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去年の7月くらいから「一日に1見開きだけ読む」という読書を続けています。昨日、3冊目に突入しました。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1320号●2025年3月29日(土)
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読者さん、こんにちは。
今日は、最近僕が続けている、ちょっと変わった読書法について書いてみたいと思います。

前々から、「速読」には興味があって、けっこういろいろ手を出しては失敗し、ということを繰り返してきたんです。

この「速読」という考え方には、いろいろ穴があって、

●早く読めればたくさんの情報を得られる

と、ものすごく単純に考えてしまうわけです。

でも、得られる情報量を増やしたいなら、単に読書量を増やせば良いだけなのですから、たとえば一日10分だけ読書する時間を増やす、というだけでも、かなりの量の本が読めるわけです。

一日の中で無駄につぶしてしまってる時間なんて山のようにあるわけで、そういう中で10分くらいなら、別に「速読」しなくったって、一年とかで考えればかなりの量の読書ができるんですね。

実際、年間100冊くらい読んでた時は、ようは事務所に通う電車の往復時間で読んでただけで、往復40分足らずしか時間はなかったわけです。他に読書の時間など取っていなかったわけです。それで年間100冊くらいは楽に読めます。

で、実際、「速読」と言っても、たとえば眼球を素早く動かすとかの練習をしないといけないとか、いろいろあるわけですが、とにかく読み方が特殊だと、その「どう読むか」という技法にばかり意識が行って、本の内容が頭に残らないという本末転倒なことも起こるわけです。

そんな頭に残らない「速読」をするくらいなら、毎日10分と言わず、5分とか、1分とかでもいいから、「読書する時間」をキチンと確保する方が賢いと思ったんですね。

で、そんなことを考えている時に、書店で、こういう本を見つけたんです。

空海 魂を揺さぶる110のことば 文庫 - 2023/5/10
宮下 真 (著), 名取芳彦 (監修)
https://amzn.to/4l8TLHY

文庫サイズのコンパクトな版型に、見開きで1個、空海の言葉が書いてあって、その意味と解説が見開き内におさまっている、という構成なんです。

「こんなん、1見開き読むのに1分もかかれへんで」

と、思ったわけです。
で、「これ、一日1見開きずつ読むとかしたら面白いかもなぁ」と思いついて、とりあえず購入して、読み始めたわけです。

読み始めた当初は、そもそも本を開くこと自体を忘れていて「あ、しまった読んでないわ」ということも続いて、10月くらいまで、読んだり読まなかったりしてたんですが、

●本の置き場を確定する
●ハビットトラッカーに課題として書き込んでおく

という二つの工夫をしたら、もう全然無理なく続けられるようになりまして、昨年暮れに読了できました。

「この読み方は面白いなぁ」と思いまして、そのまま、この文庫のシリーズである、

論語 道を切り開く86のことば 文庫 - 2023/5/10
宮下 真 (著), 中村信幸 (監修)
https://amzn.to/4cacIGd

を同じスタイルで読むようにしたわけです。
で、今回は毎日読めるようになったので、1月1日から読み始めて3月の27日に読み終わりました。

これでこのシリーズは2冊読破したので、同じシリーズの、

禅 心が軽くなる83のことば 文庫 - 2023/5/10
宮下 真 (著), 永井政之 (監修)
https://amzn.to/42oGu6A

も読んでみようと昨日から読み始めたところなのです。
当然、「お風呂読書」も引き続けやってるので、ほんとうに一日の中でほとんど時間のロスもないまま、読了した書籍が増えて行って、なかなか良いなぁと改めて思っております。

また、空海とか論語とかの汎用性が高くて、内容に深みのある書籍だったのもなかなか良くて、いろいろと物事に対する対処の在り方とかじっくり考えられるようになったんじゃないかなぁとか思います。

「禅」を読み終わったら、その後は中村天風と松下幸之助で行くかな、とか思ってるんですが、まだわかりません。
ともあれ、なかなか面白い読書スタイルで、悪くない手法ですよ。おすすめしておきます。

ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。


--------------[KID'S SIGNAL No.1320 -了- ]---------------


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