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Windowsの「全角」と「半角」の切り替えは、かなり最悪と評判です。なのですけど、もう慣れちゃったからなぁ。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1384号●2025年6月1日(日)
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読者さん、こんにちは。
さて、ちょっと今日はパソコン関連のお話です。
今日のお話はキーボードにまつわる、かなりマニアックな話題ですので、まぁ話半分に聞いて、さらっと流してくださいね。
みなさん、お使いのパソコンのOSはなんでしょう? Windowsの方が多いと思いますが、なかにはMacを使ってる方も多いだろうし、中にはLinuxとかを使っておられる方もおられるかもしれません。
で、やはりOSの違いで、操作方法はいろいろと異なるのですが、「かな漢字変換」周りでの違いというのは、普段文章入力が多い人には、けっこうネックになってくると思います。
で、いろいろなところで良く耳にするのが、Windows環境における「全角」と「半角」のモード切替の話なんですね。
これねぇ、もう本当にいろんなところで「不評」を耳にする機会が多いんですね。
なんでかというと、
●Mac-OS とか Linux だと快適なのに、Windowsでは超不便
だからなんですね。
何がどう不便なのか? というと、Windows環境における「全角/半角」切換は、
●キーの位置が遠い
●「全角/半角」キーを押すたびに切り替わるトグル方式
である、という2点に集約されます。
まずこの「全角/半角」を切り替えるキーがキーボードの左上隅にありまして、これをブラインドタッチで押そうとすると、人差し指を「F」とかに残しておいて、手のひらをグッと開いて、小指をうーんと伸ばして押すしかないわけです。
そもそもその小指を伸ばして打つということ自体がかなり手に負担をかけるうえに、「全角/半角」キーがトグル方式なので、押すたびにモードが変わってしまって、いまがいったい全角モードなのか、半角モードなのかがわからず、いざキーを打とうとすると半角にならずに全角になってしまったり、逆に全角のつもりで半角で打ち込んだりということが頻発するわけです。
これが、Mac-OSだとどうなっているかというと、ちょうどスペースバーの左右の位置に、「英数」 と 「かな」 キーが別々に用意されているのが特徴。またLinuxなどだと、JISかなキーボードではなくUS配列などの英語キーボードを使うのが一般的で、こちらはスペースバーの左右に[ctrl]キーがそれぞれ配置されていて、それをそれぞれ「英数」「かな」に割り当てるのが一般的らしいのです。
この
●「英数」「かな」独立キー
だと、英数モードで入力したい時は「英数キー」を打ってから書き始めればいいし、かなモードで書きたい時は「かなキー」を打ってから書き始めればいいので、
●打ち間違いが発生しにくい
ということなんですね。
なので、Macなどに慣れていると、Windowsの「全角/半角キーのトグル操作」というのは、とんでもなく不便、というように感じるわけです。
まぁ、そもそもWindows のJISかなキーボードは、日本にPCが登場した当時からのキー配列を踏襲し続けてきているわけですから、それに慣れている人がたくさん存在しているわけです。だからまぁ、キー位置は遠いし、トグルでモードがはっきりしないけれども、ずーっとこのやり方で日本語入力して行かざるを得なかったんですね。
で、「英数/かな独立」配列の便利さを知ってる人は、キーカスタマイズできるアプリとかを使って、独自に「自分だけ便利」にしてきたわけです。
とくに標準のIMEであるMicrosoft IME には、設定メニューのすごく深いところに「キーカスタマイズ」の機能が設定されていたので、どんなキー配列であろうが、好きなように設定できるようになっていたんですね。
マニアックな人は、その機能を使ってキーカスタマイズをして、この「全角/半角」キーの不便さを解消してたようです。
JISかなキーボードのスペースバーの左右には「無変換」「変換」キーがついているので、この二つを、それぞれ「英数」「かな」に割り当てるカスタマイズですね。これをかなり多くの人がやってきたらしいんです。
で、僕も、この問題は分かってたんですけど、あまりマニアックな設定をしてしまうと、たとえば得意先の事務所でパソコンを触らないといけない時とか、けっこう附番に感じてしまったりするので、出来る限り標準の機能でやりくりするようにしておりまして、「全角/半角」に関しては、もう無理やりブラインドでも切り替えができるように体を慣らしていたわけです。
ところが! です。
どうも、Windwos11になってOSのバージョンアップが続いて行く中で、この「キーボードの完全カスタマイズ機能」というのが、排除されて行ってたらしいんですね。僕が無理に「全角/半角」に慣れようとした感じで、OS制作の側が、あまりカスタマイズが進んでユーザーごとでの環境の違いが出すぎるのを嫌ったんだと思うんです。(カスタマイズを許し過ぎると、サポートセンターが対応ができなくなっちゃいますから。)
で、もう本当にMS-IMEのキーカスタマイズが基本的には「できない」ように変わったらしんですけど、どうも最近OSの側で、
●「無変換」「変換」にそれぞれ「半角」「全角」を割り当てる
というカスタマイズだけはできるようばバージョンアップがあったらしいんですね。
「え?そうなの?」
と思いまして。
これはもう、ほとんど、OSの側が「スペースバーの左右は半角と全角」を公式に認めたようなものじゃないですか。
そういう事なら僕も「スペースバーの左右は半角と全角」に割り当てようかと思いまして、先日そういう具合に割り当てたんですよ。
でもねぇ。長年不便な「全角/半角トグルモード」でやってきたので、なかなか「無変換/変換独立設定」に慣れないんですよねぇ。
うーん、困った。
あとどれくらいで慣れますかね。
いや、なかなか大変です。
ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1384 -了- ]---------------