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「絞ったToDo」というのが、多少負荷はありますが、かなり効果的なように思います。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1095号●2024年8月14日(水)
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読者さん、こんにちは。
今日はちょっとToDoについて書いてみたいと思います。

うちのメルマガを気に入って読んでくださっている方なら、ToDoリストというのは、ごく普通に使っておられると思うのです。

ToDoは、一般的には仕事の効率化などに効果的だから導入しましょう、というようなお題目がついていると思います。
でも、僕は、それは確かに主目的だけれども、それと同時に、

●やるべきことを文字化することで課題の整理ができる
●どんな小さな課題でも、実行したという達成感が得られる
●ToDoリストを保管しておくことで、正確な日記が作れる
●日記を書くことで、自分の具体的行動が把握でき自信が生まれる

という、「内面的なメリット」ということの方がはるかに大きいのではないか? と考えているんですね。

だからToDoはやって損のない、人生全体にとっても、かなり有効な手段だと思うんです。

ただ、「内面的メリット」が大きいがゆえに、注意しないと逆効果になる場合もけっこうあると思うんですね。
それは、

●日常の雑務に取り紛れているだけで何かをやった気になってしまう

という側面です。

ToDoリストを作っていて、ヤバイよなぁと思うのは、ここですね。
とくだん自分にとって意味が大きいわけでもない雑務にばかり時間や行動というリソースを割いてしまって、有限な「人生」を無駄遣いする、という可能性は多少あります。
(多少はあるんですけど、それでもToDoを一切書かないよりは、はるかに意義は大きいんですけども)

この「雑務」と「業務」とのバランスというのが、かなり難しいよなぁと、いつも思っているんです。

若い時に広告制作会社で働いていた時は、この雑務と重要課題の切り分けなんか考える必要がなかったんです。
なぜかというと、自分が属しているチームのリーダーの人が現在で言うところのガントチャート(一か月の日付項目と、各種仕事の一覧項目との組み合わせの表)をつけておられて、それで作業の進行度合いなどを一週間に一度チェックするということがされていたからです。

まぁおおむね、一般的な企業では、こういう種類の業務管理、業務把握というのはやっているでしょうから、自動的に足かせがはまっていて、実務につながらない行動は自然とスポイルされていくわけです。

しかし、自宅営業で、なおかつ自らマーケティングしていこうか、というようなことをやり始めると、この「会社がはめてくれる足かせ」というのがなくなりますので、かなりToDoを書いていても、ついついダラダラとあまり意味のない雑務だけで一日を終えてしまう、ということもあったりするわけです。

でも最近はそういう傾向がかなり減りました。

どうして減ったか? というと、大きくは二つのツールがあったからで、それが、

●ナナメクリを使ったA4計画用紙
●ホワイトボードを使った週間行動計画

なんですね。
まず年間での大目標などを立てて、それをナナメクリファイル(A4クリップボード)にはさみこんで再読したり、机の前にぶらさげて大目標を忘れないようにしたり、ということができるわけです。

これで一定の方向性に従った「制限」が生まれるわけですね。

ホワイトボードの方は、一週間分のホワイトスペースを空けておいて(全8マス。7マスは一日一マスで使い、余った1マスは週間予定)、そこに「大目標に沿ったToDoだけ」を書くんです。

これで制限がかかって実務がかなり進んで行くようになりました。
面倒くさいので、基本は今日やったことの記帳がほとんどなんですが、今週中にやり終えたいなというような作業に関してはツイストノート・メモサイズに細目を書いて、マグネットで貼り付けたりもします。

このホワイトボードには「業務」に関することしか書かないと決めているのが良いのですね。まさに業務に「絞った」ToDoになるんです。

やるべきこと、なんて、それこそ山のようにあるわけですが、このホワイトボードを導入してからは、とにかく毎日「業務」が進んでいくので、これは良いなぁと思っております。
ま、「業務のことしか書かない」と決めているからですね。「絞る」というのは、なかなか良いように思います。

ということで、今日のメルマガはここまで。
ではでは、また。


--------------[KID'S SIGNAL No.1095 -了-]---------------


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