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先日ダイソーの来年の手帳の記事を見て興味を持ち、実物を触ってみて、驚愕しました。こんなヘンタイ的な手帳は、そうあるものじゃないです。(誉め言葉)

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1213号●2024年12月13日(金)
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読者さん、こんにちは。
さて、今日2本目のメルマガは、最近見つけた、「ちょっとスジのいいスケジュール手帳」のご紹介です。

たまたま、ネットで記事を読んで興味を持ったのですが、昨日大阪まで出かけたので、ついでに実物を見て、「これはかなり良い手帳なんじゃないか?」という感想を持ちました。

なので、今日はその「良いところ」について紹介します。

紹介したい手帳はこちら

●ダイソー 2025 手帳 A6 マンスリー&週間バーチカル
https://jp.daisonet.com/products/4969757170854?_pos=2&_sid=ecf76b4ec&_ss=r


で、この手帳を紹介していた記事はこちら。

●ついにダイソーが本気出したぞ~!100円でここまでやるかね!使い勝手が段違いな手帳
https://www.excite.co.jp/news/article/Exnews_michill_michill_209362/

この記事がねぇ、「100円で内容充実!」ということは書いてるんですけど、この手帳の本当に良い部分というのを、全然カバーできてないんですよ。まぁ多分文字数の関係とかもあったからだと思うんですが。

まず、

●100円で内容充実!

というのはその通りで、税込み110円なのに、シート58枚全116ページもあるわけです。
なので、市販のスケジュール帳なら、最低でも1000円はする、

●月間スケジュールと週間スケジュールの両方がちゃんと入っている

わけです。
しかも、2024年の10月から使い始められるように10月、11月、12月のマンスリーが入ってる上に、2026年1月のマンスリーも入っています。
その上! 年間のイヤリープランも、2025/2026のカレンダーページもついていて、方眼メモページが計4ページと、年齢早見表までついている。

すごい!
すごいんですけど、これ普通に考えたら、絶対にあり得ないんです。なぜかわかりますか?

実は、一年は52週ありましてそれだけで見開きで104ページ、それに加えて、月間予定表は、12か月分、24ページも必要なので、この二つがある、というだけで、最低128ページ、シートの枚数で言えば64枚必要なんですよ。

なのにそれを58枚116ページで実現している。
え? どういうこと? とまず驚かないとダメなところなんです。
イヤリーやら年齢早見表やら入れてたら、総枚数が70枚以上になって、かなり分厚い手帳になるんです。
だから普通の市販の手帳は1000円くらいはするわけです。

じゃあ、この手帳はどんな秘密の裏技を使ったのか? というと、これ、

●ウィークリーページが2週間分になっている。

ということなんです。
上記の記事ではサラッと流してますけど、ウィークリーページは上段に1週間、下段に1週間を割りつけた、超コンパクトなデザインになっているんです。

こんなコンパクトで小さい「ウィークリーページ」は見たことがないです。
で、しかも、このウィークリーは「バーチカル」表示になっていて、横書きで項目が書きやすくて、しかも朝の8時から夜の23時台までの目盛まで打ってあるんです。

なので、実はこの手帳は「ウィークリー」の方を「予定管理」に使うのはかなりしんどいと思います。予定管理をやるなら、マンスリーの方にちょこちょこっと書くくらいしかできないんじゃないかな? まぁ、会議の予定とかならウィークリーの方も使えなくはないでしょうけど。

ただ僕は、この「小さいスペース」こそ面白いなーと思うんですね。これ、予定を書くんじゃなくて、「やったこと」を書くための記録用に使うとかなり便利だと思ったんです。

やったこと、というのは、いつもやってることなので、記号化したりするのも簡単だし、ウィークリーの方は純粋に日記とか日報的に記帳すると良いんじゃないかなぁと。

そういう意味で、このフォーマットは面白いです。
また2週間を見開きで見渡せるのも面白いところ。
週単位だと、ちょっと視野が狭くなりがちなんですけど、2週間スパンで自分のやってることを振り返ったりすると、かなり効果は高いような気がします。

で、実は、この手帳には、もっともっと重要な特徴がありまして、それは、


●フォーマットが完全に「月曜はじまり」になっている


ということなんです。

これねぇ、ほんとうに画期的なんですよ。いやまぁ、月曜はじまりの手帳がダイソーにないわけじゃないんですけど、これだけ意欲的なフォーマットを採用している上に、月曜はじまりというのは、かなり勇気が必要だと思う。

そもそも「意欲的フォーマット」なんて、そうそう誰もが手を出せるものではないわけです。つまり「市場が小さい」ということです。
その、そもそも「小さい市場」になるのが分かってる上で「月曜はじまり」という、これまた利用者がとても少ないフォーマットを選んでいる、ということ。

これはかなり尖っているわけです。

何よりダイソーというのは「百均」なのですよ。ものすごく大衆向けなわけです。もともとが。
だから、カレンダーもたくさんいろんな種類を出してますが、そもそもカレンダーに月曜はじまりのものがとても少ない。

これがね、無印良品なら「月曜はじまり」がスタンダードで、「日曜はじまり」をオプションにしたりもできるんです。実際やってるし。(ここは本当に無印良品のすごいところだと思います。※高いから買わないけど。)

でも、百均では本当に「日曜はじまり」こそがスタンダードで、それ以外の商品を探すこと自体がかなり手間のかかることなんです。

その「日曜はじまり主流」のラインアップの中で、月曜はじまりのフォーマットを提案しているというのがすごいわけです。

しかも月間スケジュールのマンスリーページはブロック型の表示になってるわけですけど、なんと、


●ウィークデイ(平日:月~金)より、ウィークエンド(土日)の方がブロックの幅が広い


のですよ。

これもねぇ、百均手帳としては、かなり画期的。いや、いままでにもあったとは思うんですけど、そういうウィークエンド優先の手帳って、たいてい「お楽しみ手帳」でして、表紙がお花畑というか、キャラクターとかイラストとか、そういうのが多かった。
でもこれ、ものすごくスタンダードなデザインなので、かなり良いと僕は思います。

それに加えて、キチンとビニールカバーがついているところがまた良い。
紙のまま、裸で売られることも多い百均手帳なのに、これはビニールカバーがついている。
これなら一年間使うにも汚れることが少ない!
なおかつ、表紙裏に名刺とかレシートとか、ちょっと挟んでおくとかもできる。

これはねぇ、かなり良いと思うのですよ。

ということで、今日の「オススメの百均手帳」は、かなーり独特です。
使いこなすのは骨が折れるかも、ですが、うまく使えれば唯一無二のかなり面白い手帳になると思います。

ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。


--------------[KID'S SIGNAL No.1214 -了- ]---------------


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