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あらためて「方眼罫」という存在の不便さについて、少し書きたいです。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1352号●2025年4月30日(水)
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読者さん、こんにちは。
えー、とうとう4月の末日になりまして、まだ「WEEK」が発売できていないのが申し訳なくて仕方ないです。
本体プログラムは完成してまして、販売サイトに登録すれば良いだけなのですが、
1.販売ページ(ランディングページが未完)
2.プログラムの実行形式にいくつか不備(アイコン設定できてないとか)
というようなチマチマした問題があって、で、これが意外に時間がかかって、ちょっとイライラしてるくらいです。
メルマガをご覧のみなさまには、完全版をお試しいただける機会を作ろうと思っておりますので、少々お待ちください。
さて、ということで、先日から「綴じノート」の話をしておりましたが、ちょっと「持ち運びしやすく、いつでも再読しやすい無地のノート」というものを探しております。
いまは持ち歩き用に無印良品の文庫本ノートという奴を使っておるんですが、これが無地なので、まぁ使い勝手が良い。まぁまぁのお気に入りなんですね。
でも、これ「文庫本サイズ」ということは「A6サイズ」ということでありまして、これだといつも持ち歩くにはちょっと大きいんですよね。
気持ちとしてはB7サイズくらいがちょうどいいんですけど、世の中にはB7サイズで「無地のノート」などというものは、まぁ存在しないわけなのですよ。
小さいサイズ、となると、これがもう、世間の常識的に一律「方眼罫」なわけなんです。
いや、罫線いらんって。邪魔やって。やめろや、それ。
と思うのですが、とにかく小さいサイズのノートと言うと、もう驚くくらい方眼罫ばっかりなんですね。
それも、よりにもよって、いちばん使いにくい5mm方眼というのが多い。
もう、困って困って、苦しくて仕方ないのです。
えっとですね、スマホが登場してくるまでは、「小さいノートに方眼罫」というのは、分からなくもなかったわけです。
なぜかというと理由は3つ
1.小さいノートには小さい字しか書けず、細目の罫線が必要なので、5mm 罫線なのだけど、(普通は6mmとか7mmとかです。)5mmの横罫というのは一般的でなく、罫線幅が5mmなら、一般的に方眼罫が選ばれている。
2.小さいノートにメモする時は、出先でメモするなど、電車の中でメモするなど、しっかりしたメモ環境が取れるわけでもないから、キチンと罫線を引いて行が歪まないようにしておいた方がメモしやすい。
3.小さいサイズのノートは書き込む内容もバラバラになりがちなので、タテでもヨコでも、使えるようにした方が良く、方眼罫ならタテヨコどちらも使える。
まぁおおむね、以上のような理由でしょう。
でも、スマホが出てからは「出先メモ」でそもそも小さいメモをする人はずいぶんと減ってしまい、小さいメモで「文章」をメモすることはほとんどなくなったのではないか?という気がしています。
●文章形式のメモは、たいていはスマホでみなさんやっている
と思います。自分宛のメールを書くとか、SNSに投稿してメモ代わりにするとか。
そうなると、「文章を書くガイドとしての罫線」に意味はあんまりないと思う。
次に、スマホが出てからこっちは、手書きメモなどは
●写真で撮影していつでも参照できるようにしている
というのも重要です。
名刺を撮影したり、雑誌に載ってたレシピを撮影したり、「コピー機としてスマホを使う」という用途はけっこう大きいはずです。
で、写真でメモ撮影すると、この「方眼罫」がすごく邪魔なんですよね。
僕の場合でいうと、メモをカメラで撮るというのはけっこう多いので、方眼罫が入っていると、かなり読みにくくて、撮影データも汚くなるし、ものすごく嫌いです。
最近のスマホだと「スキャナー機能」というのもありまして、撮影したホワイトボードなどが斜め位置から撮影されていた場合に、四角形になるよう変形してくれる機能もあったりするわけですが、こういうソフトを使うと、雑多にいろいろ書いたメモ帳からも必要なメモだけを切り抜いて使うなど利便性がかなり上がるんですね。
そういう用途を考えると、スマホ登場以降は、ほんとうに方眼罫には意味がなくなりつつあるんじゃないか?と僕は思うんですよ。
これからゆっくりと世間のみなさまが「やっぱり無地が便利だよね」と気づくようになってくれないかなぁと、ひたすら願うばかりなのであります。
あー、方眼罫がじゃまだ。
ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1352 -了- ]---------------