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WEEKの開発で、「コンパイルエラー」が出ました。その原因に時代の流れを感じています。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1151号●2024年10月11日(金)
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読者さん、こんにちは。
今日はちょっと、タイプ練習ソフト「WEEK」の進捗について、少しお話ししたいと思います。
とにかく、早くリリースしたいので、自分が考えている機能で、実装に手間のかかるところはパスし、いま持てるリソースでやれるところまでやる、というスタンスで作っているわけです。
で、ほとんど完成しているので、とりあえず、一般に流通できる「実行形式」に変換しようとしているのですが、これが困ったことにコンパイルエラーが出てしまうんですね。
で、通常コンパイルエラーなんかが出たら、もう何が原因か分からなくて呆然となってしまうものなんですけど、僕の場合は全然違っていて原因がものすごく明確なんです。
ちょっと説明が必要なんですけど、僕が使っているコンパイラーは驚くなかれ「HTMLcompiler」という製品でして、HTMLとjavascriptで開発されたアプリをEXE形式にコンパイルしてくれる、という、かなりの変わり種ソフトなんです。
で、このソフトが実に優れていて、とにかくHTMLとjavascriptでプログラムを書いたら、もう本当にそのままの形で実行形式に変換してくれるんですよ。
ただ、残念ながら、このソフトは国内生産のソフトではありませんで、えーと国はどこだかちゃんと確認してませんが、とにかくスペイン語圏の人が個人で作られているようなソフトなんです。
で、購入とか登録とかで良く分からないことがあると、とにかく日本語で手紙を書いて、それをGoogle翻訳で英語に直してメールで送り、向こうから帰ってきた英語のメールを、また翻訳ソフトで読む、とかやって環境を整えてきたわけです。
で、これで全部OKだ、と思ってコンパイルしたら、出来上がったソフトが、文字化けしてるんですよ。それが今回のコンパイルエラーなんですね。
で、こういう文字化けが起きるのは、HTMLのキャラクターセットが一致してない場合に起きるんです。
で、理由が分かってるのでチェックしてみたけど、全部ちゃんと整ってたんですね。なのに、文字化けが起きる。
「うーむ、これはもしかしてシフトJISで設定しているからか?」
と、いまは疑っているところなんですけど、どうも、このシフトJISだからダメと言う結論になりそうなんです。
えー、キャラクタセットというのは、パソコンで使われている「文字」のルール体系の種類でして、日本のパソコンの場合、漢字を使うので、漢字を使うための独自のコード体系をいうのを、それはもう、パソコン黎明期から設定してきて、そういう歴史の中でも「シフトJIS」というのはかなり古いコード体系なんです。
で、実はいまは、たとえばネット環境などでは、もうシフトJISみたいな古い規格は全然使われておりませんで、日本だけでなく中国なども含めた「2バイト文字圏対応文字コード」で汎用的に指示するのが通例になってるわけです。
でもまぁ、僕の場合は、作ってるファイルの初期値をシフトJISにしたまま開発を続けてきたので、UTF-8にコードルールを変更しないまま開発してきたんですね。
でもどうも、このコンパイラは、日本のローカルな文字セットである「シフトJIS」には対応していないようなんですね。なんせ試しにシフトJISだったファイルをUTF-8に変えてみたら、その部分だけはキチンと動きましたので。
うーん、困ったなぁ。と。
いやまぁキャラクターセットを書き換えるだけなら、全部で20ファイルくらいあるプログラムの、ほんの一行ずつを全部変更する程度のことなので、多分大きな問題は出てこないとは思うんですね。
でも、そうなると、僕自身はありとあらゆるテキストファイルは、すべてシフトJISで統一しているものだから、プログラム開発だけUTF-8になってしまうんですよ。
うーん。仕方ない。時代の流れに合わせて、ゆるゆるとUTF-8に、僕も鞍替えしていこうかな、と思っているのですが、それでもただ、昔ながらの「シフトJIS」とバイバイしてしまうのは、ちょっと寂しい気持ちになってしまうんですよねぇ。
うーん。
と、言いつつ、一度開発者の人にシフトJISに対応してもらえないか、確認してみよう、とは思っていたりするんですが。
またGoogle翻訳に頼らないとダメですな。やれやれ。
ということで、本日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1151-了-]---------------