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ものすごく心惹かれたのですが、検討に検討を重ねて、やっぱり導入を見送った文具シリーズとかありますか? 僕はしょっちゅうあります。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1217号●2024年12月16日(月)
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読者さん、こんにちは。
今日は、ものすごく心惹かれて、システムの全面変更まで考えたけれど、「やっぱりダメだ」と思って導入をあきらめた文具のシリーズについて書いてみます。
心惹かれたシリーズはこちら。
●Lihit lab: Mutual シリーズ
https://www.lihit-lab.com/lineup/mutual/
これね、僕がもう前々から使っている「ツイストノート」のシリーズの新たなラインアップなんです。
なんか呼び名も「ツイストノート」から、また変わって「オープンリングノート」になってます。
まぁあれですな、「リングノートなんだけど、そのリングを開くことができるノート」ということを伝えるのが、なかなか難しいんでしょうね。
で、このシリーズに前々からあったスマホの大きさ程度のメモ帳「ミニサイズ」があったわけですが、これが一回り大きい「Lサイズ」が出ているわけです。
このLサイズの存在は知ってたのですが、サイズ的にけっこう魅力があって、机の上で少しいろいろメモしたいな、と言う時に余裕が出るんですね。
なので、そういうのも良いなぁと思っていたんですが、先日文具店に行くと、このLサイズとその他のA5サイズとかのノートなどのカラーラインアップをそろえた「Mutual」シリーズが出てたわけです。
で、表紙は「Mutual」のロゴが空押しされてるだけで、ほぼ無地のPPなわけです。
しかもそのPPがかなり厚めなので、これなら印刷物と一緒にカバンに入れても「反り」がしにくいかも知れないと、けっこう期待してしまったわけです。
いま、自分が気持ちよく使うために、無地の用紙を自分独自のルートでいろいろ仕入れてはカットしたりなんだかんだと加工して使ってるわけですけど、そういうチマチマした面倒をなくせるなら、無くせる方がいいなぁと、すごく心惹かれたわけです。
●もう、メーカーさんのラインアップそのままちょうだいしようか
という依存心ですね。
もう、それが出まくってしまった。
メモのLサイズも開いてみると、いままでのうっとおしい「方眼罫」ではなくて、罫線は一切なく、ほとんど地紋的にチラリとしか見えない、かなり薄めの「ドット方眼」なわけです。
「ああ、これならガマンできるかも」
と思ったわけです。
いまメインノートはB6サイズで、メモ帳はスマホサイズの小さなメモで、このメモ用紙をメインノートに挟み込む、という形で運用してるわけですけど、これをメーカーさんが推奨しているA5とメモサイズLとでやってしまおうか、と考えたわけです。
それに最近、やたらとA4コピー用紙を使うようになってきたので、ノートをB6からA5にサイズアップしたら、A4用紙をノートに組み込めるようになるかもしれないわけです。
「ああ、それはちょっと魅力だな。」
と思いまして、A4用紙をA5ノートに組み込むなら、どんな形がいいのか、いろいろ、いろいろ検討して「うむ、これだな」というところまで形が整ってきたわけです。
「やっぱりA5+メモサイズLに乗り換えよう。年明けから運用ということでいいだろう」
と、気持ちが相当に固まったわけですね。
で、試しにいろいろとMutualシリーズのメモサイズLとかA5ノートとか、書類ケースとか買い込んでみたわけです。
色のラインアップとかも、かなり好みだったので、買って「所有」してみただけで、相当に楽しかったわけです。
「よし、これならなんとかやっていけるだろう」
と思って、まずはメモサイズLにいろいろメモを書き込んでみて、いつものようにスマホカメラで撮影して、Microsoftのオフィスレンズでデータとして取り込んでみたわけです。
パッと見、ドット方眼のドットもほとんど見えないし、これは良いかもと思って、画像データになった自分の手書きのメモを読み返してみたわけですよ。
そしたらね。
これが実によろしくない。
自分で書いたメモの文字を読んでみると、行と行の間とか、ちょっとした隙間に、やっぱりドット方眼の「点」がうっすらと残ってるんですね。
何も書いてない部分は、そもそも目をやらないから多少の「印刷汚れ」などがあっても気にならないわけですが、いざ自分がメモした自分の直筆の文字の横に、別になんの意味もなく「ドット」が存在していると、これがかなりイヤだったんですよ。
自分のメモを再読すると、どうしてもドット方眼が気になって集中して再読できない感じだったんですね。
これはダメだと。
集中がそがれるぞ、と。
いろいろシステム運用の方法を考え、各種ツールも準備し、よし切り替えていこうか! と思った最初の最初、オフィスレンズによるデータ取り込みで、もう新システムは「使えねー」ということになってしまいました。
なんちゅうか、自分で言うのもなんですが、けっこうこういうメモ環境ってデリケートなものですね。
ほんの少しの違和感が、思ってた以上に精神に大きく影響を与えておりました。あー、やだやだドット方眼。もう二度と、浮気しようなんて考えないぞ。
いや、マジでそう思いましたね。
あんな小さな「点」がすごーくうっとおしかったのでありました。
ということで、今日は浮気によろめく寸前で思いとどまったお話でした。
こういうこと、よくあるんですけどね。
でも、やっぱり使い慣れたシステムは、叩いて叩いて築いてきたのだから、そうそう変更できるようなものではなかったですね。
ではではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1217 -了- ]---------------