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タイピング練習ソフト「WEEK」のキーガイドの「図」自体にも、けっこう工夫がこらしてあるんです。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1400号●2025年6月17日(火)
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読者さん、こんにちは。
ということで、本日は6月17日。本日2通目のメルマガ、本日分をお送りします。

結局、世に出回っているタイピング練習ソフトのキー位置を示すための「キーガイド」は、「キーの位置」にばかりこだわっているわけです。そこから意識をどうしても移動させられないんですね。

だから、「キーボードに【キー位置】をどうやって表示するか?」と考えてしまう。

しかし、実際にブラインドタッチを行う時に必要なのは、「キー位置」ではなくて「指をどう動かすか?」なわけです。
しかも、ブラインドタッチは、その本質的な運用の絶対ルールとして、

●ホームポジションからの方向指示

こそが大切だ、ということなんです。

しかも、です。
左右の人差し指こそ「左右の隣のキー」とか「斜め上、下」という変則ルールが存在するものの、その他の指はほとんどが「上下」の2方向にしか動かさないんですね。

「キー位置」に注目するのではなくて「指の移動」に注目すると、ブラインドタッチの指の動かし方は、ものすごくシンプルなんですよ。
このシンプルさがあるからこそ、「ブラインドタッチは一週間で身に付く」と断言できるわけです。

ところがこれを「キー位置の表示」と考え始めると、どうしても「キーボードレイアウト図」に「指の形をオーバーレイする」というようなところにしか行きつかず、その結果、

Aタイプ→キーガイド機能を諦めて省く
Bタイプ→担当指だけ示してお茶を濁す
Cタイプ→力ワザで全キーの「指の形」を描く(下段移動はわかりにくい)

の3タイプのキーガイドの在り方が生まれるわけですし、Aタイプのように「キーガイド表示を諦める」というパターンまで生まれてしまう、ということなわけです。

なので、私の「WEEK」のキーガイド表示である「指アニメ」方式は、かなり実際の指の動きをとてもシンプルに分かりやすく伝達できてるんじゃないかと自負しておるわけです。

で、前号で紹介したWEEKのキーガイドをよく見ていただくと分かるのですが、

●一般的キーガイドとWEEKのキーガイドの違い
http://www.kidashigeo.com/week/img/lp_img/key_guide_fig.jpg

実際のキーボードレイアウト図ではキー位置が上下で斜めにずれているのが一般的なのに、指アニメでは斜めに歪んでいないことがわかると思います。
これは実はわざとやっておりまして、実際にはキーが斜めになっているので、その微妙な角度の差などを把握しそこねて、打ち間違いなどが出やすいわけでして、これは間違えないようにしっかりとキー位置を指に覚えさせなければならないんですね。

たとえば、NとMなどは、はじめのうちはけっこう打ち間違えやすいキーなんです。
しかし、このNとMの違いを物理的なキーボードの微妙な角度の違いによって学習するよりも、物理的に

●Nキーは一列左隣なのだ

と認識して練習してしまった方が、打ち間違いがでにくいわけです。
現実のキーボード配列に沿った考え方で練習すると、

●NもMも右人差し指をした方向に移動させる。
●Nはちょっと左方向にずらす
●Mはちょっと右方向にずらす

という認識になってしまって、どんどんNとMが区別がつきにくくなるわけです。

しかも、上記の図を見てもらえばわかると思いますが、YHN、TGBの六つのキーに関してはわざとホームポジション位置から遠い位置に、少し距離を置いて表示してあるわけです。

実際にはこんなにキー位置は離れてはいないのですが、こうして離して表示しておけば、上記のYHNTGBを打つ時に、指をホームポジションから少し遠い所へ移動させるのだ、という意識が生まれやすいわけです。
そのことによって、正確なブラインドタッチへのサポートになりますし、習得も早くなる、ということなんですね。

ということで、今日は「WEEK」のキー位置を示すキーガイド「指アニメ表示」についてお話しました。
ではでは、また明日。


--------------[KID'S SIGNAL No.1400 -了- ]---------------


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