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「想定外の情報」、にいかにして出会うか? それが田舎ではなかなか達成されないのです。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1005号●2024年5月16日(木)
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読者さん、こんにちは。
今日は大阪まで出て行く用事があったのですが、先日からお話ししていたように、肉離れを起こしているので、歩くことがかなり辛いのです。
田舎に住んでいると、移動は車ですから、足が疲れると言う事は少ないわけです。
でも、大阪のような都市部に出ると、どこへ行くにも、どうしても徒歩が必要になります。
いつもなら、その程度歩き回ることは、健康の一環と言うことで苦もなく、楽しみになる位なのですが、足が完全ではないので、やたらと疲れてしまいます。
そんなことを思っていた時、ターミナルの駅に出ると、大々的な宣伝が行われていることに気が付きました。
駅から駅への乗り換えのための移動だったのですが、映像パネルの広告はあるわ、大きなポスターもドデカく張り出されているわ、かなり大規模の宣伝でした。
広告主は「UVERタクシー」と言うもので、スマホからタクシーを呼び出せると言うサービスのようでした。まぁ、細かいサービス内容は分かりませんでしたが、車で家の最寄り駅まで移動して、長々と電車で移動して、痛い足を引きずって歩いていた僕には、そういうサービスの広告が、こんな大きなターミナル駅で超拡大告知されている状況は、
「あー、都会だなぁ」
と感じざるをえませんでした。
日本はかなりの田舎の地方都市に行っても、ターミナル駅には様々な交通手段が接続されており、電車やバス・タクシーなどが連続的に活用できる環境が整っています。
しかしこれはどうやら日本の特徴的な状況であって、他の国ではあまりないことなことのようです。
ちょっとした観光地に行くにも、レンタカーを調達したり、ガイドの手配をしたりと言うことが、まず先に必要で、「観光」というのは、まず何より、「移動手段の確保」こそ、本質であるようです。
いま、日本が世界から観光客を呼び寄せているということも、食事のおいしさや、清潔さ、平和、安全、人々の優しく献身的な態度などが魅力になっている点ではありますが、実はこういう、交通アクセスなどの基礎インフラが、日本の魅力を大きく支えているのだ、という事も頭に入れておいても良いのではないでしょうか。
都会と田舎。
日本と海外。
立場が変われば魅力の在処が全く異なります。そしてそれは、その場で暮らしている人には「あたりまえ」過ぎるので、異邦人が何に感激しているのかが全くわからなかったりもするわけです。
そういう事が面白いなぁといつも思うのです
今は月に1度程度、大阪まで出て来ているのですが、前に大阪に住んでいた時感じていた都会の魅力とは、また全然別の視点で「こんな所が都会の良いところだよなぁ」と、街の魅力の感じ方が変わっています。
大阪に出るたびに思うのは、やはり書店の魅力でしょう。
自分の興味すらないようなジャンルの本がずらりと並んでいると、興味もないはずなのに、逆にじっくりと眺めてみたくなったりします。
それは自分の興味がわかないところに大きなトレンドがあったりすると言う驚きがあるからなのでしょう。そう言う「視点の異なった発見」と言うものがあふれているのが都会の魅力なのかもしれません。
都会に住んでいた頃は、「興味のないことをいかに省いて無視し、「情報の効率的取得」をいかに優先できるかが大切だったのですが、いまは、いかに「想定外」の出来事に出会って、刺激を受けるか? が大切になって来ています。
いやー、面白いものですね。
と言うことで歩き疲れたので、今日のメルマガはこの辺で。
今日は音声入力でメルマガを書きました。疲れてたので。ではではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1005 -了-]---------------