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たぶん絶対買わないけど、考え方は面白いなぁと思った製品がありました。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1110号●2024年8月31日(土)
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読者さん、こんにちは。
今日は先日から少しテーマに挙げている「壁に貼る」という考え方について、深堀りしてみたいと思います。

というのも、僕が考えているのは、

●定型情報の常時掲示

ということなんですね。
大目標を設定した上で、その大目標をA4コピー用紙やホワイトボードなどで、机の前に掲示して、常に視界に入るようにしておく、という工夫です。

で、いまのところは、この「常時掲示されている定型情報」を、「定期更新する」ということが、もっとも効率的で、考えなくても行動できる、良いツールになるんじゃないか? と思えるわけです。

そんなことを考えていたら、この

●定型情報の常時掲示

という考え方にかなり近い新商品をネットで見かけたんですね。
それがこちら、

●生産性が上がる? E Inkディスプレイのスマートカレンダー「NarTick」
https://www.youtube.com/watch?v=mmN15Z3sSLc

なんです。

これは「壁面」ではなくて、小さなディスプレイを手元に置いておいて、それを常時閲覧する、という考え方なので、僕がやってるやり方とはちょっと違うんですが、

●定型情報の常時掲示

という主要な考え方は共通してるんですね。

ただ、タイトルにあったように、この商品を買うか? というと、「絶対に買わない」と断言できるわけです。
それがなぜかと言うと、掲示できる情報の種類を、

●手元操作でページをめくるように変更できる

という考え方だからなんですね。

これでは全然意味がないと僕は思ってるんです。
こういうデジタルな「掲示ツール」を作るのであれば、単価を超安くして、部屋の壁に何枚もディスプレイを置いておいて、スマホから「プリントアウト」する感じで、情報が出せるようになっていないと意味がないと思ってるわけです。

というのも、いま、

●定型情報の常時掲示

をやっているわけですが、基本として、

1.週間予定表(60cm×90cmのホワイトボード)
2.大目標一覧(A4コピー用紙)

の二つを掲げていて、それにプラスして、
3.中間目標管理シート
4.暫定的な中期予定表リスト
とかをA4コピー用紙で掲示してるわけです。

で、今後も、この

●定型情報の常時掲示

をするための「掲示版(ホワイトボードまたはA4コピー用紙)」は数を増やそうかと思ってるわけです。
で、なんで数を増やそうと思っているかというと、確認するのに、視線を移動するだけで良いから、なわけです。

スマホとかのように指でページをめくるとかをしなくていい、そこがこの「常時掲示」の一番のメリットだからなわけです。

でも、このスマートカレンダー「NarTick」は、タッチ操作でページ替えによる表示切替があるわけです。

そうなると、そもそもの「常時掲示」の「勝手に情報が視野に入ってくる」というメリットがなくなってしまうんですね。
いくら多様な情報が表示できても、切り替え操作が必要なら、それは「掲示されていない時間が長い」ということにしかならないわけです。

この「画面を切り替えて表示する」仕組みだと、掲示できる情報は「一枚だけ」になってしまうのが、こういうデジタルツールの本当にダメダメなところだと思ってるわけです。

画面から表示が消えると、もうそれはこの世には存在していない情報になってしまうと思うんです。
これでは意識付けができないし、ただドンドン「忘れやすい情報」がスマホやPCに溜まっていくだけで、なんの意味もないと感じるんですね。

●画面を切り替えて表示する

のであれば、こんなものはスマホで充分だ、ということになってしまいます。
そして、スマホですら、「表示していないものは意識から消えてしまう」のですから、机上ディスプレだって画面切り替え方式にしたとたんにスマホと同じ欠点を持ってしまうことになります。
これでは本当に意味がない。

ということで、

●定型情報の常時掲示

というのは、かなり強力な行動管理手法だ、と思っているのですが、使えるのはやっぱり「A4コピー用紙」と「ホワイトボード」のみだなぁと、改めて感じているところなのであります。

ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。


--------------[KID'S SIGNAL No.1110 -了-]---------------


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