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たくさんの本を並行して読むようになって変わったことをお伝えします。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1175号●2024年11月4日(月)
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読者さん、こんにちは。
いま、複数の書籍を並行して読んでいる、という話を先日しました。
最近、この複数本読み、というのが、僕にとってなかなかエポックメイキングな出来事になってきているな、と感じるんです。
それはいったい何か? というと、
●読むスピードが書籍によってかなり異なる
ということなんです。
いま読んでいる本で言うと、ネット関連のサービスの活用方法の解説本であったり、自己啓発系の書籍であったり、歴史書の入門書であったり、語学学習の基礎を解き明かす本だったり、効果的な広告を作るための70年も昔の名著であったり、日本の小説の開祖である竹取物語だったり、宗教的偉人の空海の話を書いた本だったりと、かなりバラエティに富んでいるわけです。
で、この中で言うと、ネットサービスの解説本は、それこそアカウントの作り方から画像で手取り足取り紹介してくれている書籍なので、それこそ熟読などせず「わかったつもり」でガンガンに内容はすっ飛ばして読んでるわけです。
なぜかと言うと、どうせ実際にネットでアクセスしてアカウントを作ろうと思っているからですね。
「細かいところは、実際にアカウント作る時に確かめればいいや」
という割り切りがあるわけです。
逆に歴史の入門書は、1ページに1項目で、日本の歴史を370ページ程度、1日1ページ読めば1年で日本の歴史がだいたい分かるようにできている本で、これは本当に1日に1ページくらいしか読みません。
同じく空海の書籍なんて、これも250ページくらいありますが、それこそ2日に1ページ程度の超スローペースで読んでます。
自己啓発系の書籍なんかは、半分娯楽的に読んでる部分もあるので、ごく普通のペースですし、英語学習の書籍とか読書の仕方を書いた、昨日紹介した「読書は1冊のノートにまとめなさい」なんかは、どちらも内容がかなり面白いので、けっこう普通より早めのスピードで、多めのページ数を読んでいます。
このあたり、並行して読むようになって、こういうスピードコントロールができるようになってきたんじゃないかな? と思います。
前に、自分の事務所に電車で通っていた時は、片道20分、往復40分、週末や自分の気分が乗った時は、帰りに食事がてらファミリーレストランなどで、1時間程度食後の読書タイムを楽しんでいて、この限られた時間内に「どれだけたくさんの書籍を読むか」ばかりを気にしていたように思うんですね。
だから、冊数を稼ぐために、どうしても「読みやすい」本を読む必要があって、それこそさっさと読める自己啓発本の比率がけっこう高かったと思うんです。
でも並行読書をはじめて、自分の内面的に「急いで読読もう」という意識自体がかなり減ってきたんじゃないかな? と思うのです。
歴史に関する書籍などは、じっくり時間をかけて読まないと頭に入らないんですね。昨日読んだところをちょっと読み返して「ああ、前の時代がこうなっていたから、そのあとの世界がこうなるのか」と後戻りして確認しないと頭に入ってこないわけです。でも理解したいから、そういう作業をするわけです。
結果的に読むスピードはすごく遅いし、でもそれが読んだ情報を体になじませるにはちょうど良い感じであったりするんです。
それにあわせて、単に「読み飛ばす」だけでは、血肉にならないなぁという気持ちもあって、読書ノートもけっこうマメにつけていたりします。
歴史なんて、僕のかなり苦手なジャンルだったので、それを毎日少しずつでも進めていけてる、というのが、これまた面白くて、「1日1ページだけなら屁でもない」という設定にしたのもちょうど頃合いで課題を克服しやすいというところが僕にとっては、かなり新鮮な出来事だったりするのです。
なんというか、「速読しなくちゃ」という意識がなくなって、純粋に「知りたいことを知る」という楽しみそのものに興味が広がったんだなぁと、感慨深いのであります。
何年も定期的で、継続しての読書というものをやってなかったので、いまこうして読書の仕方自体を再構築して、スピードコントロールの技術まで手に入れたんだなぁと、かなり感慨深いのです。
自分自身の新しい可能性を見つける、というのはけっこうおもしろい体験なんじゃないかな? と思います。
ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1175 -了- ]---------------