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「タイピング能力はネットでのしゃべる能力だ」ということを、もっと多くの方に知って欲しいし、身に付けてもらいたいのです。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1340号●2025年4月18日(金)
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読者さん、こんにちは。
ずっとタイピング練習ソフト「WEEK」の話をしていますが、じゃあなぜこんなにタイピング練習ソフトの事ばかり書いてるのか? という根本のところについて、少しお話しようかな? と思います。
やはり基本的に、タイピング能力というのは、インターネット時代における「しゃべる能力」そのものなんじゃないか? という気がしてるわけです。
「僕はこんなことを思ってるんだ」とか、「みんなこんな風には思わないか?」といった事を、多くの人が世の中全体に向かって話しかけることができる、ということが、このインターネット社会になって実現した、とても大きな部分だと思うんです。
で、もちろん「見て打ち」でもそれはできるし、一度バズれば、X(旧ツイッター)などでも、たった140字程度でも、ものすごく拡散されたりはします。
当然、そういう「広がりのある発言」というのを求める部分も大切だし、それこそネットでしかできないことなんですけど、それだけではなくて、それこそ、ネット通販でお客様と対応しているところで、自分の思いを誤解なく伝える、というようなことが「普通」にできれば、それはもっと快適で安心な事なんじゃないか? と思うわけです。
そういうなんでもないやりとりのようなことをするのに、ブラインドタッチの技能:スキルはとても大きく役立つわけです。
しかも、このブラインドタッチの技能というのが、もう、明確に「総練習時間7時間以内」で、ほぼほぼ身に付くと、少なくとも僕は分かっているわけですね。
だからもう、ほんとうに、
「みんな覚えた方がいいよ」
と思うわけです。
とくに日本語の場合、かな漢字変換という日本語特有の入力システムがあるせいで、欧米人のように「キーボードを見て打つ」という「見て打ち」が、それほど快適でも効率的でもない、という特殊事情もあるわけです。
日本人の場合は、ずっと画面だけを見続けて、かな漢字変換で臨む漢字をチョイスする作業を続けることができないと、ほんとうに「しゃべっているように書く」ことはできないわけです。
(欧米人は「同音異義語のチョイス」などという面倒なことは必要ないので、キーボードを見ながら打ちして、それで充分手書きと同じ快適な文章作成が行えるんです。でも日本人はブラインドタッチャー以外にそういう感覚は味わえません)
この「しゃべるように書く」感覚というのは、一度知ると、もう元には戻れない便利さなんですね。
それは多分自転車に乗れるようになる感覚と似ていると思うんです。
そもそも自転車だって、あの前後2輪だけの車輪で、そのままスイスイと走れるとは当初信じられていなかったわけです。
もともとの自転車はペダルなどは存在せず、地面を蹴って進むのが当然の乗り物であって、足を地面に付けずに走れるなんて誰も思っていなかったらしいんです。
でも、長い坂道をそのペダルのない自転車で駆け下りた人が「地面に足をつけなくても走れる!」ということを発見したんじゃないかな? と思うんですよ。
ブラインドタッチも基本的には「一週間程度で充分身に付く」なんて誰も信じてない技能なんだと思います。
でも、自転車が地面に足を付けずに走れることが知れ渡ってペダル付きのいまのタイプのものが生まれてきたように、画面をみたまま同音異義語を正しくチョイスしながら文章を書けるブラインドタッチが「普通」になってきたら、もっともっと、より素晴らしい活用方法だって生まれてくるんじゃないか? という期待が僕にはあるわけです。
少なくとも「誰もがネットで思いのままに発言」しても、勘違いされずにコミュニケートできる環境というのは誕生させられるんじゃないかなぁと僕は信じているわけです。
ま、そういう思いがあるので、しつこくこういう事をやっているということなんですよね。
ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1340 -了- ]---------------