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「やだな」と思う心の裏に「いいな」とあこがれる気持ちがあると自覚しましょう。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1236号●2025年1月4日(土)
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読者さん、こんにちは。
今日は、ここしばらく続けている(数日に一度程度ですが。何も毎日やらなくてもいいと思う)「グルノート」について、少し報告がてら、お話したいと思います。

「グルノート」は、前にもお知らせしましたが、昨年読んだ「自己啓発本」の中ではかなり良い書籍だと思っています。

●インド式「グルノート」の秘密 単行本(ソフトカバー) 佐野直樹 (著)
https://amzn.to/3C3XmFp

で、この本の中でも、特に「グルノート」の書き方に関しては、とても納得しているんですね。
グルノートは、ノートの1ページを田形に4分割して

●チッタ:自分にとってネガティブな事を書く
●ディバイン:悩みや苦しみのなくなった理想の状態を書く
●ディクシャ:理想がかなった時の感情を書く
●スワダルマ:感情を味わいながらできる行動を書く

という4つの項目を順番にノートに書く、というものです。
田形で書く時の位置は、↓こうなります。

(ディクシャ) | (チッタ)
(スワダルマ) | (ディバイン)

で、チッタ→ディバイン→ディクシャ→スワダルマという順番で記帳していきます。
僕は、この書く順番というのが良く考えられていて、とても良いと感じてるんですね。

これは、

●自分にとってネガティブな事を考え、 → ●そのネガティブな悩みや苦しみのなくなった理想の状態をイメージ

という構造が前段に組み込まれていて、この段階で「苦しみの自覚→理想状態のイメージング」という

●問題直視+解決後の状態想起

をワンセットにしたワークになっているわけです。

この「問題→解決」という大きな流れが、まず規定されているところが良いなぁと思うわけです。

というのは、人間が何か「嫌だなぁ」と思う、というのは、「本当はこうだったら良いのに、そうなってないじゃないか」という不満が精神構造の根っこにあると思うからなんですね。

何かを「嫌だな」と思う、ということは、その裏側に必ず「こうであれば良いのに」とか「こうしておかなきゃダメなのに」という「理想の状態」が自分の心の中に存在している、ということなわけです。
この「いやな状態」→「理想の状態」というイメージングは、なので、とても自然に行えるんですね。これは実際に自分でやってみてとても深いところで納得感が出ました。

結局人間は、いつも「こうありたい」「こうなっていたい」という理想をイメージし続けているからこそ、不平や不満、苦しみなどが表面化するのだろうな、と思ったわけです。

つまり、グルノートを書き始めて感じているのが、「やだな」という感情の裏にはキチンと「いいな」という理想の状態、こうありたい姿、と言うものが隠れている、と言うことなんですよ。

だから、この「苦しみ」→「理想」の順でノートを書くと、自然と自分の心の中に存在している「理想の状態」がキチンと把握できるようになるわけです。

そういう意味で、このグルノートはかなり良くできているなぁと思うんですね。

ということで、今日はグルノートの4項目のうち前半部分に感心した話を書きました。
明日は後半部分について、僕なりに解釈している事を書きたいと思います。

ではでは、また明日お会いしましょう。


--------------[KID'S SIGNAL No.1236 -了- ]---------------


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