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こんな本なら、「図書館で借りて読む」というのは、かなり意味があると思うのです。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1205号●2024年12月4日(水)
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今日もいろいろ予定がありまして、発行時間が遅くなってすみません。

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しばらく届いていなかったけれど、号数がけっこう飛んでるぞ、という方がおられるかも知れません。
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さて、今日は最近の僕の図書館の使い方について少しお話したいと思います。

前にも書いたとおり、読書の書籍を選ぶソースとして、

・書店
・電子図書
・図書館

という3つを並行して活用するようになってきたわけですが、これらは特性が少しずつ異なっていて、定期的に使っていく中で、「ああ、こういう書籍はこのソースで利用するのが賢いよなぁと思うものが出てきたので、ちょっと書いてみようと思ったわけです。

図書館の場合は、実物の書籍がそこに保管されているのですから、その「保管されている書籍」を読むという利便性を最大限に生かすのが良いな、と思うわけです。

そうした中から思いついたのが、

●全集モノを順番に読む。

という発想でした。
図書館に毎週出かけるようになって、けっこう問題なのが、「読みたい本を探すのに時間が取られる」ということなんですね。
田舎に住んでいるので、車で出かけることが必須なので、スーパーなど定期的な買い物のついでに図書館に寄るようにしているわけですが、本探しに時間をかけていると、帰宅時間が遅くなって一日の予定が狂ってしまうわけです。

そういう条件の中で「全集モノ」というのは、何も考えずに1巻から順に借りるだけなので、実に手軽なのです。
文学全集なども悪くないのですが、僕がいま利用している「全集モノ」は、これ。

●小学館創立100周年企画 小学館版 学習まんが日本の歴史 全20巻 (小学館学習まんがシリーズ)
https://amzn.to/3CUetd8

まんが日本の歴史全20巻。これはね、自分でも「良い読み物を見つけたな」と思いました。
この手のマンガ全集は、歴史が浅いということもあって、最新の情報を取り込んで作られている部分が大きいのですね。
そういう最新の情報が、「絵」で理解できるというのは、なかなか優れていると思います。いちおう「物語」にもなっているので、とても読みやすいんですね。

それに、全20巻の書籍を、自分の部屋に置く、などということは、考えただけでもゾッとします。それでなくても本棚がいっぱいで、どの本を捨てればいいのか考えるのも恐ろしい、という状態ですから、こんな全集モノは、いくらお金があったとしても、ちょっと購入できるものではないのです。

こういう「歴史マンガ」のようなものは、日本史や世界史が発行されていて、たぶんどんな図書館にも置かれていると思います。 図書館を利用するなら、ぜひ活用したい書籍だと思います。

で、この「家に置いておくには場所ふさぎだ」という意味で図書館で借りるのに最適なのが、

●ページ数の多い大著

です。これは本棚に入っていてもすぐに目につくので、図書館に出かけたら、ザっと館内を回って見て、目についたものから借りていくというようなこともしやすいので、やってみると面白いと思います。

僕が見つけたものでは、以下の書籍がけっこうおもしろいのです。

●死ぬまでに観たい映画1001本 改訂新版 大型本 - 2015/1/10
https://amzn.to/49hPAUJ

●独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 単行本(ソフトカバー) - 2020/9/29
https://amzn.to/3VhEXeD

これは映画の本が「960ページ」、独学の方が「788ページ」もあって、かなりの大著です。
こういう書籍は一気に全部を読むのではなくて、パラパラとめくって全体でどんなことが書かれているかを見て、読みたいところだけを読んでみる、という読み方をすれば充分です。

●読み終わってないからまだ返却しない。

などと考えずに、返却期限がきたら、サッサと返します。また借りれば良いだけの話だからです。このあたりの本との付き合い方も、図書館利用のポイントかな? と思います。

次に賢い使い方が、

●絶版本を選び出して読む

という読み方です。
これは、いろいろな情報にあたっていくうちに、とても希少価値の高い書籍の情報などに行き当たることがあるのですが、そういう場合にネットなどで調べていくと出会うことになります。

通常は、購入を前提に調べていくわけですが、時には以下の書籍のように、読みたい人が一定数いるにも関わらず、再販されておらず価格が高騰している場合があるんですね。
以下のページを見てください。

●ツキノワグマ日記―はみだし熊10頭の里親となって (1977年) (少年少女ドキュメンタリー) -
https://amzn.to/3OD36Zy

なんと、現在は¥7,507 という値段になっています。
こういう書籍は、「せどり」という手法の対象になっていて、

・どの程度の高額で売れるかの「相場」を調べる。
・その相場より安く売っていたら、即購入する。
・その書籍を相場より少し高い値段で売りに出す。

という儲け方法がありまして、とにかくどんどん値段が上がっていくわけです。
そういうことに巻き込まれるのも嫌ですから、ここはもっと調べて、「図書館に保管されていないか?」を調べるわけです。

この「ツキノワグマ日記」の場合は、近所の市立の図書館にはありませんでしたが、県立の図書館には蔵書されていました。
なので、奈良市まで出かける際に、ちょっと県立の図書館に寄って借りてみたのです。
内容は実に面白いものですが、それより、

●県立で借りた書籍は市立図書館で返すこともできる

ということを知ったのがうれしかったですね。
図書館には毎週でかけるようにしてるので、これで「県立図書館に出かけて借りる」というチョイスの幅が広がったわけです。
この図書館のネットワークを利用した返却方法は、公立の図書館では一般的なようですので、利用するのがお得だと思います。

ということで今日は、

■「図書館を利用すると賢い手法」 として、

●全集モノを順番に読む。
●ページ数の多い大著
●絶版本を選び出して読む

の3つを紹介しました。

ページ数の多い大著の項目でも書きましたが、これらの書籍はどれも、あまり無理して読むとか考えずに、気が向いた時にパラパラと読んで、多少なりとも読み進められたら、返却期限にキチンと返す、というようにするのが一番良いと思います。

その書籍を読みたいと思っている他の方もおられるだろうし、返却してもまた借りれば良いだけのことですから、まさに「図書館を自分の本棚」として利用すれば良いわけです。

このあたりが、図書館利用の賢い手法ではないかな? と思っています。

ということで、今日は「本の読み方:図書館編」でした。

ではではまた明日お会いしましょう。


--------------[KID'S SIGNAL No.1205 -了- ]---------------


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