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悩みに悩んで購入した一冊の書籍があります。さて、悩んでいた理由はなんでしょう?
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1166号●2024年10月26日(土)
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読者さん、こんにちは。
今日は予定がいろいろと詰まっていて、メルマガ更新がずいぶん遅れました。申し訳ない。
さて、本日は、たまたま書店に出かける用事がありまして、家から一番近い書店に、20分車で移動して、一冊の本を買いました。
買ったのはアメコミの翻訳本で、「スパイダーマン」の中の有名シリーズを1冊にまとめたオールカラー460ページの単行本です。
実はこの本、少し前にこの書店で見つけて、買おうかどうしようかと、ものすごく迷っていた本なのです。
なぜ迷っていたかという理由がものすごく複雑なんですね。(というか理由が複雑だからこそ迷うわけですが)
実は、昔、英語の勉強のために「好きなスパイダーマンのシリーズなら、楽しみながら読めて、継続できるんじゃないか?」と、連続してアメリカのコミックスを買っていた時期があって、この本は、その当時の作品がまとめられた日本語訳版だったということが重要なんです。
実はアメコミほど、英語の初学者に向いてない「理解しにくいテキスト」は他にない、と言うことを当時の僕は知らなかったんです。
というのも、そもそもアメコミと言うのは、昔からの設定をぐちゃぐちゃいじってお話を作ったりしているので、ストーリー自体が「昔の話を知らないと理解できない」と言う構造になっている上、セリフ回しにはスラングであったり、そこまでいかなくても、かなりくだけた表現があったりして、初学者には超絶敷居の高い存在なんです。
しかも、その当時のシリーズと言うのが、主人公のスパイダーマンが自分自身の内面の悩みをああでもない、こうでもないとグズグズ考え続ける物語で、ものすごく抽象的なテーマと単語が飛び交う超難解シリーズだったので、本当に物語の流れがさっぱり分からない代物だったのです。
こういう場合、翻訳されたなら、一も二もなく購入するようなものなのですが、でも、ここにいくつものマイナス要因があって「どうしよかなー」と、悩みまくることになるんです。
そのマイナス要因というのが何か?というと、そのまとめられたシリーズと言うのが、数あるスパイダーマンシリーズの中でも人気の出なかった、「黒歴史扱い」されている評判の悪かったシリーズだからなんです。
「あまり面白くない可能性が高い、昔理解しそこねたシリーズ」
なわけで、まぁリスキーと言えばものすごくリスキーです。
まぁはっきり言って、このシリーズがスパイダーマンの物語として映画化されることは、まぁないでしょう。
とはいえ、なんだかんだ言っても、一時期分からないなりに頑張って概略だけでも理解しようとしていたシリーズなので、「読みたい」「知りたい」という欲求もまた強いんですね。
だから、もう即買おう!
と思ったんですが、ここにまた大きな壁が立ちはだかるのです。
というのも、アメコミというのは日本のマンガと違ってオールカラーなんです。その「シリーズまとめ」で460ページなので、値段がバカ高いんですね。
なんと5300円。
いや、オールカラーで翻訳もやって、なおかつそんなに大ヒットが狙えるわけでもないのだから、良心的価格なんですよ。
それでも一冊5300円は勇気が必要です。
うーんどうしようかなぁ。
面白くないシリーズのナンバーワンだしなぁ。
でも思い出深いしなぁ。
悩むなぁ。
と、1週間悩んだんですね。
で、
「ま、1週間悩んだということは『欲しい』ということだな」
と、気づいたので本日購入いたしました。
読んでみると、昔全然把握できなかったことが「ああ、そういう感じだったのか」とすっきりと分かって、やっぱり買ってよかったと思いました。
いや、でも、最悪の評判のシリーズですからなぁ。
なかなか踏み切れませんでしたよ。いや、ほんと。
てなことで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1166-了-]---------------