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これからの時代、AI活用は必須。だからブラインドタッチも必須の技術になっていくわけです。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1328号●2025年4月6日(日)
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読者さん、こんにちは。
ということで、今日も「WEEK」の話をしていきます。

昨日も書いたように、僕自身全然気づいてなかったんですけど、AI活用というのは、ブラインドタッチができる人間には、全然苦痛でもないし、ラクラクだし、ものすごく気軽にやれることなわけです。

とにかく、知りたいことをAIのテキストウィンドウに書き込めば、何か返事をしてくれるし、そこから「質問文を練る」作業はブラインドタッチができる人なら、本当に全然問題ないわけです。いくらAIがトンチンカンな答えを出してきても、「おっと、この質問文では分からなかったか」と質問文の方を手直しするだけです。

これを普通にやっていたので、ネットとか見ていると「Chat GPT を賢く活用するプロンプト集差し上げます」とかの宣伝が出てきても「えー? そんな文例集欲しい? よー分からんなぁ」という感じでしか見てなかったわけです。

もう本当に、世間の人がAI活用のどこにつまづいているのか? ということが分からなかったわけです。

でも、よくよく考えてみると、最初の「質問文を気軽に作る」というところがすでに、ふつーの日本人ならかなり高いハードルなんだろうなと、やっと最近気づいてきたわけです。

だって、みなさんキーボードの見ながら打ちなわけですから、キチンとした質問文を作るのが難しいわけです。

で、Copilot のウィンドウとか見てみると、テキストボックスのところにマイクのアイコンがあって、音声入力で質問もできるようになってるんですね。

これなら、ある程度は気軽に質問はできるでしょう。
でも、思った通りの答えが得られる「質問文」を作るとなると、かなり大変だと思います。

そもそも、音声入力でAIがキチンと理解できる文章を「しゃべる」というのは、それだけでもかなり高いスキルが必要なんですね。
なんでかというと「書き言葉」と「しゃべり言葉」はかなり異なる世界だからです。そもそも国語の授業で明治のはじめに「言文一致運動」というものが存在したのだ、ということを思い起こしてもらいたいわけです。

AIはもともと「書き言葉」でないと、論理的な受け答えがしにくいわけです。「こそあど言葉」と言われる、「これ」「それ」「あれ」「どれ」というのが、何を差しているのかを勘違いしやすいわけですから。

こういう部分、口で「書き言葉」を話す、というのはそもそもかなり難しいわけです。

ただ、僕はそこまでは頭が回らず、マイクのアイコンを見ても「へー、音声入力も用意されてるんだ」とは思った程度だったんですね。なんせすでにブラインドタッチできますから、まぁ僕は使う気がなかったからです。

音声入力だと、質問文を練り直すのに余分な手間がかかります。ブラインドタッチで文章を作れば、最初の質問文自体がある程度の高い品質になりますが、音声入力だと「誤認識」の修正という余分な手間が発声する可能性が高いんです。

ブラインドタッチで入力すれば「誤認識」というのは発生しないから良いのですが、音声入力だと不必要な「誤認識の修正」が生まれてしまう。これは困るわけです。なので、ブラインドタッチができる環境で音声入力をしたいとは思わないんですね。

しかし、ブラインドタッチができない人だと音声入力は必須でしょう。で、音声入力でAIに「本当に欲しい答え」をもらえる文章を作るとなると、質問文の「練りこみ」を「頭の中」でやらないといけないので、かなりイライラするだろうなと思います。

●ちょっと「てにをは」を変える。
●しゃべる順番を変える。
●前提となる条件を追加してしゃべる。

というようなことを、やりたいと思っても、プロンプト用のしゃべりを、いちからやり直すしかないわけです。
これはかなりのストレスです。

こういうようなことがあるからこそ、広告宣伝などで「最適な答えがもらえるプロンプト集差し上げます」という売り文句が成立するのだなぁと、やっと先日気が付いたわけです。

こういう問題も、ブラインドタッチなら、一度入力した文章はいくらでもその場で手直しができますし、ちょっと長めの文章なら、メモ帳などに貼り付けてしっかりと推敲してから、貼り付けなおすことも簡単です。
僕はそれを当たり前に享受してたので、音声入力などでAI活用をする面倒、というところまでイメージが到達していなかったわけです。

とにかく「質問文の練り直し」こそがAI活用のキモなわけですから、「訂正・修正が苦手」な音声入力では面倒が爆上がりですし、「まずは質問してみよう」というとっかかりの部分から、「わー、文章入力めんどうくせえ」という人は多いので、AI活用というのは多分、一般的にはハードルが高いことなんだろうなと思います。

ですから、テキスト修正に特化して活用しやすいブラインドタッチは、AI活用には最適ですし、圧倒的にAI活用の利便性は高い、と言えると思います。

このことに、やっと一昨日気が付いた、ということなんですね。

ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。

--------------[KID'S SIGNAL No.1328 -了- ]---------------


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