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長年「バインダーノート」を使ってきましたが、いまごろになって、「バインダー」らしく、使ってなかったのだと気づきました。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1285号●2025年2月22日(土)
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読者さん、こんにちは。
今日は、自分がノートの使い方に関して、想像以上に「守旧派」だったのだと突然気が付いたので、そのことについてお話したいと思います。

というのは、前々からずっと応援している、LIHIT-lab さんの「ツイストリングノート:オープンリングノート」は、そもそもバインダーノートであるにもかかわらず、よくよく考えてみると、僕はこのノートを「綴じノート」的にしか使ってなかったんだ、ということに今頃になって気づいたからです。

そもそも、20代の若い頃から、仕事用ノートとしては、ノートを広げて、好きなページ部分で半分折りにできる「ダブルリングノート」をずっと愛用してたわけです。

取材や打ち合わせなどで出かけると、業種によってはキチンとした打ち合わせ机すらない場合も多々ありまして(スーパー、コンビニ、各種ショップ、メーカーでの工場取材など)、表紙が硬くて下敷き代わりになり、半分折りにすればその場で立ったままでもスラスラとメモが取れるダブルリングノートは仕事の強い味方だったわけです。

なので、これをずっと使い続けていたわけですが、それとは並行して、世の中には「システム手帳ブーム」というのもありまして、こちらの方は、日本独自の8穴システム手帳である「システムダイアリー」を中心に、どう使いこなしていけばいいのかなどを試行錯誤していたわけです。

なので、おおむね、

●仕事の取材では綴じノート(ダブルリングノート)
●予定管理などにはバインダー手帳(システムダイアリー)

で活用してきたわけです。
でも、ダブルリングノートを使っていると、どうしてもバインダー手帳のように「特定テーマで用紙を取り出してまとめる」ということがしたくなるのにできない、という欲求不満があったわけです。システム手帳は、自在にリフィルを入れ替えて使っていたので、どうしても比べてしまうわけです。

なので、LIHIT-lab さんの「ツイストリングノート:オープンリングノート」が出た時は、ほんとうに小躍りして「やったー!」と大喜びしていたわけです。
「これで仕事のノートもシステム手帳のように、必要に応じてリフィル交換して快適に使えるようになるぞ!」と思ってたんです。

ところが、バインダーノートというのは、リフィル1枚ごとで活用するタイプのノートになるので、実はけっこう管理が大変なんですね。リフィル(リーフ)は、一枚ごとに表と裏があって、表面の片面使いが基本になってしまいます。綴じノートの場合は見開き単位でノートを使うので、1枚の用紙の片面を使うだけ、というのが標準になるんですね。見開きでは使えないわけです。

一枚のリフィル(リーフ:用紙1枚)の表裏を使うとなると、裏面はあまり見ない、ということになって、どうしても裏面には、ちょっと重要度の低い内容を書きつけるのが限界になってしまいます。

なので、用紙を見開きで使いこなすとなると、たとえバインダーノートであっても、あたかも綴じノートであるかのようにページを記入して、ページ順も固定で活用するのが利便性が高くなってしまいまる。

そうなるとこれは、「バインダーノート」ではなくて、ほぼほぼ「綴じノート」と同じ使い方であって、ほとんどバインダーノートとして活用してない、ということになるんですね。

で、よくよく考えてみると、「ツイストリングノート」が発売されたのが2009年なんですけど、そこから15年というもの、このツイストリングノートを、僕はずっと「綴じノート」としてしか使ってこなかったなぁ、というのを、今日突然に実感したわけです。

いや、半年だったか1年だったか、バインダーノートをバインダーノートとして使っていた時期もあったんですが、やってみると、どうも使い勝手があまり良くなかったんですね。

システム手帳は、基本的に「カード」なので、カードケースなどでそれなりに使い方も確立されたものがあるわけですが、いかんせん「ツイストリングノート」はLIHIT-LABさんの独自商品で、管理手法まで体系的に組上がっているわけでもありません。自分なりにガサガサと整理手法を考えてやっていたのですが、結局挫折し、ツイストリングノートも使い方は基本は綴じノートとして活用し、毎年その一冊を保管するというやり方でやってきました。

でも今年、「A4マイナス8mmリーフ」を考案して、

●A4-8mmリーフ
https://hankai.chakin.com/company/kidssignal/img/a4minus8.jpg

この「片面表裏」問題がかなり解決でき、やっと本格的に「バインダーをバインダーとして活用できる」状態になってきたんじゃないかなぁと思っているんですね。
僕的にはかなり満足しているのです。

いまさっき、「ツイストリングノート」の誕生年を調べて、この課題と15年も付き合ってきたのかと思うと感慨深いです。

ということで、随時、この「A4マイナス8mmリーフ」での、バインダーノートをバインダーノートとして活用していく基本的な手法をご紹介していこうと考えております。

いやー、長かったなぁ。

ではでは、今後のキッズシグナルをお楽しみに。今日はここまでです。


--------------[KID'S SIGNAL No.1285 -了- ]---------------


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