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一冊の本でも、誰に購入されるかの違いで、「活用度」は全然変わってしまうよなぁ、面白いなぁと、最近しみじみ思いました。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1223号●2024年12月22日(日)
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読者さん、こんにちは。
今日は義母宅の外灯の取り付けをしておりまして、発行時間がおそくなりました。申し訳ありません。
さて、昨日は自分が使うノートシステムを大幅に変更するかもしれない、という話をしました。
そういう「ノートの活用の手法」を考える上で、最近とても重視しているのが、
●表紙の「反り」
なのです。
市販のノートの多くがPP(ポリプロピレン)を使った表紙を採用していて、この素材は、
●印刷物のインクに触れると反りやすい
という特性があります。
なので、人によりますが、カバンの中にチラシ・パンフレット・雑誌を入れることが多く、それらの印刷物とノートとを一緒に保管することの多い人は、ほぼ確実に表紙が「反る」ので注意が必要なのです。
で、最近は市販のノートでもPP素材のノートは使わず、表紙素材を紙などに変えて行っています。
ただ、普通のボール紙は、やはり汚れに弱く、手に付いた油などで汚れてしまうと、そう簡単に元に戻るものではないわけです。
なので、前から何度も紹介している、書籍用の「コートフィルム」を上から張って、耐久性を高めていたりします。
●粘着シート ピッチン 450mm×2m×0.07mm
https://amzn.to/4gtWWqY
で、このコートフィルムを施してみると、ノートの表紙が反らずにまっすぐなまま活用できて気持ちが良いのです。
コートフィルムを張った表紙のノートを使っていると、図書館の書籍を持っている時のように、そうそう汚れたり反ったりせずに済むな、と思えるので、かなりの安心感があります。
最近ではちょっとしたノートでも、すぐにコートフィルムを貼って強度を高めて活用するようにしているくらいです。
そこでふと思ったのが、同じ書籍であっても、
●図書館でコートフィルムまで貼られて、大切にされている書籍
と、
●購入はされたけれど、書棚やテーブルの上に「積ん読(つんどく)」されていて、読まれさえしていないもの
の大きな違いが発生するんだよなぁ、ということです。
僕自身もそうなのですが、「本好き」と言う人は、書籍を購入はしたけれど「読み終えていない」という人が、かなり多く存在しているのです。
購入することで安心して、全然読んでいない、と言う人ですね。
「積読」自体には、
●ずっと書籍のタイトルなどを目にしている
という意外に重要な役割はあって、「読書の意思を継続し、高める」という効果もあるのですが、それでもやはり、「積読」ばかりをしている人に購入された書籍は、本来の役割をまっとうしていないわけですから、書籍を擬人化して考えれば、あまり「役に立っていない人生」を過ごしているともいえます。
しかし、そういう状態になっている書籍と同内容の書籍であっても、いざ図書館に「嫁いで」行くと、本の外側をPPコートフィルムで保護され、ほんとうにたくさんの人々に読まれ続けることになります。
しかも、図書館で書籍を返却すると、近年のコロナ禍があったせいか(それ以前から行われていたのかもしれませんが)、表紙にアルコールを吹きかけられ、ていねいに消毒された上で書棚に戻されるんですね。それだけ何度も何度も、繰り返し人の手に渡り、内容を目にしてもらえる、ということで、積読されてしまう書籍と、図書館に収まった書籍では、活用の度合いが全然違うよなぁとしみじみ思うのです。
なので、最近、自分でPP加工したノートを手にするたびに、
●ああ、もっとちゃんと本を読んでやらないといけないよなぁ
という感慨にひたることになるんですね。
情報を読み、活用していく。
その基本的態度の基礎の基礎に「コートフィルムを貼って、繰り返しの使用に耐える状態を保つ」という意識を持つのは、学習にせよ、記帳にせよ、コツコツと継続していく上でのベーシックな「態度」を強化するのに大きな役割を担うのではないか?
という気がしています。
しっかり読み、書き、発想し、よりよく生きていきたいものだな、と、PPコートしたノートに触るたびに気持ちが新たになるのです。
ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1223 -了- ]---------------