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こんな年の瀬になって急に、来年の手帳を大幅に変更したくなってきています。かなり危険な兆候です。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1222号●2024年12月21日(土)
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読者さん、こんにちは。
今日は最近ちょっと、ノート・メモ関連の書籍などを読み散らかしていて、あの方法を試してみるか、いやこっちのやり方も効果が高そうだぞと、ああでもないこうでもないと考えを巡らせております。
ここ数年、全体的な仕組みは変えずにやってきていたのですが、どうも根本的なところから全部やり直しにしてしまうかもしれません。
基本的には、ノート一冊からはじめられる「バレットジャーナル」から離れることはないとおもうのですが、最近「バレットジャーナル」の弱点にもいろいろ気づいてきてるので、そういう弱点克服というようなことを中心にやっていくのかもしれません。
そもそも「バレットジャーナルの弱点」というのは何か? というと、これはとても簡単な話でして、
●ToDoの重要度を推し量る仕組みがない
ということです。
自分なりに課題を見つけて、それを達成していこうとすると、「次に何をやればいいのか?」は、知識がないと行動につながらなかったりします。
この場合は、課題に対して「その課題をクリアするために必要な知識は何か?」を考えて調べたり、考えたりしなければならないわけです。
でも「ToDo」の形でノートを書くと、「すでに知っていて、すぐにやれること」ばかりをToDoに書き上げてしまう可能性が高いわけです。
なので、いま「やるべきこと」としてリストアップしているToDoが、ほんとうに重要なのかどうなのか? ということを日々チェックする仕組みがないと、ToDo中心のバレットジャーナルでは、「昨日の続きとしての今日」しかやってこない、ということになるわけです。
いまよりもっと賢いやり方があるのではないか?
いま課題としていることより、もっと自分に向いた課題があるのではないか?
というような要請には、バレットジャーナルは対応し辛いわけです。
で、この部分をなんとかしたいなぁと思って、この半年、一年くらいA4コピー用紙を使っていろいろ「本当にやるべきことは何か?」を探ってきたわけなんです。
で、先日はA5バインダーノートの表紙を少し拡張することでA4用紙を気軽に持ち運べる仕組みを思いついた、というところにたどりついたわけですね。
なのですが、実は先日、以下の書籍に出会いました。
●メモをとれば財産になる (日経ビジネス人文庫) 文庫 - 2024/12/3
ズンク・アーレンス (著), 二木夢子 (翻訳)
https://amzn.to/41QOo9j
この本は、前から気になっていた「ツェッテルカステン」の解説本だ、ということなので買ってみたんです。
内容的には「ツェッテルカステン」を生み出したニクラス・ルーマンの著作ではないので、いまいち焦点がぼけてるところが多々ある本なのですが、それでも「ツェッテルカステン」のやり方をけっこうしっかり紹介してくれてるので、かなり刺激を受けました。
そもそも「ツェッテルカステン」というのは、ドイツ語で「カードボックス」の意味らしく、ようはカードシステムの話なんです。
ただ、すべてのカードに番号を振るというところに、独特の技法があって、それがかなり実用性がありそうで、いまいろいろ考えを巡らせているところです。
で、いまはまだ、この書籍を読んでいる途中なので確証はないのですが、この書籍の中でたびたび、
●目的を完遂するための「タスク」を最初にすべて列挙することはできない
という話が出てくるところなんです。
予定外に難しい壁があったり、どう超えればいいのか分からないことが出てくる、あるいはいままでとは全然違う発想が自分の中から出てくる、ということも情報整理や発想管理の上ではとても重要な要素なわけで、そこがキチンと押さえられてるなと感じました。
この部分は「バレットジャーナル」ではちょっと難しいんですよね。
そしてもう一冊が先日も紹介したこの本
●インド式「グルノート」の秘密 Kindle版
佐野 直樹 (著) 形式: Kindle版
https://amzn.to/4gNRu1M
この本で僕がひっかかったのは、
●自分が苦痛、不快に感じていることを書き上げ、その解消方法を考える
という考え方の骨子が、かなりすばらしいからです。
で、この書籍では、そういうことを書き上げるために「いつも持ち歩ける小さなメモ帳」を推奨してるんですね。
で、それは書き上げたノートを「再読する」ためなわけです。
僕の場合は、分からない課題への取り組み方法として、デスク前などに「掲示する」という手法を取ってるわけですが、先日A4半分折りノートを作ってみて、手元でパラパラ見ることで受ける刺激の大きさにも改めてかなり衝撃だったわけです。
やっぱり「掲示」より「手元でパラパラ」できた方が脳に対する刺激が違う。
となると、「A4コピー用紙での掲示」より「ポケットにも入れられる小さなノートで再読回数を増やす」という方が効果は高いのかも知れません。
ということで、「A4コピー用紙→ポケットに入る小さなメモ帳」という大転換が起きるかも知れないわけです。
うーんどうだろうか?
ちょっと、かなりしっかり考え込んでいかないと答えが出そうにありません。
とりあえず、今日のメルマガはここまで。ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1222 -了- ]---------------