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データのバックアップってどうされてますか? ちょっと驚いたことがあったので書いてみます。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第898号●2024年1月31日(水)
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読者さん、こんにちは。
今日はちょっとDropBoxについてご紹介しましょう。
というか、ちょっと知り合いと話していて「ドロップボックスが使いにくい」という話を聞いて、「え? どういうこと?」と思ったので、ちょっと書いてみたいと思いました。
えーと。
僕はネット時代において、DropBox は絶対必須の誰もが使っているツールだと思っていたのですが、どうもそうではないようなんですね。
だって「使いにくい」という話題が出てくる訳ですからねぇ。ええええ? 使いにくい? どういうこと? って思いました。
もしかしたら、DropBox の便利さというのは、あまり知られていない上に、理解できない人からは、「意味が分からん」ものなのかもしれないと今頃になって気付いたので、ちょっとこれは解説しといた方がいいのかなと感じた次第。
えー、DropBox というのは、基本的には「バックアップツール」です。
パソコンやスマホを使っていてデータを作っていると、なんらかの操作ミスなどでデータが消えてしまったりすることがあります。
それを防ぐために、「バックアップを取る」ということをしなければなりません。
バックアップというのは、「複製」のことですね。
自分でデータを作ったら、消えてしまうのが怖いので、複製を取っておく、ということです。
でも、この複製を、いつ取れば良いのでしょう?
データを作っていて、それが完成した時? それは製作途中で消えたら怖くてダメですよね?
じゃ10分おき? いやいや、そんなことしてたら、複製を取るのに手間がかかりすぎて、作業に集中できませんよね?
なので、自動的に複製を取ってくれるツールがあれば良いわけです。
で、この「自動的に複製を作る」サービスがDropBoxというわけです。
DropBox という会社はバックアップを自動的に取ってくれる「アプリ(ソフト)」を提供していて、このソフトをパソコンに入れておくと、パソコン上の特定のフォルダのデータは、全てネットワーク上のストレージ空間に保存しておいてくれます。
なので、「このデータは大事だな」と思うファイルに関しては、とにかくDropBoxで指定したフォルダに保存すれば、それだけで自動的にバックアップが取れている、ということになるので、「複製をつくる」という手間から完全に解放される、というわけです。
で、この「複製」ですがファイル保存をするたびに必ず複製が取られるので、とくだん「バックアップを取るぞ」と意識しなくても自動保存されていて、とても安心なんです。
しかも!
たとえばファイル名を間違って、大切なファイルを、別のどうでもよいようなファイル名で上書きしてしまって、データが完全に消えてしまったとしても、実はDropBoxはバックアップを取った履歴をずっと残してくれているので、上書き保存する前の段階にまで「戻る」ことまでできてしまいます。
この上書き保存での消失に対応してくれていて、本当に助かった! と思ったことが、この10年くらいで二三度はありましたね。ものすごく安心です。
その上!
データをDropBoxのサーバー上にバックアップする、ということは、パソコンを新しいものに変えようが、スマホを新しいものに変えようが、DropBoxにさえつなげれば、瞬時にこれまで作ってきたデータが全部、新しいPC/スマホ上で活用できるので機種移動もラクラク、ということになるわけです。
こういうバックアップツールは一般的には「クラウドストレージ」というジャンルとして呼ばれていて、DropBoxだけではなく、マイクロソフトならOneDriveがあるし、GoogleならGoogleドライブがあるし、アップルならiCloudがあるし、amazon ならAmazon Cloud Drive があります。
その他にも独立系でさまざまな企業がクラウドストレージを運営したりしているようです。
一般的にはマイクロソフトのOneDriveが知られているのだと思いますが、OneDriveの場合はオフィスソフトに特化しいたサービスとして提供されていて、ユーザーの側があまり意識せずに使うような形になっているので、
「オフィスソフトのデータは自動的にバックアップ作ってくれて安心やわ」
という捉えられかたをしていて、あまり、OneDriveのバックアップツールとして側面は、理解されていないのかも知れません。
DropBoxの場合は、ちょっとしたテキストファイルでもなんでも特定フォルダにさえ入れてしまえば、なんの問題もなくすべて複製を取ってくれるので、何にでも応用が効くところが良いですし、何世代も過去のデータを自由に元に戻せるところなど、バックアップツールとしての機能が使いやすくて利便性が高いなと僕は思っております。
(実際クラウドストレージにおいてはDropBoxが最初の企業だったし、いまでもトップの企業だろうと思います。)
ということで、僕にとってはDropBoxは絶対に外せない必須のツールなのですが、やはり知らない人は知らないですよね。
「DropBox は使いにくい」
と言われて、別に新しくフォルダを一つ作るだけの話だし、そこにデータをほおりこんでいくだけのことなので、何か新しいファイル管理ソフトの使い方を覚える手間などもないし、どういうことなのか? と思ったのですが、どうも、そもそもの機能を理解されてなかったのかな? と思いましたね。
うむ。ちょっと、自分の常識だけに囚われていてはいけないなと反省しました。
ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.899 -了-]---------------