだとか、ポケモンキャラクターの名前を言われても興味がまったく湧かないわけなのです。

なので、家の近くの公園に、なにやらポケスポットなどの、ポケモン出現ポイントが示されていても、「そこまで歩いてゲットしよう!」というモチベーションが、まったく湧かないのであります。

たかだか数百メートル先の公園であっても、そこに「見知ったポケモンがいる!」と思うからこそワクワクするし、出かけようと思うし、ゲットできるならすぐに歩き出そう! と思うわけですね。

だから、あの「ポケモンGO」というゲームはポケモンというゲーム自体がすでに世界に定着していたからこそ人気になったのだ、という背景があるわけです。
そんなもの、一朝一夕に、ポッと出のゲームが、たかだか数週間でここまでの人気になるはずがないのです。

(加えて言うと、ポケストップなどの位置情報はイングレスというGoogleが作った「地球全体でやる陣地取りゲーム」の位置情報をそのまま流用しているらしいです。つまり、イングレス+ポケモンという下地が二層に積み重なっている、ということです)

つまりこれが「ブランド効果」だ、という事なんです。

僕はポケモンには興味も親近感もないので、実はポケモンGOはダウンロードして遊び始めて5分で飽きてしまいました。だってポケモンに興味がなければ、ポケモンGOは、「行先が限定された歩数計」でしかないわけです。キャラクターが全然出てこない、普通の歩数計の方が、僕にははるかに有用なわけです。
つまり「ブランド効果」のまったく効いてない人間、ということなんですね。

逆に言えば、ポケモンのキャラクターのように、親しみやすい、良く見知った「ブランド」に対しては、ここまで強力な「集客効果」がある、という事です。

だから、どんな商売でもそうですが、まずは自分たちの製品やサービスを、お客さまから親しみを感じてもらえる「ブランド」に作り上げていかなければ損だ、という事なんです。

ちゃんとキャラクターが定まった、そういうブランドになる「サービス」「商品」を提供し、アピールすることが、どれほど重要なのか、とてもよく分かる事例なのだと僕はポケモンGOフィーバーを見て感じました。

という事で、私が提供している「ドラマティックパンフ制作サービス」は、さまざまな製品・サービスの、「独自の魅力」を強調し、印象深く表現することを一番の売りにしています。
どんな商品・サービスにも、その商品ならではの特長が必ずあります。
その商品だけの良さを印象深くアピールすることで、あなたの製品・サービスは「ブランド」として育っていくのです。

●ドラマティックパンフレット制作サービスのお知らせ
http://www.saturn.dti.ne.jp/~kids/company/dramatic/dramatic.htm

さあ、あなたも、あなたの商品、サービスを「キャラクター」「ブランド」として育てていきましょう。
多分ポケモンを育てるよりも、あなた自身のメリットは、うんと大きくなるはずです。

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ではでは、今回はこんなところで。また次回!

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