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今日はちょっとiPhoneの標準ソフト「フリーボード」がかなり使える、ということを知ったので紹介させてください。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1034号●2024年6月14日(金)
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読者さん、こんにちは。
昨日は大阪まで出かけたのですが、その時に百円ショップによりまして、いつも使ってる付箋を買ったり、机の前のワイヤーウォール用にS字フックを買ったりしたんですね。どうせついでなので。
で、レジの列に並んでいる時に、たまたまスマホ用の「タッチペン」が目に入ったわけです。
いや、タッチペンは、もう随分たくさん持っているし、最近はごくたまにしか使わない道具になってきたので、買う必要はなかったんですけど、そのペンはすごく小さかったんですよね。とてもミニミニサイズで。
「これはカバンの中にいれておくとか、財布に入れておくとかすると便利かも知れない」と思って、パッと手にしてそれも買ったわけです。
で、帰りの電車の中で「試しに使ってみよう」と思ったのですが、こういう手書きで字や図を書く時に、いつも使っている「GoodNote」も、「Carbo」も、使用頻度の低いアプリを仮削除する、「アプリの自動削除機能」が働いていて、再ダウンロードしないと使えない状態になってたわけです。
「あ、そうか、ダウンロードしないとダメか」
と、ダウンロードしかけたのですが、たかがちょっとしたタッチペンの使い勝手を確かめるために、Wifiもない環境で4Gネットワークを使ってまで「GoodNote」みたいなサイズの大きなアプリをダウンロードするのもちょっとなぁと思って、何か使えるアプリはないかな? と探してみたんです。
そうしたら、iPhone の標準ツールである、
●フリーボード
というアプリは、標準アプリだけに自動削除もされずに残っていたわけです。
「あ、ペンの使い勝手をためすだけなら、こんなアプリで充分よな」
と思って使い始めたんですが、どうも、思っていたのと随分と違うのです。なんと言うか、かなり使いやすいアプリだったわけで。
「え? こんなに使いやすいアプリって搭載されてたっけ?」
と、新鮮な感動を覚えたわけです。
なにせ、起動して、新規ファイルを開いた画面が「ドット方眼」なわけです。もうこれだけで、かなり分かってるよな、と分かるわけです。
僕は手書きの紙のノートでは、方眼罫が超絶嫌いで、ドット方眼ですら許せないと考えている人なんですが(方眼嫌いの話は、またいずれ)、ことスマホやタブレットなどの「手書きアプリ」に関しては、
●固定された方眼が入ってない限り使いようがない
と、正しく分かっておるわけです。
このあたりはスマホやタブレットで、ペンでの手書き入力とか、指での入力とかを、ある程度たくさんやってないと分からない話なんですね。
そもそもスマホ・タブレットで、手書きで文字を書くと、書くための「用紙」のサイズを拡大・縮小して使えるがために、「文字一文字の標準的サイズ」がわからなくなってしまうんですよ。
なので、一枚の用紙に長々と手書きで文字を連ねたりしていくと、方眼罫などが入ってないと、自分がいま書いた文字が大きいのか小さいのか全然わからなくなるんです。
このあたりは実際にスマホやタブレットを「ノート」のように手書きでいろいろ使った経験がないと分からないことだと思います。
で、この「フリーボード」は、基本仕様がかなりしっかりしていたので、触ったとたんに好印象だったわけです。
良い点はいろいろあるんですが、それはこのメルマガでは書かずにおきましょう。とにかく「これはいい!」と思ったので、そんな良いアプリを知らなかった自分が恥ずかしく、そのままネットで「フリーボード」の評判について検索してみたわけです。
そうすると、思っていた以上に高評価でしたし、ビジネスで使うという話も多々ありました。
どうも、2022年のiPhone のOSアップデートとともに登場したアプリのようで、その登場したとたんに僕も一度使っていて「これはなかなか使える」とメモは残してたんですよね。
でもまぁ、スマホで図版を取り扱ったりすることがないので、そのままだったのでした。
実際のところ、ビジネス用途としては、Zoomなどでの情報共有ツール(リアル会議でのホワイトボードと同じような使い方)としても活用できるという話もあって、「ああ、それは便利だなぁ」とかなり感心したのです。
あまり細かいことを書いていると、いくら時間があっても足りないのでポイントだけまとめておきます。
●1.拡大縮小が簡単にできて、かなり広い「用紙」を使える。
これは、とにかく書いた用紙を10%~400%まで、自由に拡大縮小ができる、というのが一番の魅力。広さもかなり広くメモリが許すなら無限という仕様なのかもしれません。(僕のiPhoneでは限界がありました。)
僕が思った使い方としては、ジャンル別に「用紙」をいくつか用意しておいて、そこにどんどんメモしていく、というスタイルでした。いや、使うかどうかはわかりませんが。でも、書いたメモを自由に移動できるので、そのあたりはかなり便利。
●2.扱えるデータの種類が豊富。
手書きの図版や文字も書けるし、テキストの文字による書き込みも自由。それだけじゃなくて、写真を撮ったり、取り込んだり、動画やリンクも貼り付けられます。これはなかなか便利でしょう。
●3.前もって多数の「図版」が用意されている。
テンプレートとして、約700種類もの図版が用意されているのが、かなり便利です。丸三角四角などの基本図家は当然ながら、動物とか建物とか、誰か知り合いとコミュニケートする時に、ちょっと図版を入れるとものすごくわかりやすくなると思います。
●4.その図形の編集機能が秀逸。
テンプレートの豊富さもさることながら、そういう図形を描くための機能が、これまた使いやすくて充実してます。
特に複数図形をまとめて選んでグループ化したりコピーしたりということが手軽にできるのは、かなりポイント高いです。
用紙間でのデータのやり取りも気軽にできるので、データの流用・活用などもラクラクですし、分類整理も簡単そう。
●5.手書き文字もテキスト文字も自在に編集できる。
これがまた便利なところですが、仮にタッチペンでメモをとったとしても必要なところを自由に編集して、部分ごとで移動させたり複写してりでき、この文字列をまたグループ化したりもできるので、手書きメモを自在にいじりながら活用できるわけです。
当然同じことはテキスト文字でもできます。(というかテキスト文字なら当たり前)
と、いちおう5ポイント紹介しました。
これはかなり便利なアプリだと思います。
と言いつつ、これをもっと便利に使おうと思ったらiPadを買わないとダメだなぁと思って、ちょっと使うのはここまでにしようとか思っていたりはするんですけどね。
僕はメインのマシンはやっぱりWindowsだけに絞っておきたいので。(複数マシン使うのはけっこうストレスです)
とは言え、かなり良いソフトだと思いますので、使いたいかたはぜひどうぞ。
ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1034 -了-]---------------