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「ノートは1冊にまとめろ」って、ノート術の超定番で、ほとんどの人が推奨してるんですが、どうも複数ノートを使う方が便利かも? と思います。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1299号●2025年3月8日(土)
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読者さん、こんにちは。
ということで、今日の2本目のメルマガです。
少し前から、というか、今年の初めからなので、もう3か月目に入ってるんですが、ノートの形式を大幅に変えて、そんでもって、新しいやり方が、なんだかけっこう続いているのです。
で、です。
いま新しいやり方をしているのは、前にも書きましたけど、よくある「継続の技術」として語られている「ノートは一冊になんでも書き込みなさい」というやり方とは、もう、完全に真逆に進行している、ということなんですね。
メインのノートはA5サイズのバインダーだし、いつも持ち歩いて、とにかく思いついたことはどんどん書き込んでいくのは文庫本サイズの無地ノートですし、そういうものとは別にスケジュール管理のためにA6サイズの百均(ダイソー)で買ったスケジュール帳を使ってるし、前に紹介した「グルノート」のための専用A6ノートも使ってるし、最近では睡眠管理のための専用ノートも使ってるんですね。
もう本当に、今年に入って、並行して何冊もノートを使うようになったんですが、僕的には「なんでも一冊にまとめる」のではなく、こうして「専用ノートを何冊も使い分ける」方が圧倒的に「続くよなぁ」と感じてるんです。
だって、もう3月なんですけど、まだ使い始めてほんの少ししか経ってない、という感覚がものすごく強いんです。
なんでかと言うと、テーマごとに1冊のノートを新しく下ろしているわけですけど、そもそも一冊の厚さがけっこう厚いものを使ってるんですね。なので、とにかく残りページが無茶苦茶に多いわけです。
だけど、実際にその専用ノートにはせいぜい毎日1ページくらいしか使わないわけです。
いや、最近はじめた「睡眠ノート」なんて、一週間の睡眠記録を1ページに書き込む形式なので、週に1ページしか進みません。一冊使い切るのに、このペースだと2年かかるんですよ。
だから、どのノートも、まだ最初の方のページを書いているだけで、「まだまだ先は長いなぁ」という感じで取り組んでるので、ほんとうに進んでいる実感が全然なくて、「まだこんなもんか」という感覚がかなり強いわけです。
なのに、日付を見ると恐ろしいことに、もうすでに3月になっているわけですよ。「うわー、もう3月になっちゃった」という感じ。
で、この複数ノート利用が長く続きやすい理由に、
●フォーマットを日々工夫する必要がある
ということがあるわけです。
毎日書いていくとなると、たとえば日付はどの位置に書いた方がいいかとか、ここにはまとめを書いた方が読み直しがしやすいかな? とか、個々のノートごとに工夫の余地があるわけです。
そういうことを、ノートごとに工夫していくと、改良の余地はそれぞれのテーマごとにいろいろと存在しているので、手直ししているうちに時間がどんどん過ぎて行ってしまう、つまり勝手に継続してしまうんですね。
で、しかも、この「複数ノートを並行して使う」というやり方は、「一冊のノートになんでも書き込む」というやり方と全然違って、
●書き込むテーマ自体が「ノート」という具体的な「形」を持って存在している。
という超強力な特性があるわけです。
まえにも書きましたけど、各ノートの「置き場」は決めてあるので、そのノートに視線を移すだけで「ああ、そうだ、あのテーマでノートをつけてたんだ」と思い出せるわけです。
ところがこれが「なんでも一冊に集約」という形にしてしまうと、ノート一冊の中にテーマが埋もれてしまって「見える化」されない、されにくいということになるわけです。
「一冊にまとめる」方式だと、何か特定のテーマでメモをしたり文章を書いたりしても、必ずページが飛ぶわけです。そうなると、「再読」がすごくしづらくなるんですね。
ところが「睡眠ノート」とか「ハビットトラッカー」のようにフォーマットが固まっているような内容だと、ノートを開いたら、それだけで何日も続けてきたノート記帳の結果がすべて統一フォーマットでずらりとならんで出てくるわけです。ページをめくれば、過去の項目もすぐに読めますしね。
だから、テーマ別に複数の専用ノートを作ると、ほんとうに、
●飽きない
んですよ。フォーマットを工夫することが必要だったり、読み返しが即座にできて、テーマを深めることが簡単だったり。読み直しが簡単かつ整理されていて、いろいろな視点で再読できたり。何よりテーマ別になっているので、読んでいて楽しいわけです。
ということなので、ノート作業などを継続するには、一冊のノートにまとめるより、最初から複数ノートを使い分けた方がうまく行きやすいんじゃない? って、いまはすごく思います。
ノートが一冊だけだと、バンバン書けないんですよね。ページがすぐに減ってしまうので、「大丈夫かな」とか不安になってしまうわけです。また異なるテーマを一冊にまとめると、ページの減り具合がいまいち予測しにくいわけです。だからなおさら不安になってしまいます。
でも、これが、複数ノートだと残りページはものすごくたくさんあるので、そういう「用紙が足りなくなる」んじゃないか?という心配が必要ないわけです。ここはかなり大きいと思います。
ということで、もう本当に「ノートは1冊にまとめろ」というのがノート活用術の基本中の基本なんですが、いざ複数ノートで書き溜めていくと、ものすごくラクなのです。
●飽きない
●工夫が続く
●残り用紙の心配がない
●書いていくだけで整理される
●再読もものすごくしやすい。
●過去ページがまとまって再読できて思索がかなり深まる
●新しい発想がわいて、次にとりくむ課題が見えてくる。
と、良い事だらけなんですよねぇ。うーん。「一冊にまとめよ」はノーティングの初心者にはとっつきやすいかもしれませんが、ある程度何をメモするのか、書き込むのかが決まってきている人には不便なことの方が多いのかもしれません。
ということで、今日のメルマガはここまで。
では、また明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1299 -了- ]---------------