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手持ちの小さなメモ帳に挟んで使うボールペンを、いろいろ再検討してみたら、大変な結論に到達しました。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1213号●2024年12月12日(木)
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読者さん、こんにちは。
昨日はまた大阪まで出かける用事があった上に、予定外の用事ができて、メルマガが発行できませんでした。
ということで、今日もまた2通連続で発行します。

で、今日12日分は、久しぶりにまたボールペンの話を書きたいと思います。

何を書くかと言うと、またまたゼブラの4色ボールペン「ブレン4+S」の話です。

▼エマルジョンボールペン・多機能ボールペン・シャープペン
●ブレン4+S 0.5 / 0.7
https://www.zebra.co.jp/pro/detail/blen4s/

赤、黒、青、緑にシャープペン、消しゴム+クリップの全部入りの多色ボールペンですね。

いや、というのも、前々から使っているスマホサイズのメモ帳(ツイストノートメモサイズ:120mm× 72mm)を持ち歩いているのですが、この手帳にちょっと細工をして、ボールペンを挟めるようにしてあるんです。

メモ帳と筆記具をセットにしてあれば便利ですし、ツイストノートシリーズはリーフの抜き差しができるので、プラ板をリーフより少し幅広に切って、はみださせ、そこにペンを差しても動かないように溝を付けた程度の簡単なペンホルダーなのですが、まぁ結構使えるわけです。

で、そこに挟んでいるのがブレン4+Sなわけです。4色プラスシャープ付きなので、大変便利なんですが、ただ、ちょっと軸が太いんですよね。メモ帳でちょっとメモする程度の用途には色数もムダに多いし、もう少し軸も細くて、黒一色、あるいは黒+赤程度の簡単なボールペンで充分かなぁ、とも思うわけです。
なので、他のボールペンに差し替えればもうちょっと細軸の、気軽にメモが取れる環境になるかな、と思ったわけです。

で、手持ちの単色のボールペンやら何やらを引っ張り出してきて、このメモ帳の簡易ボールペンホルダに差してみたわけです。

最初は、たまたま先日衝動買いした、ジェットストリームの新型「lite」シリーズの単色版。

●ジェットストリーム lite シリーズ
https://www.mpuni.co.jp/special/lite24S/

これはパステル調の軸が可愛くて、なおかつジェットストリームなのだから、こういう手持ちの小さなメモ帳にはぴったりのボールペンです。
前に試し書きしてみた範囲では、インクの質も従来のジェットストリームよりサラッとしていて、僕の好みになってたんですね。で、文字色が濃いのに、書くとサッと乾いてインクベタが流れる、ということも全然ないわけです。

僕はこのベタのインクが流れるというのがとても嫌いで、前のジェットストリームもほんの少しだけ(ほぼ無いに等しいくらい、ごくまれに)インクが流れていたんです。

でも、今回のLiteシリーズのインクはそういう心配が全然ない。
これはかなり良いなぁという印象があったわけです。
完成度のかなり高い、良いボールペンだと思います。

デザインも可愛いいし、パステルカラーのラインアップも落ち着いた感じで好印象。クリップもしっかりしていて、ほんとうにこういう手持ちの小さ目のメモ帳にはぴったりだと思うわけです。

実際、メモ帳の簡易ホルダーに差してみると実におさまりがいい。

「これはいいなぁ、これでいくか。」

と思って実際にメモを取ってみたわけです。
そしたらこれが!なんだかとても書きづらい。

なんで?
なんで?

で、よくよく考えてみれば、「ブレン」じゃないわけですよ。当たり前だけど。

ブレンは全部、低重心で、ペンの芯も固定されている「ペン先がブレないボールペン」なわけです。
ところが、ジェットストリームのほうはそうじゃありません。ごくごく普通のボールペンです。

だからこれがもうペン先がぐらついて、なんかすごく書きにくいんですよね。

「こらアカンな」

と思いまして。
僕はすでに「ブレン」くらい書き味が良くないと、他のボールペンは使えない体になっていたのだった! と思い出したわけです。
ブレンしか使えないじゃん! となりまして。

でも、「そうだ、ブレンなら他にも細い奴があったじゃないか!」と、ブレンの最新作である「ブレンU」を引っ張り出してきたわけです。
「ブレンU」。これは単色ブレンの最新作です。

●ブレンU
https://www.zebra.co.jp/sp/blen_u/

これまでのブレンシリーズの単色ペンは、クリップが弱弱(ヨワヨワ)で、こういうメモ帳にちょっと挟むとかがやりにくかったわけです。
そこを改良したのが「ブレンU」でして、こういうメモ帳やA4バインダーなどにはさんで使うことを前提に開発されてるらしいんですね。

看護婦さんとか、ショップ店員さんとか、そういう立ち仕事をする人にはちょうど良い感じの商品です。

で、この「ブレンU」も細身の軸で、僕のメモ帳にはさんでみると、じつにしっくりくる。

「おおお、これで確定か?」

と思って、またまたメモ帳に文字を書いてみると、こっちはさすがにブレンなので、低重心でペン先が固定されて動かない、という部分はしっかりと従来ブレンの特徴が引き継がれてるわけです。

「いいじゃん!」

とは思ったのですが、今回実は「ブレンU」は、ジェットストリーム [lite] と同じようにインクも新開発のものを使っておりまして、これがまさにジェットストリームと同じように、文字がはっきりくっきり見えてくる「濃い黒」のものになってるわけです。

「そうよな、こういうサッと書きのメモははっきり黒く書けるほうが安心かもな」

と思っていろいろ書いてたんですが、濃い黒のインクの少しインクが出すぎになっている部分を指でこすってみたら、なんとなんと、僕の大嫌いな「インクの流れ」があるわけです。

ああ、そうだった、インクの種類が変わったから、「ブレンUは使ってなかったんだった!」と思いまして、「こりゃダメだ」と戦力外通告。他のボールペンにスイッチすることにしました。

インクのボテ・モレによる「流れ」が出なくて、しかも低重心・ペン先固定となると、考えたら、旧ブレンシリーズがあるじゃないか! と思いまして、ブレンの旧シリーズ・赤、黒、シャープの「ブレン2+S」を取り出してきて、

・エマルジョンボールペン・多機能ボールペン・シャープペン
●ブレン2+S 0.5 / 0.7
https://www.zebra.co.jp/pro/detail/blen2s/

僕のメモ帳のテキトーに作った、簡易ホルダに差し込んでみたら、

●クリップがよわよわー

だったのでした。

「あああ、そうだった、旧ブレンはクリップがよわよわだったんだった!」

と、結局どれもこれも要件を満たしませんでした。

やれやれ、しょうがないか、と、もともとメモ帳にとりあえず差して使っていた、ちょっと軸の太い「ブレン4+S」に戻ってしまったわけです。

手持ちのメモ帳は、実際、ほんとうに適当にペンホルダを作ってみて、適当にいつも使ってる「ブレン4+S」を挟んでみただけだったのですが、あらためて、「ブレン4+S」のトータルな性能のバランスの良さは本当に抜群だな、と思います。
それを改めて、思い知らされましたね。

実際、軸はちょっと太いのですが、軸の素材はプラスチックなので、重量自体はさほど重くなく、とても気楽にメモが取れます。
またクリップもしっかりと口金が15度くらいパカっと開いてバネでホールドする安心の機構が備わっています。
で、低重心でペン先固定の「ブレない書き心地」は、しっかりと継承されてるわけです。

そのほかにも美点がいくつもあって(ペンの「お尻」が楕円形なので色を選び間違えにくい、とか、軸は太いけど、全長は短めで普段使いに邪魔になりにくい、とか、4色ボールペンの割には価格が安く、複数本用意しやすい、とか、消しゴムがついている、とか。悪いとこなし。)

いやー、「ブレン4+S」。やっぱりこれは完成度の高い銘品だなぁと感心した次第なのでありました。

ということで、今日は「ブレン4+S」のお話でした。

ではでは、即、次のメルマガ本日分を書いていきます。


--------------[KID'S SIGNAL No.1213 -了- ]---------------


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