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「犬のしつけ教室」に行ってきました。WEEK販売における大切な視点も学べたように思います。新鮮な体験でした。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1364号●2025年5月12日(月)
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読者さん、こんにちは。
今日は、無事(だったのかどうか、まだわかってないのですが)、WEEK完成版の「体験会」が終わりまして、ちょっとほっとしているところです。

WEEKの件はまたお知らせするとして、今日は昨日参加してきた「犬のしつけ教室」について、いろいろ面白かったのでちょっとご報告させてください。

我が家では、今年の3月から子犬(現在4か月半)を飼い始めているのですが、そもそも僕があまり犬好きではなく(猫は好きなのです。いま猫は2頭飼っております。)うちの奥さんも何十年ぶりに犬を飼うということなので、犬の飼い方などの知識が全然ないのですね。

なのでまぁ、子犬のうちからしつけはキチンとしておいた方がいいのだろうと、しつけ教室に参加することにした、というわけなのです。

さほど犬に興味もなく、飼い方の基本知識もないのだから、「しつけの基礎」など知ろうはずもありません。
参加すると、いきなり、犬につけていたハーネスを指さされ、「これは良くないですね、引っ張り癖が付きますよ」と外すように言われたのです。

首輪だと首を引っ張るので苦しいだろう、だからハーネスにしようと購入したわけですが、この発想がすでに間違いなわけです。
犬に首輪というのは、「あまり主人から離れると、首がしまって苦しいから近くに寄る」という機能があるからこその首輪なのだそうで、わざわざ首が締まりやすい訓練用の「スリップリード」というものまであるのですね。

で、結局この「スリップリード」をつけて散歩させる練習から始めたわけですが、確かにこの首輪で一緒に歩くと、特に強くグイと引っ張らなくても、リードを軽く引くだけで、犬が近くをずっと付いてきてくれるので散歩がすごくラクなのでした。

へぇ~、と驚いていたのですが、歩いていると急にリードがとても重くなって、「なんだ?」と犬の方を見ると、犬が散歩に飽きたのか、地面に座り込んで動こうとしないわけです。

ありゃー、しょうがないなぁ。

と思って犬の方に戻って、「どうしたルカ(うちの犬の名前です)」と近づこうとすると、遠くにいた、しつけの先生および、その周りにいた教室の先輩方が、

「ダメです。歩いて!」
「戻らないで!」
「そのまま歩いて!」

と、みなさんから口々に大変な指摘を受けてしまったのです。

犬のしつけ、というのは「主人は人間なのだ」と教える訓練のことなので、犬のわがままを聞いたり、犬主導になったりしてはダメなんだそうですね。

でも、そういうことをイマイチ分かっていない僕は、

「え?え? 何? どうしたの? え?歩けって? ああ、犬は無視して? ああ、はいはい」

という感じで、そのまままた歩いていた進行方向に戻ってリードをグイグイ引っ張って犬を付いてこさせたわけです。

いや、ほんまにね、犬の訓練というより、人間の方が訓練されなきゃならんわけです。

これだけでも新鮮な体験だったわけですが、その他さまざまなノウハウであるとか叱り方であるとかたくさん教えていただいて、

「あー、これは勉強になったなぁ」

と、教室も終わりに近づいたころ、参加されていた生徒さんのお一人が、僕に近づいてきて、

「子犬のころからしつけ教室に参加されるのって良いですねぇ」と話しかけてくださったわけです。
「そうですねぇ。僕は何も知らないので勉強になります」と、お答えしてたわけですが、その方は、

「うちはしつけとか全然しなくて、甘噛みとかさせたままにしてたんですよ。そしたら一歳を過ぎたあたりから、もう本当に手を付けられないくらいひどくなって。仕方なしに、この教室に参加させてもらったんですよ」

と、教室に参加された理由を教えてくださったわけです。

あー、なるほどと。僕はかなり深く納得したわけです。
参加されてる方々が、みな、かなりの大型犬を飼っておられる方が多く、で、参加料もそれなりに高いのに、どうもみなさん常連さんのようで、雑談しながら、それでも真剣に話を聞いてるその雰囲気が

「手が付けられなくなってから参加された方」

が多いからだ、と気づいたわけです。

そうか。手が付けられなくなってから、なんとかちゃんとしつけようとしてるから、厳しくもなっているし、根気強く歩く練習をしているし、みんな基本的には「リハビリ」の気持ちなんだな。

ということだったわけです。

これねぇ、タイピング練習の話ともすごく重なるんです。
ブラインドタッチは、パソコンを使い始めたばかりのころに基礎から学べば、それほど難しくはないのですが、世の中に存在するゲームタイプの「見て打ち」を許している練習ソフトで身に付けようとした人だと、

「見て打ちという悪い櫛」

がしみついてしまっていて、これを取り去るのは大変な苦労になるんですね。

その関係性がタイピングと犬のしつけで、すごく似ているわけです。

で、多分、犬のしつけを甘く見て困ってしまった人ほど真剣に学ぶでしょう。タイピング練習も同じで、ゲームタイプの「見て打ち」を許してしまったタイプの練習ソフトで身に付けようとした人が「何年たってもブラインドにならない」と苦しんで、それで基礎からやりなおそうと考えるのだろうなと実感を持って感じ取れたわけです。

基礎から、キーボードを一切見ずに練習すれば、「見て打ち」のクセのついてしまった人でも、完璧なブラインドタッチを習得することは可能です。
多くの方に、この事実を知ってもらいたいなぁと、あらためて感じ入った「犬のしつけ教室」の出来事ではありました。

ということで、今日のメルマガはここまで。
では、また明日。

--------------[KID'S SIGNAL No.1364 -了- ]---------------


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