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やっぱりデジタルメモは、今後100年経っても「紙」を超えることはないと確信しました。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1144号●2024年10月4日(金)
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読者さん、こんにちは。
昨日は、ふと思いつきで「カバンの中の道具の重量」をいろいろと測定してみました。

そこで驚いたのは「紙のメモ」の軽さと「掲示」をはじめとした利便性の高さでした。

実際、スマホサイズの「紙のメモ帳」と、A4サイズの「紙挟み」の重量が以下のように、

●ツイストノート メモサイズ 65g
●ナナメクリファイル 120g

両方合わせても200gを超えなかったんですよね。

これはちょっと衝撃で。

で、やっぱり、この「重さ」とか「掲示機能」とかが気になってきたのは、iPad mini を購入したからこそ、なんですね。
iPad mini は小さいとは言え300g。ペンとケースをつけるとどうしても450gにはなってしまう。

もちろん読書端末として使うために買ったので、用途・目的は果たせていてそこに不満はまったくないんですが、やはり iPad を使うならデジタルメモとしても使ってみたい、という欲目はあるわけで。

でも検討すればするほど、紙の利便性が大きく光るんですよね。

そもそも、スマホサイズ(ほぼ5×3インチカードサイズ:メモの定番サイズ)のメモは、情報を単体で「モノ」化するのに便利なわけです。
ちょっとメモしただけで、情報がキチンと「モノ」になってくれて、机の上に適当に投げ出していても、そこでちゃんと読めるわけです。
これがつまりは「掲示」の機能になっています。

極端な話、10枚20枚の白紙のカードを手に持って、思いつきを次々に書いて、机の上に適当に置いておくだけで、超高機能なブレスト環境が出来上がってしまうわけです。

思いつきのすべてを眺めながら、次の思いつきを書いていける。「書いたもの全部」と、「これから書くこと」を同時に観ながら書けるわけです。

ところがこれを、iPad などのデジタルのメモでやろうとすると、もうまったくできないわけです。
画面を半分にして、上半分に「それまでに書いたもの」、下半分を「これから書く白紙」にしてくれるとうれしいんですけど、そういうアプリは見たことがありません。
(誰か作ってくれんかなぁ。)

たいていのデジタルメモは、1枚書いて、2枚目を書こうとすると1枚目はまったく画面に登場しないわけです。うーん、そうじゃないんや、と思うんですけど、ま、そういう仕組みなんだからしょうがないですわね。

で、こういう「すでに書いたものを見ながら、新たに書く」というやり方を取るなら、実は「A4コピー用紙」でテキトーに思いつきを次々に書いていくと、充分にやりたいことができるわけです。

なので、さっき書いた

●スマホサイズの「紙のメモ帳」と、A4サイズの「紙挟み」

というのは、どちらもそういう「どんどん思いつきを書いてながめる」というのに最適なツールなわけです。

こういう便利なものが、たった185gで使えるわけだから、やっぱり紙が最強だわなぁと思うんですよね。

ただ、iPad mini は「読書端末」としてはとても快適なので、この超便利で軽い「紙のメモ帳&紙挟み」を、うまくデジタル化して、iPadを閲覧道具に仕立て上げれば、それはそれでかなり便利になるんじゃないか? といろいろと構想中です。(でも、そもそもデジタル化するのが面倒くさいのでやらないかも)

ともあれ、やっぱり紙は、

●書いた途端にプリントアウトされた「モノ」になる

というところが便利なんですよね。これは多分100年経ってもデジタルツールは越えられないでしょうねぇ。

ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。


--------------[KID'S SIGNAL No.1144-了-]---------------


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