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「ホームポジションを守れ」という決まり文句を、「守れる範囲で守れ」だと思っている人が多いと知って愕然としました。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1084号●2024年8月3日(土)
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読者さん、こんにちは。
先日から、「ブラインドタッチに関する意外な事実」をシリーズとして書いてます。
で、基本、昨日でもうネタがなくなってたんですが、今日、「あれ? もしかして?」と思うことがあったので、少し書いてみます。
これまでに書いた「意外な事実」シリーズは以下の4つ。
●7/30:「ブラインドタッチ」を「タッチタイピング」と呼称すると「完全見ず打ち」を目指せない。
●7/31:ブラインドタッチは漢字変換のある日本語にこそ必要。(欧米人には不要のスキル)
●8/1:「ゲームタイプのタイピング練習ソフト」は、タイピングが身に付くどころかやらない方がマシ。
●8/2:キーボードのキータッチにこだわる人は、ブラインドタッチができない人に多い。
で、今日お知らせしたいのは、
●8/3:「ホームポジションを守っている」と言ってる人でも、「指を戻す」をやっていなくて何年もうまくいかない。
ということですね。
ネットでですね、ブラインドタッチに関する「うまくいかない」とか「上達しない」というキーワードで検索していくと、
●ホームポジションを守っているのに、キチンと打てない
と言っている人が意外に多い、ということなんですね。
「え? どういうこと? なんでホームポジションを守っているのに上達しないの?」
と不思議に思っていたんですが、いろいろ調べていくと、ホームポジションの一番のキモである、
●ホームポジションは指を伸ばしたら戻す場所だ
ということが分かってないようなのですね。
どうも文章内容を読んでいると、「打っている途中で何度も戻している」という趣旨の発言があったわけです。
これを読んで、僕は、
「なんじゃそりゃ!」
だったわけです。
あのねー、ホームポジションっちゅうのはねぇ、
●一度打つたびに、必ず戻すもの
なんだよーと、声を大にして真実を届けてあげたくなりました。
いやー、「時折ホームに戻す」だけでは、そりゃ効果ないよ。
●使用するキーのすべては、ホームポジションからの距離と角度で指で覚える
というのがブラインドタッチの基本技術なわけで、それは全キーとも同じなわけです。
全てのキーをホームポジションからの距離と角度で位置を覚える、ということなので、一度ホームポジションから「出張」した指は、必ず「ホーム」に帰宅させないとダメなんですね。
でも、どうも、「何年も練習しているのにブラインドタッチになれない」と言っている人は、この戻す作業が一打ごとに必要だということが分かってないようなのですね。
戻さないと無理ですよ。絶対に。そりゃ何年練習してても覚えられないわ。
うーん。
世間には本当に「何年も練習してるけど身に付かない」と言っている人が多いわけですが、そのかなりの多くの人の「うまくいかない原因」が
●一打ごとに、必ずホームに指を戻す
というルールを知らずに練習しているからなんじゃないか? という疑惑が湧いてきました。
どうもそういうことらしいなぁ。
うむー。
ということで、今日の「意外」は
●ホームポジションは時折守る
のではなく、
●ホームポジションは一打ごとに必ず戻る
という意識ギャップのお話でした。
うーん、ここがそもそも分かってなかったかぁ。なかなか難しいですね。
今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1084 -了-]---------------