[1055号] ●バックナンバー一覧に戻る←前号へ次号へ→

「学習時間がどのくらい必要か」が分かっていると目標達成はかなりラクラクで簡単なんです。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1055号●2024年7月5日(金)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

----------------------------------------
このメルマガは、

「メモ・ノート・手帳を使いこなすためのStationery Book 42」

をダウンロードくださった方を中心に、毎日発行でお届けしています。
「Stationery Book 42」の更新情報なども掲載しています。
それらの過去記事のまとめは、メルマガ本文のすぐあとにリンクを掲載しています。
----------------------------------------

読者さん、こんにちは。
昨日は、JISかなブラインドタッチはできていた僕が、会社を移った先には、親指シフトという特殊な入力方式のワープロ「OASYS:オアシス」しかなくて、「ワープロはあるのに使えない」という状態だったという話を書きました。

(ほんとうは、ここで少しキーボードのキー配列のことについてしっかり話を書きたかったんですけど、それはもうかなり長くなるので割愛します)

で、同僚だった僕の友人も僕が「ワープロを使いたいのに使えない」ことでイライラしているのは知っていたわけです。

でも僕が「OASYSは、ローマ字入力ができる」ということで、ほんの数日で完璧にブラインドタッチで文章を書けるようになったのを見て彼もものすごく驚いたわけです。

「木田君! オアシス使えてるやん? どうしたん?」

てなもんです。

なので、

「いや、ローマ字入力で入力できると気づいたから練習してみたら、なんと3日で使えるようになったんよ。自分でも驚いてる」と状況を説明したわけです。

この時点で、僕自身ローマ字入力を習得するのがものすごく簡単だったことに驚いていたし、それに加えて、

●特殊なキー配列のOASYSでも「ローマ字入力」なら入力できる。
●ローマ字入力は英語配列入力なので、アルファベットも同時に覚えられる。

というローマ字入力のかなり大きな可能性に気づいたわけです。

なので、その友人に「ローマ字入力は覚えるのものすごく簡単やわ。僕で3日かからなかったから、君ならまぁ一週間で覚えられるんじゃないかな」と、練習時間の全体量をまず伝え、

「OASYS配列なんて覚えたって転職した先にOASYSがなかったら使いものにならんで。ローマ字入力ならOASYSでも使えるし、一般的なJISかなのパソコンでも使えるから覚えて損はないで。まぁ昼休みの30分の練習で1週間か、もう数日で充分使えるようになると思うわ。覚えてみたら?」

と、ローマ字入力の汎用性のメリットも伝えた上で、練習をしないかとそそのかしたわけです。
彼も僕と同じくコピーライターだったので、ワープロをブラインドタッチで入力できるメリットはすごく大きかったし、試してみる価値はかなり大きかったわけです。

実際、会社勤めの人間の昼休みの30分なんて、食事を近くの定食屋に早めに駆け込めば充分に確保できるし(いまならコンビニ弁当でしょうか)、多少時間に余裕があった時にしても、同僚とお茶を飲んだり雑談したり、でなけりゃ新聞読んで過ごしたり(いまならスマホ見る、でしょうか)せいぜい読書に使うくらいしか使い道のない時間なわけです。

だから、その30分前後の時間を練習に割り当てるのはあまり辛くないし、しかも何週間も続くわけじゃなくて、せいぜい一週間程度なわけです。(人にもよりますが、総練習時間4時間~7時間の間に収まります。)

で、3日でOASYSを使えるようになった僕を見ている彼は、とにかく僕に言われた通りに練習したわけです。

まず、ホームポジションを練習して、それからこれを覚えて、次はこれ、それが済んだらこれを覚えて、こういう練習の仕方はしない方がいいよ、キーボードは一切見ずに練習してね、とか注意事項とか練習のポイントとかを、昼休み前とかにちょっと教えた程度だったと思います。

で、結局彼は一週間強で、見事にブラインドタッチャーになったわけです。

それはそれは、僕が想定していたのとピタリと同じ、まさに1週間+αくらいで、まったくキーボード入力ができなかった彼が、ブラインドタッチで文章入力ができるようになったんですね。

いま、僕はブラインドタッチ練習ソフトの「WEEK」というのを作ってる最中ですが、とどのつまりは、この時の経験がベースになっているんですね。

何事を習得するにしても、

●その技能を身に着けるメリットの明確化
●その技能を身に着ける総練習時間数

の二つがはっきりしていないと「学習の壁」は乗り越えられないんだろうな、と思うのです。
この時は僕と言う「成功事例」を目の前で見ていて、なおかつ同じライター同士で学ぶ必要性ははっきりしていて、なおかつ「一週間で身に付く」という指標があったから、彼は努力も必要なだけ続けられたし、成功もしたのだろうと思うのです。

ということで、この話、まだちょっと続きがあるんですが(少しテーマからは外れますが)、その話はまた明日。
ではではまた明日お会いしましょう。


--------------[KID'S SIGNAL No.1055 -了-]---------------


[1055号] ●バックナンバー一覧に戻る←前号へ次号へ→