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[一本筆箱]の「作業に集中できる」便利さは、従来の多機能ボールペンでも充分活用可能です。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第951号●2024年3月23日(土)
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読者さん、こんにちは。
昨日までで、ほぼほぼ[一本筆箱]の魅力については紹介できたと思います。

特に重要なのは、昨日も解説しましたが、

●黒のボールペンでメモを取り、
●赤や緑でメモを再読し、
●シャープペンシルで未確定スケジュールを記帳して、
●消しゴムでスケジュール変更に対応できる。

という4種類の作業を、

●筆箱・ペンスタンドなどに手を伸ばさずに切り替えられる

という点です。
ノート作業中、筆記具や消しゴムなどの「道具の持ち替え」をする場合、筆箱・ペンスタンド・引き出しなどから、他の道具を探すという手間がどうしても発生してしまいます。

単色のブレンの書き味の良さを気に入って、多機能ボールペンを捨ててから、同じ切り替え作業をいつでもできるようにしようとしたら、この「筆箱・ペンスタンド・引き出し」の整理がどうしても必要になりました。

そして、いくら整理しても、つい机の上に赤・緑のペンなどを出しっぱなしにしてしまったり、筆箱として使っている「ノート専用カバン」に装着しておいたはずの色ペンが机の上に転がってしまっていたりと、とにかく環境自体が安定しなくなるんですね。

その点、多機能ボールペンを使うと、環境の変化というものがありません。
もちろん、インク切れとかシャープの芯切れとかはあり得ますが、そういう「環境の変化」は別にして、ほぼほぼ多機能ボールペンを使っていればやりたい作業は右手のスイッチング作業のみで行えます。

これは、実は、

●ノートから目を離さない

というメリットもあるんですね。いま自分がノートのどこに注目していて、何をしようとしていたのかを意識したまま、ペンの色やシャープなどを切り替えられる。「考えていること」を継続的に発展させながらノート作業ができるわけです。

ところが、これが筆箱の中を探したり、ペンスタンドに目をやったりとかして、しかもそこに探しているものがなかったりすると、悪くすれば「自分が考えていたこと」が消えてしまう可能性があります。

思いついたこと、というのは、すぐに文字なりなんなりで「カタチ」にしてしまわないと雲散霧消していくものですから、この「切り替え作業」で、迷子になってしまうことは、かなりもったいないことなんですね。

この数年、単色のブレンと、複数の筆記具を使ってきたので、そういう切り替え作業の危険をいかに少なくするか? ということは、かなり意識せざるを得なくなりました。

たとえば、机上のペンスタンドはわざと小さいものを用意して、本当に使用頻度が高い筆記具だけを入れるとか、メモ用紙を潤沢に用意して、気に入った色で書けなくても、とにかく手近な筆記具でメモを取れるようにしておくとか、そういう「とりこぼしの危険」を防ぐ手段をいくつも用意していたと思います。

でも、久しぶりに多機能ボールペンを使ってみると、そういう「とりこぼし」の危険がグッと減少するんですね。とくだん努力をしなくても、切り替え作業がサッとできる。

「ああ、無駄な心配はしなくてもいいんだ」

という、安心感があるわけです。

で、僕の場合は「書き味の快適さ」を求めてブレンシリーズを使っていて、ブレンシリーズに多機能ボールペンのラインアップがなかったから、単色ボールペンでやらざるを得なかったわけですが、この「書き味の快適さ」を考えないのなら、世の中には多機能ボールペンなんて、本当に多数存在しているわけです。

人気のジェットストリームなんて、4+1のラインアップは軸デザインの多様さまで含めれば何種類も販売されていますし、ボールペンを販売している大手メーカーなら4+1のボールペンは本当に種類が豊富だと思います。

実際、ブレンシリーズを出しているゼブラで言えば、従来インクを使った「クリップオンマルチ」もあれば、ジェットストリームと同じような低粘度インクである、「エマルジョンインク」を使った「スラリマルチ」という4+1の多機能ボールペンもあります。

僕は筆記時のガタつきのないブレン環境に慣れてしまったし、デザイン的な面で好きになれないものが多かったので選択はしませんでしたが、「一本筆箱」の便利さは、別に「ブレン4+S」でなくても活用可能な方法です。

この「一本筆箱」の、

●あるかないか分からない道具を探すという無駄

を省いてくれる快適さは、実際に使ってみないと分からないものです。
多機能ボールペンはペン軸も太く、ただそれだけで使うことを嫌う人も多いのですが、斉藤孝さん提案の「3色ボールペン活用術」や、シャープペンシルと消しゴムが一体化した環境でのスケジュール管理手法まで、「ノート活用の基本技」を、もれなく提供できる、という意味で4+1の多機能ボールペンは本当にお勧めです。

広く市場を見渡せば、それこそよりどりみどりの「多機能ボールペン」が発売されていますから、ぜひ「一本筆箱」の快適さをご堪能ください。ノート作業というものが、より楽しく快適で、有意義なものになる可能性がグンと高まると思います。

ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。


--------------[KID'S SIGNAL No.951 -了-]---------------


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