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図書館で借りた本を、なんとか生活習慣のペースメーカーとして組み込みつつあります。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1016号●2024年5月27日(日)
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読者さん、こんにちは。
今日は昨日少し書いた「図書館で借りた本の読み方開発」に関する話です。
図書館で借りた本、というのは、自分の本ではないので、そもそも
●書籍は自腹で購入すべきだ
という信念で、ずーっと利用せずに購入本だけを読んできた僕には「読みこなすノウハウ」が大幅に欠けていたんですね。
それは、実際に何度も図書館で書籍を借りて、やっと自分に、
●図書館で借りてきた本を読みこなすノウハウがない
と自覚できたわけです。
購入した本と図書館で借りてきた本は、そもそも「根本的に読み方が異なる」と分かっていなかったんですね。
実は、もう何冊も何冊も図書館で書籍は借りてきているのですが、実は読了した書籍はかなり少ないんです。
いや、「内容がつまらなかったから読まなかった」というのなら別に問題はないんです。
実際、僕が住む市の図書館は一度に10冊まで借りられますし、それを全部読むというのは、そもそもかなり難しいでしょう。
よほどの速読のスキルがないと無理です。
なので、まず最近では、図書館に出かけた時は、借りる本をかなり厳選することにしています。
とりあえず10冊近くキープしたりもするのですが、その「面白そう」と感じた書籍を、一冊ずつていねいに目次を確認したり、部分読みをしてみたりして、本当に読みたくなるかどうかを自分に問いかけてから借りる、というカタチにしているんですね。
だいたい、まずここから「購入本」とは出合い方が違います。
市販されている書籍というのは、実はかなり書店での出会いが一期一会のことは多いんですね。
書籍が売れるということと、内容の良しあしというのは、あまり直接的な関係はなくて、本当に内容の濃い書籍でも全然売れないということはザラにあるし、もともと「売れる要素」(有名作家の作品、時代の要請に沿った作品、テレビなどで話題になった作品、大々的な広告展開があった作品など)がない書籍だと、仕入れ冊数自体が少ないですし、しかも再販されない、ということはザラなので、店頭で「これはおもしろい」と思ったらその時に買ってしまわないと、二度と手に入らない、ということは多いんです。
(まぁ最近はネットで探せばかなりの確率で入手できますが)
だから、内容の精査もせずに「つい買ってしまった」ということはけっこう多いわけです。
そして、「積ん読」になって読んでないのに本棚をふさぐ、なんてことはザラにあるわけです。
しかし、図書館の本は違います。借りるのは簡単ですけど、それは必ず返さなければならない本なわけです。
だから、読まずに置いておいたら、ただ図書館と家の間を書籍が移動しただけになってしまう。
こんなもったいないことはありません。
いや、何より「借りたのに読めなかった」という失敗感とか挫折感みたいなものを、必要以上に感じさせるのが図書館本なんですね。
「今回も読まずに返しちゃったよ。」
「ああ、今回も同じことしちゃったよ」
「うーん、ダメダメな人間やな俺」
「ムダの極みをやってる。バカやん俺」
という感じになるわけです。
新たな知識が身につくどころか、抱えなくてもいい「罪悪感」を感じてしまうばかりになるんですね。
購入した本なら、読まなくても積んであるだけで「いずれ読む」という前向きで明日に希望を持てる気持ちになるわけですが、図書館の書籍はそういうわけにはいかないわけです。
何度もこういう「失敗」を繰り返したので、もう、こういう余分なマイナス感情を上乗せしても意味ないやんけ、という気持ちになりまして、いまでは借りるのは2冊だけ。それも厳選に厳選を重ねたものだけにして、
●確実に読み切るぞ
という気持ちで借りることにしました。
で、いざ読み始めてみると、借りている期間に確実に読めるようにしようと思ったら、とにかく「毎日少しでも読む」ということをする以外に方法はない、ということに気づいたわけです。
なので、いつも自分の課題作業を書き上げているデスク前に掲げてあるホワイトボードに、毎日何ページ読んだのか? という記録をつけることにしたわけです。
これをするとですね、とにかくゆっくりでも読書が進むんですね。これが実はかなり良い感じなんです。
毎日ホワイトボードに何ページまで読んだのかを記帳する感じ。これがかなり良い習慣になってきました。
で。
ここで、薬の服用の「食前・食後」の話を思い出したわけです。
あの薬の服用における「食前・食中・食後」という指定はいったいなぜ行われているのか? というと、実は、
●食事は毎日するから、それに絡めれば服用を忘れない
ということがかなり大きい理由なんですね。
なので、いまは、この「毎日図書館で借りた本を読む」ということを定着させて、この行為にからめて、何かの作業をより深めるなど積極的な「システム」として組み上げていけないかな? と考えているんです。
新しい知識が入れば、それに伴って調べる課題なども出てきますし、それはこのメルマガに還元することもできる。そしてまた、いろいろ腰が重くて進められていないさまざまな課題や計画もちょっとずつでも進めていけるではないか、と考えているわけです。
受験勉強などでも、何か簡単な作業を定番化することで、それを一種の「ペースメーカー」にして、学習を継続させる、という手法がありますが、それと同じようなことをやっていこうと考えているわけです。
ということで、このあたりの話も、またいずれ成果報告としてお話できればいいかな? とは思っております。
ではでは、今日のメルマガはここまで。
また明日、お会いしましょう。
--------------[KID'S SIGNAL No.1016 -了-]---------------