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「掲示するための筆記具」について考えます。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1126号●2024年9月16日(月)
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読者さん、こんにちは。
「掲示する」とか「パッと見てすぐわかる」ということを、手書きのノート、手帳、ホワイトボード、壁に掲示しているA4コピー用紙と、幅広くいろんな素材で試しているわけです。

で、この「パッと見てポイントがすぐわかる」ようにするために、一番簡単な方法は、

●アンダーラインを引く

というやり方で、人によっては、もうこのアンダーラインだけで充分、という人もいてると思うわけです。

でも、どうもこの「アンダーライン」というのは、たとえば読書をしていて、本文とは関係ない枝葉末節部分に、個人的に刺激を受けてちょっとメモするために下線を引いた、という場合もちょくちょくあるんですよ、僕の場合は。

なので、アンダーラインというのは、「そのページの本質」というよりは「主題とは少し離れるけれど関連テーマとしての強調」のようにも感じやすいし、たとえば、インターネットなどでは関連ページへのリンクがアンダーラインになっていることも多いので、「主要テーマの強調」という感じにはなりにくいと思うのです。

そんなこともあって、たとえば、ノートを取っている時の「表題」にあたる部分であるとか、仮に日記を手書きで書いていくなら「日付」の部分であるとかを、

●太字のペン

で書くようになってきたのです。

こうすると、ノートを再読するときに、ポイントであるとか、項目の区切りであるとかを一目で区別がつけられて、けっこう読みやすくなるんですね。

よく、バレットジャーナルの見本で、タイトルから内容まで、手書きでものすごく飾り文字などを書きつけた、華やかなページをカラーで紹介していたりしますが、まぁあそこまでやらなくても、この「タイトルだけ」強調する、というのは、再読に効果があるので、僕としてはお勧めしたいのです。

で、そういうニーズにどんなペンが必要か? ということなんですけど、いつも使っているのは、

●ぺんてる:筆文字サインペン極細
https://www.pentel.co.jp/products/pen/fudemoji_signpen/

なんですね。

で、先日も書きましたけど、この「太字」であるとか、「文字を目立たせる」とか、そういうニーズで仔細に検討していくと、なぜか「ぺんてる」の製品がとても多い。
チェックしてみたら、ぺんてる製品ばかりだったので驚いた、ということなんです。

で、ノートなどの紙に太字を書く時には、2つ問題点があるのです。それは、

●裏写りをしないか
●乾きが遅くないか

ということです。
片面使いのカードとかなら、あまり裏写りは気にしなくても良いのでしょうけど、ノートのように用紙の両面とも使う場合は、裏写りするとすごく困るわけです。
なので、ノートの途中に見出しを書く、などする時は、裏写りしないものを選ぶことになります。

しかし「太字」の文字を書く、ということは、インクが細字よりたくさん使われるわけで、当然裏写りもしやすいわけです。
特にノートの用紙が薄い場合はとても困ります。

僕の場合で言うと、コピー用紙を断裁サービスに出してオリジナルで作っている「ツイストノート・メモサイズ無地」が、かなり薄手の用紙を選んで作ったので、裏写りしやすいんですね。
いやまぁ、この「ツイストノート・メモサイズ無地」は、片面使いしかするつもりはないので、別に裏写りしやすいペンで見出しを書いてもかまわないんですけど、それでも裏写りするよりは、しない方が何かと安心なわけです。

ぺんてるの「筆文字サインペン」は、ここのところがなかなか優秀で、ほんとうに裏写りが少ないんですね。
インクが「顔料」だからなのかもしれませんが、文字色はくっきり濃く、太い文字も細い文字も真っ黒に書けるのに、乾くのも早くて裏写りも少ないわけです。
このあたり、ぺんてるさんは、かなり考えて作ってるんじゃないか? という気がします。

そもそも「筆ペン」ではなくて「筆文字サインペン」という名称が用途を明確にしているように思うんですね。

あくまで「筆文字のように太い細いの強弱をつけられるサインペン」なわけです。
サインペンと銘打つ限り、それははっきり普段使いを念頭に置いている、ということだと思うわけです。

そして、もうひとつ、ここはかなり重要なんですけど、

●「サインペン」は、ぺんてるの商品名である

ということなんですね。

そもそもぺんてるさんが企業として大きく飛躍できたのは、この「サインペン」があったればこそ、なわけです。

その一番大事な名前を、この筆文字サインペンは受け継いでいる、ということで、多分そのあたりぺんてるさんには格別の思いがあるのではないか?
という気がしてます。

ということで、今日は「筆文字サインペン」のお話でした。
筆文字サインペンは、ほんとうに細い文字から太い文字まで、かなり自在にコントロールできるので、僕としてはけっこうお勧めです。
(筆のような書体を書く、という用途にはあまり向いてないのかも、ですが、サインペンとしては使いやすいと思います。)

ということで、明日は、その本家の「サインペン」の話をしますかね? いや、エナージェルが先かな? まぁどっちかの紹介になるでしょう。
ではではまた、明日。

--------------[KID'S SIGNAL No.1126-了-]---------------


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