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Macのトラックパッド(板)の「ジェスチャー機能」は、特別に「好きだ」という人が多いのです。ファンが多いのは分かるけど…、ですねぇ。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1062号●2024年7月12日(金)
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読者さん、こんにちは。
昨日は、マウス、トラックボール(球)、トラックパッド/タッチパッド(板)ともに一切価値を認めない、という大胆発言をいたしました。
極端な発言に聞こえると思うのですが、
●ブラインドタッチができて「トラックポイント(棒型入力装置)」を使っている人間
にとっては、至極当然の判断なんですね。Youtubeで「あー、同じタイプの人間だ」と言う人を見つけて、しみじみそう思いました。
確かに、ネズミ、球、板が有利な点はあるにはあるんです。
でも、そういう機能は、どうしてもこれを使わなきゃしょうがない、という時だけ使えば良いだけです。
普段使いを考えれば、どうしても、トラックポイント(棒型入力装置)キーボードで、
●ブラインドタッチ+トラックポイント(棒)
の統合された環境で処理したいと思うわけです。
それは、つまりは、
●ブラインドタッチ+トラックポイント(棒)の応用範囲はものすごく広い。
ということなんです。
もう本当にものすごく広い。
やれることが多種多様で、欠けている、抜けている要素がほぼないわけです。
上記の弱点部分なんて、本当に使用範囲のごくごく狭いところだと思います。
で、今日は昨日お約束していた、
●Macのトラックパッド(板)のジェスチャー機能
の話をしたいと思います。
昨日も書いたように、タッチパッド/トラックパッド(板)は、ブラインドタッチをする人間には、無意識のうちに「板」に手が触れてしまって「カーソル飛び」が起きて、非常に使いづらい、使用に耐える道具とは言えない、という話をしました。
ブラインドタッチャーにとっては、拷問のような道具が「タッチパッド/トラックパッド(板)」なのですね。
おそらく、今後も使うことは一切ないのですが、唯一、
●Macのジェスチャーのうち、指二本ピンチによる拡大縮小機能
だけが、わずかにトラックポイント(棒)というか、キーボードと一体化した「トラックポイントキーボード」より快適性で上回る操作だなぁと思うのです。
Macのトラックパッド(板)には、かなりたくさんの「ジェスチャー機能」というのがあります。
通常の左右クリックは当然として、画面をスクロールさせたり、ページ間移動したり、デスクトップを表示させたり、いろいろな機能を、「板」にどう指をあてるかで自在にコントロールできるようになっているわけです。
実際、トラックパッド(板)の使い勝手をすごく気に入って激賞するようなユーザーは多数いますが、その激賞の理由が、このジェスチャー機能に由来していることが多いようです。
また実際、その便利さがWindowsユーザーからも評価されて、いまではWindowsの「タッチパッド(板)」の機能としてほとんどのジェスチャー機能がWindowsに移殖もされています。
なので、本当に「トラックパッドのジェスチャー機能は最高!」という人はたくさんいてるんですね。
複雑なキーボード操作をしなくても、トラックパッドの上で指をササッと動かすだけでインターネットのブラウジングなどが快適にやれるので、好きな人はかなり高く評価してます。
とくにノートパソコンを使っている人の中ではトラックパッド(板)はなくてはならないものであるようです。
もともとこのジェスチャー機能はMacブックに「スマホのような機能を持たせる」ということが開発の主眼だったようで、その意味では各種ある操作の中でも、
●指二本ピンチによる拡大縮小機能
は、本当にスマホ的な操作で快適なユーザーインターフェースだなぁと思います。
ですが。
トラックパッド(板)のジェスチャー機能で、どんなことができるのか? ということを仔細に調べてみると、やはり、ほとんどの機能はキーボードで何の問題もなくやれることばかりなんですね。
しかも、「トラックポイント(棒)キーボード」だと、あらゆる操作が、
●スティック操作でやるか、キー操作でやるかを選べる。
というかなり大きなアドバンテージがあるわけです。
たいていの機能を、その場の流れで、キーでやるかスティックでやるかを自由に選べるのは、現実的にはかなり効率的で便利なんですね。
しかし、そこまで便利な「トラックポイント(棒)キーボード」でも、上記で紹介した「指二本(親指と人差し指など)のピンチ操作で画像の拡大・縮小ができる」というジェスチャー機能に関しては、Macのトラックパッドに軍配が上がるんですね。
で、この「拡大・縮小操作」というものを使う頻度が、これまたけっこう高い。
PDFの閲覧やホームページの中の写真の確認なんかには、かなり便利だろうと思うわけです。
なので、正直、この機能だけは、ちょっと使いたいかなぁと、ずっと思ってるんですよ。
この「ピンチによる拡大・縮小」操作の良い点は、
●おおまかな拡縮率で適当にズームする
というところなんですね。適当に「このあたりをパッと拡大して見てみたい」と思った時にざっくりとした拡大率でパッと見れる。
このお気楽さがかなり良いだろうなとは思うわけです。
●テキトーに拡大して、テキトーに元に戻す
というような使い方ができるのは良いだろうなと思います。
ただ、この優位性もねぇ。
実はけっこう使用範囲が狭いんですね。
使用頻度も高いのだから、外付けのパッドを購入して、「トラックポイント(棒)キーボード」の横に置けば、「マウス飛び」も起こらず、「ピンチ拡大」もできて便利かな? と一瞬考えたんですが、冷静に考えると「ピンチ拡大」のためだけに、わざわざ外付けパッドを用意するのは、あまりにムダだと気づいたんですね。
というのは、そもそもこの「ピンチ拡大」の操作は「ノートパソコンにスマホのような機能をつける」のが主軸でして、そもそも、
●デスクトップのディスプレイに比べるとノートパソコンのディスプレイサイズが小さい
ということが必要性の主たるポイントなんですね。
だから、冷静に考えると、こういう「細部の確認」操作の本道は、
●大きなディスプレイを買う
ことなんですよ。
デスクトップPCを使うのであれば、サイズの大きいディスプレイを購入する方が、圧倒的に便利なわけです。
だってピンチをしなくても、ちょっと画面に顔を近づければそれで用は足りてしまいます。
つまり「ピンチ拡大」の操作は、
●スマホの小さい画面を補完するための操作
でしかないわけですね。
だから、導入したとしてもタブレットやノートパソコンでのみ便利なだけ、なんですね。
そこに気づいたら、途端に魅力を感じなくなりまして
●やっぱりパッド(板)は隙間商品で、応用性の低い欠陥商品やな
という結論に至りました。
いやー、トラックパッド(板)ファンには申し訳ないけど、やっぱり「板」は欠陥商品だし、トラックポイント(棒)キーボードと比べると、存在価値はまったくないよなぁ、という結論に到達してしまうのです。
ちなみにノートパソコンをスマホ的に使うためにジェスチャー機能は登場したと書きましたけど、いまやノートパソコンの多くが画面がタッチパネルになってきてるので、画面上でピンチ操作ができるようになってます。なので、わざわざ「板」を使って操作する必要性は、より希薄になってるんですよね。
でも、まだまだ、というか、日々よりいっそう「ノートパソコンにはタッチパッド/トラックパッド(板)」という傾向は強まっていますね。まったく世間の流れは本当に無駄な方向に進んでいるとしか言いようがありません。
アホやなぁみんな。
とまぁ日々思っているような次第です。
ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1062 -了-]---------------