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昨日の続き、「紙に手書き」の強力さを実感したiPad mini 体験を話します。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1135号●2024年9月25日(水)
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読者さん、こんにちは。
昨日は、タイトルに「紙に手書きの強力さを実感した話」としていたのに、紙に手書きする話が全然出てきませんでした。ごめんなさい。

昨日書きたかった話は、

●iPad mini に手書きでメモするのは、ものすごく進化していて便利だった。

という事が書きたかったのと、であるにも関わらず、

●やっぱり紙に手書きでメモする方が強力だ。

という結論につなげたかったわけです。

でも、僕自身の「デジタル機器への手書き」に対する経験とかを書きかけて、肝心の話に入れずじまいでした。

まず、iPad での「手書き」の進化について書いておきましょう。
これはもう「クィックメモ」に尽きます。

iPad は、2015年から、Windowsマシンと同じように「マルチタスク」ができるようになりました。
でも、iPad ではWindowsマシンとは違って、「マルチタスク」を「使い方を洗練させる」という方向で提供しているんですね。
Windowsのマルチタスクのようにたくさんのアプリを、自由サイズのウィンドウで開く、なんてことをしていないわけです。
乱暴にざっくり説明してしまうと、

●アプリを2つだけに絞った、簡単自由な切り替え方

で、マルチタスクを表現しているわけです。
これがなかなかに快適なんですね。2つのアプリ切り替えに絞ったようなユーザーインターフェースなので、アプリ切り替えが簡単です。

その中でも、iPad標準装備のアプリである「クィックメモ」が、

●画面右下隅(左下隅でも可)から、中央に向けて指をスライドさせる。

というワンアクションで起動できるように設計されていて、実に練られた操作性だなぁと感心させられるわけです。
「メモが取りたいな」と思ったら、画面の右下隅から、中央に向かって指をサッと走らせるわけです。
そうすると、画面の4分の1くらいの小さなウィンドが、いま使っているアプリの上に載せられているような感じで現れてくるんですね。

ちょうどポストイットなどの付箋を取り出すのとそっくりな感覚なわけです。
右下隅から画面中央方向へのスライドすれば、付箋をいま使ってるアプリの上に貼れると言う感覚です。指一本でひょい!です。

で、このクィックメモが基本は「無地」で、ペン入力で「手書き文字」が書けるわけです。

前から何度も書いているように、「手書き文字」は入力スピードが超遅いわけです。で、だからこそ、

●何を書くべきか、メモする内容をしっかり吟味して
●より抽象的、あるいは具体的なワードに再統合・要約・展開して
●自分専用にカスタマイズされたフォント「手書き文字」で書く

という高度な内面処理が行われるので、

●自分の内面への記銘効果がとても高い

というメリットがあるわけです。

なので、これを読書している時などに行うと、学習効果がかなり高くなるわけです。
(この部分に関してはキチンと学術的な実験も行われているので間違いありません。)

ですから、kindle で電子書籍を読んでいる時に、このクィックメモでメモを取るようにしたら、おそらくかなり効果が高いはずなのです。

これは実際、かなり便利だろうなと思いました。
iPad mini の書籍に近い表示機能と、このクィックメモによる付箋書き込み機能があれば、電子書籍の学習には、かなり効果が高いだろうと思います。

それでも、です。
それでも、なんです。
それでもやっぱり、あくまで「デジタル手書き」は、「紙に手書き」には勝てないと。
僕はそこを強く実感したわけです。

ああ、今日も iPad mini のすばらしさを書いただけで終わってしまいました。
長くなったので、この続きはまた明日。
明日は「紙に手書き」の圧倒的な利便性の高さについて書きたいと思います。

ではではまた。

--------------[KID'S SIGNAL No.1135-了-]---------------


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