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今日は久しぶりに「箇条書き手帳術」の応用方法について考えてみます。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1007号●2024年5月18日(土)
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読者さん、こんにちは。
足の肉離れが、大阪で歩き回ったせいでなかなか回復しません。やれやれ。

さて、それはそれとして、今日は久しぶりに「バレットジャーナル」(という名称は商標登録されたのでもう使えません。なんでそんなことすんねんと思うけどしゃーない)というか、「箇条書き手帳術」について久しぶりに考えてみたいと思います。

とくに、僕が今日書きたい話は、「バレット」についてです。

バレットというのは、もともとは「Bullet」でありまして、「弾丸」という意味なんですね。

発音的には「バレット」より「ブレット」の方が近いらしく、「バレット」というと、スペル的に「ballot」となって、投票や選挙で、候補者名などを書く用紙に聞こえるようです。

じゃ、なんで手帳術に「弾丸」などという言葉が使われるか? というと、これは「箇条書き」をする時に、各行の先頭に何か印(しるし)をつけて、「独立した一行なのだ」とわからせるからで、この「印」のことを、バレット=弾丸と呼ぶ習慣が海外にはあるらしいからなんです。

で、この「バレット」を、もっと日本人向けに分かりやすく言うならどういうべきかなぁと考えていて、名付けるなら「行アイコン」じゃないかな? と思うんですよ。

●行アイコン

一行の行頭につけるマーク、ですね。

でね、なんで「アイコン」としたかと言うと、このマークで一行の役割の違いを区別しているのが「バレットジャーナル=箇条書き手帳術」の神髄で、その役割の違いを「アイコン」と呼んだ方がわかりやすいと思ったからなんです。

で、本家のバレットジャーナルで使われているマークをちょっと紹介しますと、

・タスク
×完了

というのが基本中の基本なんですね。
まず「・」と、点を一個打って、そのあとにToDoなどを書くわけです。

・帰りにミルクを買う

とか。

で、牛乳を帰りに買ったのなら

×帰りにミルクを買う

と、「・」マークを「×」マークに上書きして変更するわけです。

これが「箇条書き手帳術」の基本の基本。いちばんのキモなわけです。
毎日「今日やろうと思ってること」を「・」で一覧リストを作って、順番に「×」に変えていくわけです。

で、このマークは「・」と「×」が基本で、「×」は実際に行動したことなので、このマークだけで行動記録にもなって便利なわけです。

×住民税10000円支払う

とかが日付とともにメモされていれば、これだけで家計簿代わりにも使えるでしょう。

まぁ家計簿として応用しても良いんですが、応用の仕方はこのマークの付け方でいろいろ変化させることができます。
たとえば、公式で提唱されているものの中には

>翌日のタスクへ先送り
<フューチャーログに転記

というように、「×」を書く部分を縦半分に割って、矢印代わりに「<」「>」と書いて、「やり残し課題の転記先」を明確化したりします。

また、最初から「・」を書かずに、

〇今日のイベント
ー感想やメモ

という別記号を書いて、手帳を日記化する方法もあります。

で、僕はこの「行アイコン」で一行の内容を明示するというやり方がけっこう気に入っているので、本当に「アイコン」を自分なりに編み出して、いろいろ活用しているんですね。

ただ、こういう記号をいくつも使うと、そのうち意味が分からなくなってしまうし、そもそも「何を意味する記号」だったかを忘れてしまいかねないわけです。

なので、あまり複雑にたくさんの記号を使ってはいけませんし、書く時に「手間」がかかっても実用上とても不便になってしまいます。

ということもあって、

●描くのに画数の少ないマーク
●毎日、あるいは週に何度も行う

というルールの範囲で、マークを決めて使っているんですが、その中で最近定着してきたものが二つあるので、ちょっとご紹介しましょう。

それはテキストにフォントがないので「言葉」で説明しますが、

1)四角を二重に描いてテレビのような形にする→その日見たドラマ・映画・テレビ
2)お茶碗の形の中にごはんが乗っているような形→その日の夜のメニュー

の二つを使っております。

1)の方は本当に四角を二つ書くだけなので、すごく簡単です。これを記号化するだけで、毎日のログを見返すだけで、鑑賞記録になってしまいます。

2)の方は、当初「フォークとスプーン」を描こうとしていて、あまりにアイコンの形が複雑で、手書きで描くのは無理! と思って編み出したもの。これも「8」の真ん中がつながっていないような形を描いて、その上に半円を載せるだけなので、かなり簡単に描けます。

手書きで描くのではなく、ハンコを使ったり、シールを使ったりする方法もあるのでしょうが、手帳やメモは長く、ずーっと使うからこそ意味が出てくるものなわけなので、手元にそういうツールがなくてもサッと手書きで描ける「アイコンマーク」は重要だよな、と思っております。

ということで、今後もいろいろマークは考えていこうとは思っていますが上記に挙げたような課題をクリアする項目:マークというのはなかなか生み出せるものでもないんですよね。
ということで、いまは、オリジナルマークはこの二つだけです。

でも意外に使い勝手は良いかもしれませんので、ちょっとお知らせしてみました。

ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。


--------------[KID'S SIGNAL No.1007 -了-]---------------


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