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タイピング学習ソフト「WEEK」の習得期間と毎日の練習時間について。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1329号●2025年4月7日(月)
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読者さん、こんにちは。
えー、今日もドタバタして、ちょっと発行が遅れてしまいました。

今日もWEEKの話をしたいと思うのですが、今日は「習得期間」ということについてお話したいと思います。

いろいろな学習ソフトとか、技能習得ツールとかあると思うんですけど、やっぱりまともなやり方は

●学習する期間を区切って、「この期間内に習得する」と確定していること

だと思うんですよ。
どの程度の学習をすれば、この程度の技能や知識は身に付くから、その期間で習得すると。
で、それは当然、その期間内に習得できなかったとしたら、向き不向きは考慮しなければいけないにしても、基本は、

●その人が努力しなかった

ということになると思うんです。

ところがです。

ブラインドタッチの習得に関しては、そもそも「卒業」の期間を決めず、ただただ「毎日練習していれば打鍵が早くなって、ブラインドタッチになりますよ」と言う事で月額いくらの練習サービスを継続して努力しましょう、というものがあったりするんです。

で、僕が提供する「WEEK」は、その名の通り「一週間」という期間限定の技能習得ソフトなわけです。
これね、ブラインドタッチの習得に関しては教室で手取り足取り教えてもらうサービス以外では、かなり珍しいものだと思います。

このごろでは「ずっと続けてればどうにかなる」というテキトーな触れ込みで「ずっと続ける有料サービス」というのが定番化してたりするからです。

「キーボードの見ながら打ち」という一番やってはいけない練習方法をユーザーを放置して好きに練習させ、「悪癖」を植え付けた上で、永遠に身につかない「タイピング練習サービス」のサブスクリプトを受ける、というやり方ですね。

こんなもんサギやんけ、と思うんですけど、これ、儲かりますから。ずーっとこのサービスが続いてたりするんです。
いやそれどころか、このサービスを提供している会社がムック(mook:雑誌スタイルの単行本)で「これがタイピング練習だ」みたいなものを販売していて、その中に「ホームポジションは最初から守れなくてもかまわない」とか、とんでもないことを書いていたりするわけです。

もう、これ、詐欺の確信犯やんけ、と僕は思うんですよ。
というか、そもそも、「WEEKを販売しないといけない!」と強く思うようになった、かなり大きな理由であったりするわけです。

「WEEK」は、もともとは、

●1日30分練習すれば1週間で身に付く

という言い方をしてたんです。
これだと連取時間の総計が、3時間半なんですね。

で、まぁ3時間半あれば、7割くらいの人はブラインドタッチになるんです。
なるんですけど、逆に言えば3割の取りこぼしが出てくるよなぁと思いまして。

なので、いまは、「3.5時間~7時間で完全に習得可能」という言い方にしようと思ってるんです。
ですから、

●1日1時間練習で1週間で身に付く。

ということですね。

で、実際、WEEKを使ってブラインドタッチになった人間というのが何人かいてるので、練習の総時間数はどの程度だったのか? という事をいろいろ聞いてみると、

●1日15分~20分程度で2週間

というのが多かったわけです。
これ、15分なら「30分で1週間」と同じだし、20分なら、20×14=280分=4時間40分で、総練習時間が1時間強長い程度、ということになります。

多分まぁ、この範囲でほとんどの方はブラインドタッチが習得できるだろうな、と思うのと同時に、

●新しい習慣を身に付けるには3週間程度(21日前後)の繰り返しが必要

ということもあるので、練習期間は逆に「2週間強」である方が、習得も定着もしやすいのかな? とも思うわけです。

また、キッチンタイマーなどを使った作業時間の集中法「ポモドーロテクニック」では、人間が集中できる限界の時間を25分と定めています。

そういうことも含めて考えると、とても現実的で、ブラインドタッチが身に付きやすく、習慣としても定着しやすいのは、

●25分で17日間

というのが推奨方法として適切かな? と思ってきたんですね。
25分と言っても15分の時があってもいいだろうし、逆に30分の時があってもいい。
また、毎日練習とはいうものの、お休みの日があってもいいでしょう。
意識に定着させるには意識的に「お休み」を取るのも悪くない選択肢ですから。

そんなこんなを考えると「25分×17日間=7時間」となるので、この数字をお勧めパターンとして、練習を休んだり、一日の練習時間が短くなっても良いという形で17日間続ける、というのが目標として適当なんじゃないか? と思っています。

まぁここまでの詳しい話はWEEKの中には載せていないのですが、「現実的な習得期間」というものを考えると、このくらいが適切かなぁ? と思っています。

どうでしょう? この話を聞くと、すごく現実的な感じがしませんか?
なんか、この25分×17日間という設定の仕方は、かなり良いように僕は思っております。

いや、これだと「WEEK」にはならないんですけどね。
でもまぁ総練習時間が7時間だから、「一日1時間で一週間」という枠には収まるかな? と思っております。

ということで、今日はWEEKの「総練習時間」と「練習期間の見積もり」についてのお話でした。
ではでは、また明日お会いしましょう。


--------------[KID'S SIGNAL No.1329 -了- ]---------------


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