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「持ち歩けるホワイトボード」といったものが、この数年でかなり増えてきているように思います。ちょっと注目。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1396号●2025年6月13日(金)
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読者さん、こんにちは。
本日は6月14日(土)です。今日は一日遅れで、6月13日(金)分のメルマガをお送りします。

さて、前々から、「ノートは無地が便利」と言っていて、ブログでもそういう話を書いているんですが、ブログの方も「無地」に関するアクセスが増えているんですね。
うちのブログの人気の記事ベストテンにつねに2記事~3記事は「無地」に関する記事が入っている状態です。

で、文具店を見て回ると、時たま

●持ち歩けるホワイトボードノート

というようなものが販売されていたりするんですね。
で、ふと「ホワイトボードノート」で検索してみると、意外にたくさんの種類の「ホワイトボードノート」が発売されていることに気づきました。

ちょっと実例を挙げてみましょう。

●nu board(ヌー・ボード)
https://cansay.obun.jp/nu-board/

●学研:Write White ホワイトボードノート
https://www.gakkensf.co.jp/productcat/product-05-child-10/

●バタフライボード
・ノーツ
https://butterflyboard.jp/collections/notes
・バタフライボード2
https://butterflyboard.jp/collections/butterflyboard2

●アスミック:自由に持ち運べる!サッと立てられる! ホワイトボード
https://www.asmix.co.jp/iteminfo/mwb01/

ま、こんな感じですか。nu board は発売されてそろそろ10年経つのかも知れませんね。

見ていると、どうもコロナ禍を通して、リモート会議で「手元のホワイトボード」として使うような用途が生まれてきている、というイメージでしょうか。

で、こういうホワイトボードを前提に考えると、ノートで方眼罫が多いというのがどうしても間違ってるよなぁと思わざるを得ないんですね。

というのは、この「持ち運べるホワイトボード」には罫線自体存在しないからです。
考えたらわかりますけど、ホワイトボードに罫線なんか書いてあったら不便極まりないですよね?
それは、

●「パッとメモしたい」という時、文字の大きさは不確定だから。

なわけです。
アイディアであったり、ちょっとしたメモであったり、そういうものをサッと書き留めたい時の、そもそも「文字数」というものが確定しません。
5文字の場合もあるだろうし、20字の場合もあるでしょう。
何かの金言・名言を伝えたいとか、あるいは概念図であってもそうですが、長さや大きさが確定しないわけです。
だから、ちょっとしたメモでも一行で済むのか5行必要なのか、その時ごとでまったく異なるわけですね。

そういう「不確定なメモ」を取る時には、そもそも「罫線」がとても邪魔なわけです。

で、ホワイトボードが真っ白で無地で、罫線も存在しないのは、そういう「パッとメモしたい事柄」には無地が最適だからなわけですが、この「パッとメモ」に適応しているツールには、このホワイトボードの他にも、

●ポストイット(再剥離付箋紙)
●机上メモ(デスクメモ:ブロックメモ)
●情報カード

などがあります。
これらのツールをよくよく見直すと、「パッとメモしたい」ということは、ほとんどの場合「情報の発生タイミング」または「未知の情報との接触」機会と考えてよいと思うわけです。

ハッと思いついたアイディアであるとか、誰かと連絡を取るための電話番号であるとか、待ち合わせの場所の覚えとしてのメモだとか。
おおざっぱに言って、自分の血肉となっている情報ではなくて、思いつきを書き留めておくとか、初めて知った情報を忘れないように保存するためにメモするとか、とにかく、

●情報の発生場所・発生した瞬間

で使われることがほとんどなんですね。
つまり、その情報と自分自身の関わりのスタートラインである、ということがほとんどなのではないでしょうか?

この「情報との関わりのスタートラインが無地用紙である」ということは、かなり重要な機能だと思うのです。
自分の意識にしっかり結び付けておかなければ、忘れて消えてしまうかもしれない情報たちなわけです。
だからこそ無地の用紙に必要な大きさの文字で記憶を呼び起こせるように、最適の「メモ」として無地用紙が選ばれるのだ、と思うわけです。

やはり、自分の頭の中にキーワードを記憶にとどめられるようにするには「無地」が効果的、ということではないのかな? と思います。

僕はいま無地のノートをメインに使うべくいろいろ工夫しているわけですが、これが「方眼」では全然役に立たないわけです。
すくなくとも方眼罫だと読みにくいし意識にも留まりにくいようにかんじております。

ということで、はじめての情報を記憶にとどめるには「無地」が最適、ということをアピールしたいわけです。
で、そういう思いつきメモをためこんで「読み直し」したいなぁと良く思うんですがちょっとした持ち運びができるノートだと、もう本当に方眼罫ばっかりなんですよね。
これには本当に困っております。

もっと無地の小さなノートが出てくれんかなぁ。切実な願いであったりします。

ということで、今日のメルマガはここまで。
ではでは次の号でお会いしましょう。


--------------[KID'S SIGNAL No.1396 -了- ]---------------


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