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昨日、大型書店に出向きました。年末の「来年の手帳」の大行進に、ある「傾向」を見つけてかなり喜んでおります。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1216号●2024年12月15日(日)
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読者さん、こんにちは。
さて、昨日は、家の用事で買い物がけっこう多く、まとめて済ませるべく片道1時間近くかけて大型ショッピングモールまで出かけました。
衣料品、食品、雑貨などなど、購入しないといけないものを調達に出かけたわけですが、その用事のひとつに「大型書店の探索」も入っておりました。
大型書店に出かけることは、ほんとうに月に一度くらいしかないので、ザっと全体を見るだけでも20分なり30分なりの時間がかかります。新刊書をながめたり、世間の動向を感じ取ったり、やりたいことはけっこう多いのです。
で、12月という年末の時期ですから、当然のごとく来年の手帳が、各社ずらっと並んでいたわけです。
「これは面白いなぁ」と思う手帳もたくさんありましたし、見ていて飽きなかったのです。
でも、次々に手帳のレイアウトや構成、ラインアップを見ていて、とても大きな「潮流」がうごめいている事を感じたんですね。
それが何かと言うと、
●月曜はじまりの手帳がものすごく増えている。
ということでした。
一昨日のメルマガで、「ダイソーの110円手帳が月曜はじまりで画期的」という話を書きましたが、これはやはり世の中全体が「合理的」な月曜はじまりのスケジュールフォーマットの有用性を認め始めた、ということなんだなぁと改めて実感しているわけです。
100均ショップである「ダイソー」の手帳は、その業態ゆえに、こまかいことにはこだわらない、とても幅広い、一般の人たちがやってくるお店なわけです。
なので、そこで売られている手帳は「一般的なフォーマット」で充分ですし、「月曜はじまり」のような利便性にこだわった「特殊商品」である必要はまったくないわけです。
実際、ダイソーで販売されている手帳の大半は日曜はじまりですし、壁に貼って家族で参照する「カレンダー」に至っては「月曜はじまり」などという、見慣れないフォーマットの商品は一切なく、ひたすら日曜はじまりのカレンダーだけが並べられているわけです。
(小型の机の上に置くような小さなカレンダーなら月曜はじまりのものもあるんですけどね。)
で、この傾向は大型書店で販売されている一般的な「カレンダー」でも同じ事なわけです。
家族で参照するカレンダーは、たとえばご高齢のおじいちゃん、おばあちゃんも参考にします。長年日曜はじまりのカレンダーに慣れ親しんでいる高齢の方に、いきなり月曜はじまりのカレンダーを見せても、
「なんだこれは。見にくいな。曜日を間違えてしまうぞ」
と、不評になる可能性は高いでしょう。
だから、いくら実用性が高くても月曜はじまりのカレンダーなどはなかなか登場しないわけです。
しかし、「手帳」はそもそもカレンダーとは用途が違います。個人、ひとりひとりが、「自分だけが見る」ツールですから、多少独自のフォーマットであっても、利便性や合理性があるのであれば、躊躇なく「月曜はじまり」が選ばれるわけです。
昨日も、いろいろな手帳をざーっと、まず表紙に書かれている「特徴紹介」のところだけを見ていったのですが、「週間レフト」だの「タテ型バーチカル」だの、手帳好きにしかわからない「専門用語」にまじって、「日曜はじまり」「月曜はじまり」が、手帳の種類分けの用語として掲載されていたわけです。
僕にすれば、もうこれだけでありがたいわけです。
「お、日曜はじまりと月曜はじまりの違いが明示されてる。ありがたいな。これで月曜はじまりを探す手間が省ける」
と、思ったわけです。
月曜はじまりの手帳を探している僕としては、とにかく気になった手帳は、まず一回手に取り、「月曜はじまり」であるかどうかをチェックしないといけないわけです。これがけっこう手間がかかります。
しかし、手帳の帯などに「日曜はじまり」とか書かれていれば、それはもう中身を確かめなくても良くなるわけです。だって、日曜はじまりの手帳なんか欲しいと思わないからです。手帳の表紙を見ただけで、最初からチョイスから除外できるというのは、ものすごくありがたいわけです。
なので、カラフルでおしゃれなラインアップが揃った「売れ線」の手帳の一群の大半に「日曜はじまり」と明示されているのは、なかなかに感激の瞬間でした。
でも、考えてみると、なんで「月曜はじまり」と書かずに「日曜はじまり」と書かれているのだろうか? とちょっと気になって、こんどは隣の棚の「ビジネス手帳」のコーナーを見てみたわけです。
するとビジネス手帳のコーナーには、そもそも「日曜はじまり」とか「月曜はじまり」とかの特徴表示がほとんどなかったんですね。ビジネス手帳の方は、中身を確認しないと、日曜はじまりか月曜はじまりかが分からない。
で、「めんどうくせぇなぁ」と思いつつ、中身を確かめていったんです。
そうしたら! 驚くべきことに、
●ビジネス手帳の6割くらいは、月曜はじまり。
だったのですよ。
いや、これは知らなかった。
この数年、自分の手帳は自作のB6ノートだったので、世間の動向を見落としていたんですね。
●いまや、ビジネス手帳は月曜はじまりが主流。
ということなんですよ。
たぶん、この傾向は来年はもっと強くなっているでしょう。
だって、日曜はじまりって、土日のウィークエンドの活用にものすごく不便なんですもの。
日曜はじまりで表記する意味が分からない。
ああ、良い傾向になってきたなぁと、とてもうれしくなったわけです。
まぁ僕の場合は無地の用紙に自分でレイアウトしたノートで日々の記録を取っているので、市販の手帳の動向は全然関係ないんですけど、それでも世の中が「合理的」な方向に進んでくれるのは、うれしいわけです。
ということで、今日のメルマガは手帳の月曜はじまりの話でした。
まだ日曜はじまりの手帳を使っておられる、という方がおられましたら、ぜひ一度「月曜はじまり」の手帳を使ってみて、ウィークエンドをどう活用するのか? ということに頭を使うようにしてみてください。
たったそれだけのことでも、自分の人生にちょっとした変化を感じることができるようになると思いますよ。
ということで、今日はここまで。ではではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1216 -了- ]---------------