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松本人志の「訴訟取り下げ」とはどういうことなのかを、少し書いておきたいと思います。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1185号●2024年11月14日(木)
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読者さん、こんにちは。
今日は、先日話題になったお笑い芸人の松本人志の訴訟の取り下げの話を少ししたいと思います。

「なんでまた急にそんな話を」

と思われる方もおられるかもしれません。
しかし、数ヶ月前に、松本人志の話題をこのメルマガでも1度だけ取り上げたことがあるんです。

で、その時にかなり強い批判をいたしまして、そうするとこのメルマガ読者の方で登録を解除された方がおられたんです。
これは僕の想像でしかないんですが、その登録解除された方は、松本人志さんのファンの方だったんじゃないかな? と思っているのです。(全然関係ない登録解除だったのかも? ではあるんですが。)

とはいうものの、ですね。あの事件は明らかな言い訳してどうのこうのなるような問題では無いのです。
そもそも5億5000万の名誉棄損の損害賠償請求を松本氏はしているわけですが、そんなもの成り立つわけないでしょ?と言う類のものなのです。

そもそも被害者が10人も出ていると言う段階で、これは完全な犯罪行為としか判定できないのではないでしょうか。
不特定多数との関係がそれだけたくさんある、というのは異常でしょう。
長く付き合いのあった一人の人との不倫、というのとはわけが違います。

まぁ、確かに多人数ではあっても、「大人と大人の関係なのだから自己責任で考えるべき」と言う側面はあるにしても、被害を訴える方が10人もおられると言う段階で、どう考えてもアウト案件なわけですよ。

でそれに加えて、今回はその名を記す「取り下げ」にすると言う話でした。
僕も裁判には詳しくはありませんが、この手の裁判と言うのは、大きく判定が3つに分かれるそうです。

その3つとは、

1.判決の確定
2.和解
3.取り下げ

の3つだそうです。で今回は、「取り下げ」だったわけですが、判決が下れば、どちらかが勝ち、どちらかが負けるわけです。勝訴か敗訴か、ですね。
そして、もう一つの「和解」は、こういう民事裁判の場合、途中で裁判所から和解勧告が出て、「双方話し合って条件を詰めて和解してはどうか?」という話になることが多いそうです。

しかし、今回は上記のどちらでもなく「取り下げ」です。これは、上記二つの状況よりも、はっきりと条件が厳しい話でして、「訴え出たが、裁判しても勝てないから取り下げにするしかない」と言う話なわけです。

つまり完全敗北なわけです。
つまり敗訴した場合より、これは印象が悪いことなんです。そもそも裁判を維持できないということですから。

で、この裁判に関しては、もう一つ注目すべき点があります。

それは、そもそもの話で申し訳ないのですが、この松本人志裁判を担当している弁護士というのが、実は非常に質(タチ)の悪い人でして、少し前の検察による言いがかり的な政治事件「小沢一郎陸山会事件」の検事をやっていたのが、この裁判の松本人志の弁護士、田代政弘弁護士なのですね。

この人、もともとは検事だったのに、いまは弁護士なわけです。これ、俗に言う、「ヤメ検」と言うやつです。
まぁ「ヤメ検」にもいろいろいるんでしょうが、この田代氏の場合は「証拠の捏造」と言うものをやって懲戒処分を受けたので野に下り、弁護士をやるしかなくなった、ということなわけです。
ですから、松本人志の文春との裁判が始まった時に弁護士が田代政弘と聞いて、

「えー! よりにもよって、なんで田代弁護士なの?」

と、僕も思いましたし、裁判をわかっている人たちからは、ずっと「あんな奴に弁護人頼むって、その段階で終わってる」と、言われてきたことなのです。

僕はこの田代政弘氏に関しては、罪もない女性が「子供の保育園のお迎えがありますから帰らせてください」と言っているのに、無理やり検察庁から出さず何か自分にとってメリットのある発言を引き出せないかとえんえんと拘束し続けた、という話を見聞きしていたので、「ほんとうに許せない奴だ」と記憶していたわけです。

これは僕の勝手な推測ですが、おそらくは松本人志の性加害事件の弁護なんて、どう考えても勝てるわけがないので、誰も引き受け手がなく、だからこそ、田代みたいなおかしな奴が弁護を引き受けてきたと言うことなのだろうと思ってるわけです。(十中八九そういうことだと思います。)

弁護の仕事と言うのは、最初に着手金と言うものを必要とします。そして、今回の事件の着手金は何千万も取ったのではないかとすら言われているのです。
なので、おそらく今回の訴訟に関しては、この田代弁護士が濡れてに粟で、しこたま儲けただけ、と言う、実にくだらない大馬鹿者の訴訟だったと言うことなのではないでしょうか。

訴訟の取り下げと言う事は、完全敗北と言うことなので、今後は「被害者」が雨後の筍のごとく、次々に現れてきて、もしかしたら「松本事件被害者集団訴訟」と言う話になってもおかしくありません。

そんな状況ですから、テレビ局にしたって、こんなタレントは、コンプライアンス上復帰させることは不可能です。ましてや、テレビのスポンサーと言うのは、今や世界的企業などが多いので、性加害事件を起こしたような人を応援するなんてできるわけがないのです。そんな企業は出てこないでしょう。

まぁ状況としては、こういうことです。

ところが世間的には、「裁判を終えたんだからまっちゃんが帰ってくる」などと言う、馬鹿なことを言っている人たちがたくさんいるんですよね。
まぁファンの心情からしたらそうなのかもしれませんけども。
でも、それは無理やから。
という話ですね。

確かに、まだまだ日本のテレビ業界は古い体質が残っているところがありますから、松本人志待望論などと言うありえない幻想が跋扈するのもわからなくは無いのですが、まぁ99%松本人志の復帰はありません。
ユーチューバーとしてならかなりの人気を博すかもしれませんがそこまでですね。

世間的には、

「あのおもろいまっちゃんをまた見たい」

と言う気持ちが渦巻いているようで、それはそれとして、心情としてはよくわかりますが、(僕も昔は松本人志がかなり好きだったのでねぇ。)犯罪者がテレビに出るというのはかなり難しいことなのではないんですかね?しかも、女性の視聴者の多いテレビでの復活は、致命的に難しいと思います。

ということで基本的に松本人志は、もうテレビでは見れません。それが現実だと言うことです。
こういうことを書くと、またファンの方がこのメルマガ登録を解除されるのかもしれませんが、でもそれが現実なんだからしょうがないですよね?と言うことを言いたかったのです。

だってそうなってるものはそうなってるんだから、しょうがないじゃないか! ということですね。

ということで、今回のメルマガはここまで。
ではでは、また明日。


--------------[KID'S SIGNAL No.1185 -了- ]---------------


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