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昨日の続き、「ブラインドタッチは本当に今後も生き残る技術なのか?」の考察、音声入力編です。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1113号●2024年9月3日(火)
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読者さん、こんにちは。
今日は、昨日の続きで「ブラインドタッチは本当に今後も生き残る技術なのか?」を真剣に考えてみるという考察回です。
で、昨日のはAI活用編だったわけですが、これは僕の判定では、「学習動画」などではかなりの効果を発揮するだろうけど、「面白い内容」に関しては期待できない、という話でした。
ちなみに、僕のいてる広告業界では、AIは役立ちまくりだと思います。テンプレート文章が効果が高いのは証明済みなので。
ただ、これもどうしても最終仕上げで、けっこう手を入れないと形が整わない可能性は高いんですね。「てにをは」を入れ替えたり、文章の前後を入れ替えたり。
で、そういうことは多分ワープロなどのソフト上でやることになるんでしょうけど、その手直しは「キーボード」でやるしかなくて、で、その手直しを効率的にやるなら、やっぱりブラインドタッチになるよなぁ、と思います。
この「おおむねAIにやらせて仕上げを人間がやる」というパターンは今後の主流になる可能性はかなり高いのですが、この「手直し」はどうしてもブラインドタッチにならざるを得ず、その意味では逆にブラインドタッチのニーズが高まる可能性が高いなぁと思っています。
というのは、この「ちょっとだけ文字修正」という奴が、一番「ブラインドタッチができたらいいなぁ」という欲求を高める要素だからです。
というのも、ブラインドタッチを真剣に学ぶ人の中に、意外とデザイナーさんWEBデザイナーさんが多いということがあるからなんです。
多分イラストとか配色とか要素のレイアウトとかは何の苦もなくサササっとされるんでしょうけど、「文字修正」とか「文字入力」という部分だけは、無茶苦茶時間がかかって困る、という方が多いんだろうなと想像されるわけです。
なので、その七面倒くさい文字入力部分だけを、ブラインドタッチでササっと済ませたい、ということのようなんです。
まぁ、このニーズは、まだちゃんと確かめたわけではないんですが、どうやらそういうことのようです。
ということで、昨日例に挙げた、「ブラインドタッチ」の対抗手段としての二つの技術、
●音声入力
●AIによる文章生成
のうち、「AI」の話はここまでです。
で、音声入力なんですが、これが実は良く分からないんですね。
音声入力は、確かに文字入力スピードは圧倒的に早いんです。
だったら、みんなが音声入力になって、ブラインドタッチというか、「キーボードで文章を書く」ということが消滅していないとおかしいんです。
でも、どうも、そうなっている気配がないんです。
やはりみんな音声入力ではなくて、キーボードを見ながらでもキーを打ちながら文章を作っているように思います。仕事上のメールなんて、そういうものですよね。みんなメールのやりとりはやってますけど、どうにも音声入力でメールを書いている人を見たことがない。
みんなポツポツとキーボードの見ながら打ちをしてでも、キーボードでメールを書いているようです。
で、この理由が良くわからないのです。
なので実は、ためしにここから、音声入力で文章を書いてみたんですが、かなりの量をしゃべった後に、その内容を、あらためて「要約」しながらまとめないと、このメルマガの形式に整わない、ということが分かりました。
どうも、しゃべる、という行為自体が、もともと人間に備わっている表現方法ですから、体から湧いて出る言葉の展開に身を任せないとうまくしゃべれない感じなんですね。いわば「演説」というような形式でしょう。
その湧いて出てきたものを、こういう「文字で読む形」にするのは、かなり「媒体差」というものが生まれるので、そこを違和感なくしゃべりながら整えるには、よほどの熟達のしゃべりの腕がないと難しいなぁと感じました。
逆にこういう「読むための文章」は、そういうパッションの乗った論理展開を一度整理して、読みやすい形にしないと、文字数ばかり多い、ちょっと冗長な文章になってしまう感じです。
「テキスト形式の文章」を読む人は、おそらくは、そういう要旨の整った形式を期待しているだろう、ということですね。
だから、書く時も期待に沿った表現にしておかないと、伝わるものも伝わらない。
だからみんな面倒でもキーボードの見ながら打ちでもキーボードで打つんだろうなと。
そういうことなんだと思います。
そう考えていくと、やっぱりブラインドタッチのスキルは必要性が高まることはあっても、低くなる可能性はほぼないんじゃないか?
という、自分なりの納得感につながりました。
この結論は、まだまだ多分に自分の主観的判断ばかりを優先している部分も大きいので、確定、というわけには行きませんが、やはり今後もブラインドタッチが求められる状況は変わらないように感じました。
ということで、今日のメルマガはここまで。
では、また明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1113 -了-]---------------
今日は、先日読んだ書籍について面白い情報があったので紹介したいと思います。
その本の名前は、実践オフィスの片付け
と言うものです。
書籍全体の話の流れは少し視野が狭く、いつもの、「うんうん42」で紹介しようとは思わない程度の内容なのですが、片付けをする際のちょっとしたテクニックで「これは役に立つなぁ」と感じられたものがあったのでこのメルマガでシェアしたいと思います。
それは例えば、自分の部屋に自分の机を片付けるときに、いきなり片付け始めるのではなく、片付ける前のiPhoneの状態でF1の状態をビフォアの状態を「写真で撮影しておく」と言うアイディアです。
この、「片付け前」の姿がわかっていると、自分を片付けた成果がはっきりとわかるので効果が高いのだそうです。
「あー、それはその通りだなぁ。はい)」
と結構納得しました。
僕の机の上が今かなり乱雑になっているので、このやり方は取り入れたいなぁと思った次第です。
片付けと言うのは、ほんの少し階だけやったところで意味はありません。
やはり、継続して行動していくことが必要になってきます。
その点、この「ビフォアの写真を撮る」と言うアイディアは、片付けを続けていくほどに「ビフォア、アフター」の差がはっきりと開いていくので、かなり面白いと思うのです。
と言いつつ、まだ机の上も撮影できていませんし、机全体を撮影すると言うこともできていません。
この本によれば、片付けたいと思っているところ少し全体がわかるように引き気味で撮影するのが良いようです。スマホカメラであればそれでオーケーなのだからやってしまわないといけませんね。
ということで、今日のメルマガはここまで。
。
--------------[KID'S SIGNAL No.1115 -了-]---------------