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DIYにおける電動ツールと、近年のAIツールは、似たようなインパクトを社会に与えるんじゃないか?と思います。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1030号●2024年6月10日(月)
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読者さん、こんにちは。いかがお過ごしですか?
昨日はうちのあたり一帯はずっと雨だったので、少し買い物に出かけた以外は、ずっと家の中のメンテナンス系のことばかりやっておりました。
・洗濯機の槽洗浄
・風呂場のカビ防止のくん煙処理
・娘の二段ベッドの下段を机に改造
・屋根裏の穴ふさぎ(小動物の侵入阻止)
・食器棚の引き出しの不具合の解消
DIYの作業もあったので、丸ノコを使ったり、トリマーを久しぶりに使ったりで、多少気合も必要でしたが、結果オーライ、いちおう一日で全部予定を終了させられました。
けっこう満足度の高い充実した一日でした。
DIYは、引っ越しした家が古家で、いろいろな場所を手当てしないと快適にすごせない、ということもあって、けっこう長々、さまざまなツールを使って素人大工作業を続けてきています。
おかげで、たいていの家庭用DIY用具(電動工具類)は使いこなせるようになってきたんじゃないかなぁと思います。
で、なんでDIYの話をしているかと言うと、実は昨日の「Copilot+PC」の登場と同じく、AIについて少し書いてみたかったからです。
なんていうのでしょうか、たぶんいまのAIの登場というのは、DIYにおける各種の電動ツールの登場と似ているような気がするんです。
考え方として、「プロじゃない素人でも、短時間でプロっぽい作業ができちゃう」ってことですね。
AIの活用方法とか定着の仕方というのは、そういう形で進んでいくんじゃないか? と思います。
単純な話、「木を切る」という作業だって、熟練の大工さんならノコギリとノミだけで、釘も使わずに柱を組んで家の基本的な骨組みまで作れます。
でも、素人だと、そもそも木をまっすぐに切るということ自体が、簡単にはできないわけです。
それはそれは超大きな実力差があるわけです。
しかし、電動工具、たとえば丸ノコなんかがあれば、あて木などをするだけで、厚さ数センチ程度の木材の、長さ2mくらいのカッティングを、キチンと直角の出たキレイな断面で仕上げることが可能になるわけです。
それはもう、インパクトドライバー、ジグソー、丸ノコ、トリマー、マルチツール、ディスクグラインダー、サンダーなどなど、そういう道具があれば、かなりの作業を短時間で仕上げることができます。
当然、プロの大工さんだって、時間短縮ができるのなら電動ツールも使われます。でもそれは「プロが効率化のために使う」ということであって、素人のように、「自分ではできないからツールに頼る」というのとは趣はまったく違うと思うのです。
で、多分AIだって使いどころはおなじことだと思うんですね。
プロならAIは効率化のために使うだけ、だろうし、素人ならAIがなけりゃ作業自体が成立しないと、そういう話になってくるんじゃないでしょうか。
同じツールでもプロの目から見た「使いどころ」と素人が見た「使いどころ」は、まったく変わるように思います。
DIYの電動ツールのポジショニングが、プロの目から見た場合と素人にとっての利便性とで、全然別の側面を見せるように、AIというツールも活用のされ方は違った様子になるだろうなと感じているわけです。
ということで、この話、もう少し書きたいのですが、長くなるので、続きはまた明日。
ではでは今日はこのへんで。
--------------[KID'S SIGNAL No.1030 -了-]---------------