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昨日はまたメルマガ発行できませんでした。また一日2通パターンです。ひとつめは、ある「ノートの付け方」について話します。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1317号●2025年3月26日(水)
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読者さん、こんにちは。
またまた、昨日はドタバタと忙しく、まったくメルマガを書いている時間がありませんでした。申し訳ありません。
また、先日お知らせしたワンちゃんの件ですが、7頭いるうちの2頭は引き受け手がみつかりました。本日もまたお二人ほど見に来られるようです。
このお二人がそれぞれに引き取り手になってくれれば、残り3頭ということなるんですが、残り三頭はけっこう老犬らしく、引き取り手が見つかりにくいのでは? と、間に入っている犬好きの方(単なる一般人です。別に保護活動をされている方ではありません。)はおっしゃってます。
まぁ最悪は引き受けてきたご老人の方がその三頭を引き受けるということになるやもしれません。ただ80歳を過ぎてる方なので、犬の飼い方が昔ながらでして、エサの分量を量るということも頭にないし、あまざらしの環境に鎖でつないでいても「そんなもんやろ」という感覚らしいので、はてさてどうしたものかと思ってしまいます。
それはともあれ。
昨年11月ごろから記帳しはじめた「グルノート」という奴が、4か月を過ぎても続いておりまして、これがなかなか良い感じなので、報告がてら、ちょっとお話させてもらおうかと思います。
グルノートを知ったのは、以下の書籍からです。
●インド式「グルノート」の秘密 単行本(ソフトカバー) 佐野直樹 (著)
https://amzn.to/3C3XmFp
まぁこまかい話はいろいろあるんですが、グルノートの仕組みとしてはとても簡単で、ノートの1ページを田の字に4つに区切り、
●チッタ:自分にとってネガティブな事を書く
●ディバイン:悩みや苦しみのなくなった理想の状態を書く
●ディクシャ:理想がかなった時の感情を書く
●スワダルマ:感情を味わいながらできる行動を書く
という4象限について書いていく、という、それだけの仕組みなんです。
もう一度上記の4象限をシンプルにまとめると、
●思いつくまま自分にとってネガティブなことを書く
↓
●そのネガティブ状況の、理想の状態はどんなものか?を書く
↓
●その理想がかなった時、どんな感情になるか?を書く
↓
●そういう「感情」を味わいながらできる行動は何か? を書く
という流れになっていまして、これをもっともっとシンプル化すると、
●問題→●理想→●感情→●行動
という流れになります。
このね、「問題→理想→感情→行動」という流れが、ものすごく良いなぁと思っているんです。
何か問題が起きた時に、解決策を考える、というのが一般的なやり方なんですけど、問題が起きた時に「目の前の問題の解決策」を考えても「その場しのぎ」になってしまったり、「問題の先延ばし案を解決策の代わりとして実行する」というのは良くあることだと思うのです。
でも、この
●問題→理想→感情→行動
という順番で考えていくと、とても良い「行動案」が出てくるように感じてるんですね。
何か問題が起きた時に、現実を直視せずに、適当にやりすごしてしまうことが普通はとても多いと思うんです。
でも、この「問題→理想→感情→行動」の手順を使うと、問題が起きた時に
「まてまて、そもそも私にとって、理想の状態はどうなっていて欲しいことなんだろう?」と、まず物事の「本質」について考える、という仕組みがありまして、そこがまず良いのです。
問題だ、と思う事柄は、たいていの場合、その反対側に「理想の状態」というものがあって、それが叶えられていないから「問題だ」と思うわけです。
なので、その場ではすぐに解決策を考えずに、まず「理想状態」を想起することで、自分がいったい何を求めているのか? が明らかになるわけです。
これだけでも、かなり有用な方法論だなぁと思うのですが、そのあとにすぐに解決策を考えるのではなく、
●感情
と言う項目が挟まれているのが、このグルノートのすぐれたところだと思うわけです。
問題と解決策とをセットにするのではなく、「理想の状態」という目的を明確にしたうえで、
●じゃあその理想の状態ってどんな感情になっていることなの?
と、自分が手に入れていない「感情」にフォーカスさせるんですね。そうすると、自分の具体的な問題よりも、もっと本質に近い「こんな感情を得たいのだ」という本質に近づくことができるので、問題も、あるべき姿も、すごくシンプルに自分の中で整理ができるようになるわけです。
で、ここまで「キチンと考えるための環境整備」をやったあとで、やっと、解決策である、
●行動
について考えるしかけになっているわけです。
目的としている「感情」を思い描きながら、「じゃあ、その感情を得るためにどんな行動を起こすのかな?」と考えると、実際、自分にとってラクで、楽しく実践できて、しかもかなりの効果が期待できる「行動」を考え出せるわけです。
これがなかなか良くて、最初のうちは「週に1回とか、ときたまやる程度で充分だよ」と思っていたんですが、年明け以降はもうずっと、毎日何かしらの「自分にとってのネガティブな事柄」を思い浮かべては、それを解決する「行動」を頭に思い描いて生活する、というスタイルが続いているわけです。
この
●問題→理想→感情→行動
の順番で課題の解決策を考えていくと、ほんとうい良いアイディアが湧いてきて、しかもそれは無理をしなくてもすぐに行動できる解決策で、しかも自分的にも「これは効果あるぞ」と得心のいく、行動に取り掛かれるわけです。
グルノートは毎日書いているので、毎日「解決策となる行動」というのをひとつは書いているわけですが、この「行動」部分だけを抜き書きして、一覧にまとめて、眺め直し、この行動一覧の中から優先順位の高いものをコツコツと実行していってるんです。
(一覧表にまとめて眺めなおす、というのは、僕が思いついた方法で、これがまた良いと思っています。)
なんというか、「問題に向き合う気持ち」自体が、とても大切な態度だと思うのですが、そこから理想の在り方、そしてその理想となる事柄の感情的側面へのフォーカス、そして実行策を考えるという流れは、問題に向き合って無理なく解決する、とても良い仕組みだと思っております。
いろいろなノート術も試してみましたが、この「グルノート」は、いろいろやった中でも、すぐに効果の高い解決策を導き出せるのがとても良いなぁと思っているのです。
このやり方はかなり効果があると思いますので、ぜひ一度試してみてください。
ということで、今日一個目のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1317 -了- ]---------------