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完成したタイピング練習ソフト「WEEK」は、自分で思っている以上に「クセの強いソフト」なんだと気づきました。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1372号●2025年5月20日(火)
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読者さん、こんにちは。
ということで、本日2通目のメルマガです。

タイピング練習ソフト「WEEK」ですが、先日体験会に参加いただいた方には、特別価格での販売をさせていただきます。
超お得になるよう、いろいろ特典も考えていますが、このあたりは体験会に参加くださった方だけですのでご容赦ください。

で、先日体験会に参加いただいた方からの「好きな文章を打てるように」という改定案をいただき、「それはダメなんです」というお話をメルマガで書きました。

でも、あの号ではまだ問題整理ができていなくて、うまく伝えきれてなかったな、と思い、言い方を考えていたのです。
(販売ページで明確にしないとダメな点なので。)

で、なぜ「好きな文章を打てるように」がダメなのか? というと、それはWEEKが、

●最短時間で習得できる「ドリル問題」を繰り返し練習するためのソフト

だからなんですね。
この「ドリル問題」の文例にこそ、短期間ブラインドタッチ習得のノウハウがすべて集約されていて、その他の「練習問題はしなくて良い」ように作ってある、というのがポイントなわけです。

言い方を変えると

●決まり文句を何度も練習して「無意識化」する。

ということがポイントなんですね。
ブラインドタッチは、「音」を思い浮かべただけで、その音を入力するための「指の動き」が無意識のうちに動いてしまう、というようにしないとダメなわけです。
考えて打っているようでは意味がないんです。

で、キーボードを見ながら打つ「見て打ち」は、キーボードを見る=文字を意識するということだから、全然ダメなわけです。

自転車を運転する時は、右に倒れそうになったら、ハンドルを右に倒して体勢を立て直しているわけですが、それをいちいち「右に体が倒れたからハンドルを右に曲げるんだ」とか考えていたら、いつまで経っても自転車には乗れません。
体が右に倒れそうになったらハンドルを自動的に

●右に無意識に切ってしまう

ようにならないとダメなわけです。
これと同じことで、ブラインドタッチを習得するなら、「この音を出すなら、この指の動きだ」ということを指に覚えさせて、それが無意識に、「動いてしまう」ところまで繰り返し、体に入れてしまわないといけないわけです。

で。

この「無意識化」のために、昔々、僕が練習していたタイピング練習ソフトでは、

●各指ごとに練習する

というのをやらされたわけです。

「右の人差し指を一段上に上げて」とか「ホームポジションのままで」とか「一段下げて」とか。
これを、左右の指ごとに一つずつ、一段ごとにやらされるわけです。
それはもう死ぬほど退屈で、自分がちゃんとタイピングが身についているのかどうかも分からない悩みながらの練習でした。

で、僕はそれがイヤだったので、いろいろ考えて、

●キーの使用されやすい「頻度順」に「キー」の練習順序を並べ替える
●実際に文章を書く時の文章パターンと組み合わせて、複数キーを一気に覚える

というのを「ドリル」の形式でまとめたわけです。

なので、この

●ドリル問題を繰り返し練習して無意識化する

という練習方法自体が、かなり特殊な手法なんですよね。

いま世間に流通している「タイピング練習ソフト」というのは、

■1)ランダムな「単語」を適当に出題し、それをとにかく時間内に打って点数化してゲームにしたもの
■2)各指ごとに基礎練習問題を作り、1本指、2本指と数を増やし、最後に全部の指を動かして習得するもの

の2種類くらいしか、存在していないんです。

WEEKのように

●決まり文句を何度も打つ

というタイプの練習ソフトは、存在しません。(というか寡聞にして聞いたことがありません。)

おそらくは、上記の 1)のタイプが「タイピングゲーム」として大人気で、その大人気ゲームの中のメニューのひとつとして、2)のタイプの練習問題も搭載されている、というものが多いと思います。

昔々のタイピング練習ソフトだと、2)の機能だけしか備えていないものも多かったと思います。
(いや、2のタイプだけの方が良いのです。ちゃんとブラインドタッチになれますから。1のタイプは一生ブラインドタッチにはなれません。)

本当は2のタイプのソフトでコツコツ練習するのが一番着実な練習方法なんですけど、とにかく面白くないんです。僕はライターだったので、「仕事だ」と割り切ってコツコツやりましたけど、かなり敷居が高いです。
だからこそ、「ゲーム」の顔をした1のタイプの練習ソフトが大人気なんですね。

で、

●決まり文句を何度も打つ

というWEEKと同様の考え方での練習方法も、市販の「タイピングが身に付く本」というような教則本の中には紹介されていることも良くあるんですね。

でもそれは、ほんとうに、「こういう練習も付け加えると効果的です」という付録とかオマケの扱いで、決まり文句だけで完全なブラインドタッチを身に付けさせようとするものは皆無です。
(というか、その考え方自体が特殊なので、一般書籍としては多分売れないと思います。)

ということなので、

●決まり文句を何度も打って、無意識化する。

というのがWEEKの一番の特性であり、他の練習ソフトとは決定的に異なる部分なわけです。
で、こういう「ドリル問題に仕掛けがある」という練習ソフトは世の中に存在しませんし、だからこそ、なかなか理解もしてもらいにくい、ということなんですね。

でも、実際にはWEEKでローマ字入力で練習するのが、どんな練習より短期間で「完全なブラインドタッチ」になると思います。
そこはゆるぎないんですけどねぇ。

ま、あまりに変わってるんで、なかなか理解されない、ということでもあります。
ただ、この特徴を正しく伝えないと販売ページが意味をなさないので、その説明を短く単純に書けないものかと四苦八苦しております。

ということで、WEEK体験会に参加された方には、今日明日にでも特典満載の特別販売のご案内を差し上げます。
もう少々お待ちください。

今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。




--------------[KID'S SIGNAL No.1372 -了- ]---------------


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