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今日はめずらしく「エッセイ」本の紹介です。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1142号●2024年10月2日(水)
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読者さん、こんにちは。

今日はめずらしく、「エッセイ」の本を紹介します。

たまたま図書館で書籍を探していて、手にした本なのですが、以下のタイトルです。

●ちょっと本屋に行ってくる。NEW EDITION
https://issuance.official.ec/items/80539629

この本、タイトルにも単語が出ていますけど、実は「本」にまつわるエッセイ集なんですね。

これがねぇ、もう、異様に面白い。
いや、面白いと言っても、たぶん、かなりの本好きでないと楽しめないのかもしれないんですけど、まぁとにかくめっぽう面白い。

最初の一篇が楽しかったので、なんとなく借りて、でそのまま忘れていて、返却期限が迫った一昨日から読み始めたんですけど、もう一気読みでした。

・お風呂に本を持ち込む話
・車で書店に出かけた時の駐車料金の話
・本棚を作って書籍を並べる時の並べ方の話
・待ち合わせに本屋を利用している時の話
・かの有名な書店での便意の話
・本の「カバー」の話
・プレゼントとしての本にまつわるあれやこれや
・しおりには何を使うのか
・睡眠導入剤としての本の話

とかとかとか。

もう、かなり面白くて、ニヤニヤしながら読み終えてしまいました。

で、これが実は Amazon での取り扱いがないんですね。

なんか本文にも書いてあったんですけど、WEBメディアで連載されたものを書籍化していて、発行所もそのWEBメディア。
しかもなんと新潟の小さな会社だったりする。

いまの時代、本の購入はネット一択になりつつありますけど、そういう風潮の中で、このエッセイは電子書籍にまつわる話はほぼ出ず、ネットのオンライン書店の話もほぼありません。

出てくるのは「紙の本」の話と、町なかの「本屋さん」の話ばかりです。

で、そこがまた良いのです。

なんですかね。著者の藤田雅史さんは1980年生まれだそうですから、それほどノスタルジーを求める老人というわけでもありません。現在44歳。そういう方が、紙の本と本屋にこだわって書き連ねているエッセイが、これほど面白いというのは、僕からすれば目ウロコでした。

もうちょっと「本屋」に行かなくちゃなぁって思いましたね。

でもって、この本との出会いが、田舎の市営図書館だったということの新鮮さ。どういう経緯か分かりませんが、誰かがリクエストしたんだろうなぁと感心して感謝しているのであります。

なかなか手に入らない書籍かもしれませんけど、良かったら読んでみてください。
いま映画で「侍タイムスリッパー」というのが、自主上映で1館だけの上映から、SNSで火がついて、またたくまに全国137館でロードショーとかの現象が起きてますけど、それに近いものを感じてしまう。

ということで、今日のメルマガは、おすすめエッセイ本の紹介という、かなりレアな内容でした。
ではでは、また明日。

今日中に「ちょっと本屋に行ってくる」、返しにいかなきゃ。では。


--------------[KID'S SIGNAL No.1142-了-]---------------


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