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なぜ僕が、メモや手帳の話、あるいはタイピングの話ばかりをしているのか? というと「脳の中のこびと」が大切だと思うからです。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第976号●2024年4月17日(水)
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読者さん、こんにちは。
ということで、本日2本目のメルマガです。
このメルマガでは、基本的に「メモ・ノート・手帳」を使いこなす話だとか、PCに関して言えば「ブラインドタッチ」による操作の快適性などについて書いていたりします。
で、なぜこういう話ばかりを書くかというと、それは手と脳との関係性がとても強く、何かを考えたり知的作業をする場合に、いかに賢く「手を動かして考えるか」を意識することが効率的だろうと思うからです。
そもそも、人間の脳というのは、脳のどの部位が体のどの部位とのつながりが大きいのか? ということがかなり見えてきているそうなのです。
脳の表面と、人間の体の各部との対応関係をていねいに見ていくと、脳の多くの部分が「手作業」のために使われていて、その他の部位でも面積的な偏りがいろいろあって、やはり「五感」との関係性がかなり強いようなんですね。
この「脳表面の体各部とのつながり」というものを、具象化して表したものが「ホムンクルス(脳の中の小人)」というものでして、これがなかなか面白いのです。
以下のブログに脳表面と体の部位との関係性と、それを擬人化した「ホムンクルス(脳の中の小人)」の写真が掲載されています。
ぜひ、ご確認ください。
●札樽病院ブログ神経内科ミニ知識 第4回「脳の中のこびと」
https://www.sasson-hospital.jp/blog/20180829.html
どうでしょう? 体が異様に小さくて、手と口と目ばかりがやたらと大きい、異形のこびと像を確認できたでしょうか?
これが脳みそが日々活動している比率を具象化した、人間のゆがみの事実なんですね。
とにかく、体のサイズに比較して、やたらと手が大きい、ということがわかると思います。
こういうことがあるから、僕は「手書きのノート」にこだわったりしますし、パソコンの操作であれば「ブラインドタッチ」に強く反応しているわけです。
実際、何かを勉強したり、記憶したり、理解したりするのに、手を動かして学んでいくというのはとても効果的です。
僕自身が経験して思うことは、
●インプットは手書きが効率的
●アウトプットはパソコン(ブラインドタッチ)が効率的
という役割分担です。
これをひっくり返して、勉強したり、打ち合わせをしたりする時に、ブラインドタッチでメモを取ったり、いろいろな原稿を書くのに手書きで原稿用紙で書いたりすると、とにかく効率は無茶苦茶に悪い、ということになります。
まぁ効率だけがすべてではないので、芸術的な表現などは手書き原稿にも大きな意味が出てくるでしょうが、「打ち合わせ」や「学習」にパソコンなどでタイピングして覚える、というのはやめた方がいいと思います。
長年、パソコンやスマホでスケジュール管理やToDo管理をやろう、やろうと努力してきましたが、まぁ共同作業でのスケジュールの共有化以外で、デジタルでスケジュール管理をするメリットは、ほぼほぼないと断言しても良いくらいだと思います。
いやほんと、パソコン・スマホでの打ち合わせメモとかスケジュール管理、やめた方がいいですよ。マジで。効率悪すぎ。
やっぱり人間は「ホムンクルス」なのでね。手書きで脳みそにギシギシを知識を埋め込んでいった方が、良く身につくんだと思いますよ。
ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.976 -了-]---------------