[1389号] ●バックナンバー一覧に戻る|←前号へ|次号へ→
タイピング練習ソフト「WEEK」の「売り」をアピールすることが、なぜこんなに難しいのか理由が分かってきました。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1389号●2025年6月6日(金)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
----------------------------------------
このメルマガは、
■「メモ・ノート・手帳を使いこなすためのStationery Book 42」■
をダウンロードくださった方を中心に、毎日発行でお届けしています。
読み落としがある場合は、メルマガ本文のすぐ後に、
バックナンバーページへのリンクがありますので、そちらからご確認ください。
----------------------------------------
読者さん、こんにちは。
ということで、本日2通目のメルマガです。
先日からタイピング練習ソフト「WEEK」の販売ページをずっと書いてるわけですが、とにかく書き始めると、いつまでもどこまでも書かなくちゃいけなくなって、すごく困ってるわけです。
仕方がないので、販売ページの全体の流れを再確認するために、いま出来上がっている販売ページの全体の流れを広告業界でいうところの「サムネイル」という全体構成を把握するために描く「ポンチ絵」を、改めて描いてみたんです。
「サムネイル」は普通、広告制作のごく初期の段階で作られるもので、広告ならキャッチフレーズと、模式図的な簡単な記号で表された図表やイラスト、写真のアイディアなどが簡単にまとめられたものなわけです。
広告の本文にあたる文章部分などは、それこそ「線」が描かれているだけとか、そんな感じです。
で、通常、こういう「サムネイル」を原稿を書き始めた後に作るということは、まずないんですが、今回、どうにもスッキリしないので、全体把握のためにとにかく「サムネイル」を作ってみたんです。
で、全体の流れを確認しながらチェック項目を確認している時に、「はた」と気づいたことがあるわけです。
それは「WEEK」という製品が、普通の商品とはかなり違った点が「売り」になっているんだ、ということなんです。
なにがどう違っているか? というと、
●徹底した「ムダ要素」の排除
ということなんです。
もうね、自分でも改めて思いましたけど、ほんとうに徹底してムダを省いてるわけです。
「一切キーボードを見ずに、日本語文章を打つ」
という目的に、とにかく一直線に、絶対に寄り道をせずに到達できるように、不要な要素を削りまくっているわけです。
それはもう、ほんとうに徹底してると思います。
でもねぇ、普通の商品って、たいてい「上乗せ」なんですよね。
「あれもついてるよ」
「これもオマケしときます」
「いるかどうかわからんけど、これも付けとくわ」
という感じで、とにかく何でもてんこ盛りなわです。
オマケをつけるのって、考えたらラクなんですよね。何か付いてれば、それだけでお客さんには「得した」と思ってもらいやすいわけですから。
でも、「WEEK」の場合は、「最短時間で完全なブラインドタッチャーになる」ということを目指しているので、とにかくなんでもかんでも、不要と思ったらどんどん削ってばかりなんですね。
で、この「削っていることが売り」という話は、「なぜ削っているのか?」をかなり詳しく書かないと全然意味が分からなくなってしまうわけです。
●なぜ削ったのか
を、買おうと検討してる人に説明するのは、それはもう大変なわけです。
単に製品制作のコストカットのために削除してるわけじゃないですからね。ブラインドタッチ習得のためには障害になりそうな事を前もって排除している、というけっこう高度な判断で省いているわけですから。
その「高度な判断」というのは、すでにブラインドタッチになっている僕からすれば、至極当然なんですけど、まだブラインドタッチになってない人には、まったく効果や意味が理解できない内容ですしね。説明が悪いと「この人製品開発で手抜きしてるだけでしょ」とか思われかねないわけです。
ということで、いったいなぜ、こんなにもWEEKの販売ページを書くのが大変なのかが、見えてきました。
とは言え、問題の本質は見えたけど、じゃあどう説明したら納得してもらいやすいのか? というのは全然見えてこないんですけどね。
うーん。でもあんまり長引かせるわけには行かないし、うまく書けない原因も見えてきたので、自分の中で「締め切り」を決めて販売開始してしまおうとは思ってるんですが。
ま、そんなことで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1389 -了- ]---------------